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おすすめ本

「会社でうつ 休むと元気ハツラツな人」

海原純子「会社でうつ 休むと元気ハツラツな人ー「仮面を脱げない」新しい「心の病」がある。」文藝春秋

心の健康の問題についての本です。
まず、誤解されやすいこととして、「うつ病とうつ状態は違う」という点の説明がありました。
読んでみると、うつ病は毎日、一日中抑鬱状態で何をする気もおこらないのがずっと続くのだそうで、何とも辛そうです。
こういうのを、気のせいと言ってはいけないのよね。

しかし、うつ病までは行かなくとも、うつ状態というのも楽ではありませんよね…
仕事をすると、うつ状態になるタイプ、というのも~最近増えてきたそうで、大きな問題。
単なるさぼりと誤解されることもある、弱さと誤解されることもある、これは違うという指摘は重要かも。

親の望んだコースを歩いたために自分に合わない仕事をしていたり、恋人や夫に求められる役割と一体化しているうちに、自分が何をしたいのか見失って、何もしたくなくなったり。
具体例が、いかにもありそうで、わかりやすい。
微妙に~身につまされてしまいます。

日本では、子供を産んで一人前の女で、まずそれをしないと認められないというプレッシャーがかかっている。
また、感情を抑えるのが美徳とされてきた面がある。これは男女共通。
確かにそういう点はあるかも。

また、「コミュニケーションの壁」というのがあって、思いこみの強い人には話してもなかなか理解して貰えない。
親や周りに理解して貰えないまま、いつしか感情を抑圧していると…
ボロが出ていれば、それがガス抜きになって、病までは至らない。まじめな人が完璧に演じすぎると生きる力を失う。
な、なるほど…
きちんと計画を決めてしまうと実行してしまう性格なので、無理しないように方針を決めておくことも大切かもね。

では、どうすればいいかというと…
自分と対話し、とりもどしていくことができれば…!
まず自分が気づくことで、しだいに可能性が開けていくそうです。

著者は医学博士。1984年、日本初の女性クリニック開設。
1999年より歌手活動も。
2年間仕事を休んでいた経験からにじみ出る、本当にしたい仕事への思いが説得力あり。
2008年11月発行。

「こころの格差社会」

海原純子「こころの格差社会ーぬけがけと嫉妬の現代日本人」角川書店

格差社会に問題を感じて、何か読まねばと思って探してみたら、これが面白そうだったので。
なかなか目ウロコ本でしたよ!

経済格差が広がる世の中、勝ち組は自分自身の努力の結果だと思いこみ、恵まれていた部分の「透明な底上げ」が見えないという。
そのために、恵まれなかった人との間にコミュニケーション不全が起こってしまうのだそうです。
結果が出なかったのはその人がそれだけ努力しなかったからだ、と解釈するんですね。
アメリカでは国全体がそう思う傾向があり、自分もいつかは金持ちになれると思っているという指摘が面白い。

一方、負け組は、勝ち組の運の良さをうらやみ時にはねたむが、自分で「見えない天井」を決めてしまっていることがある…
それは子どもの頃から言われてきたことに縛られて、やる前にあきらめているせいもあるとか。

心が満たされるのには、何が必要か?
結局それが問題なわけです。
まずは生きて行くに必要な食べ物、安心感、愛情といったものから社会的承認、そして40過ぎたら内面的な充実感へと成長していくもの。
内面的に充実するためには、自分と向き合う瞑想的な時間が必要だそうです。

生きるために働くうちに人間関係の基礎が身に付くはずが、生まれたときから食べる心配がない子どもの置かれた環境が、引きこもりの一因ではないかと。
現代では子どもの暮らしも忙しいので、静かに自分と向き合うことを望んでいるのかも知れない、とか…
ただ引きこもっていても、テレビやゲームやネットで刺激を受け続けていては、瞑想的な効果は得られないということです。

日本人が何気なく身につけていた自然との一体感が失われたことなど、うなずける指摘も多い。
うつになる人は、してはいけないと自分で束縛してしまう気持ちが強い場合もあるそうで。
本当になりたい自分になるには、外の価値観に縛られずに内側を見つめること。それは勝ち負けの問題ではない!ってわけです。
世の中の移り変わりを示す具体的な資料が多く、わかりやすい。

2006年発行。
作者は1976年慈恵医大卒の医学博士。クリニック経営、大学教授、ライブ活動も。

「あなたを元気にするハーブ生活」

「Dr.海原純子の「あなたを元気にする」ハーブ生活―心も体も「いい女」になる24時間」三笠書房

女性専門のクリニックを経営するお医者様である海原純子さんのハーブの本。
ハーブによる性質の違いを知り、自分の性格や状態にあったハーブを見つけて、ハーブの力の優しいサポートにより悩みを軽くして元気になろうというもの。

性格診断みたいな設問が良くできていて、「あなたの心のいい人度」「コンピューター度」「女らしさ度」など、独特で面白いのです~。
前に読んだ時にははっきりしていた傾向が、今読むと方向性は意外と変わらないんですけど、かなりテンションが変わっているのも面白かったり。
ラベンダーやローズマリーはもともと好きな香りでしたが、効能を詳しく知って納得しました。
落ち込んだ時にラベンダーはふっと気分を軽くしてくれますし、ローズマリーは首凝りに効くんですよ。

日常生活に取り入れられるちょっとしたコツや、美しい肌・髪・爪を保つ方法、汗っかき・アトピーの対処法など、色々なケースが載っているので、折に触れて読み直している本なんです。
キャンドルなどの写真もお洒落~健康に良い、バジルを使ったものなど簡単なお料理のレシピも楽しい。
巻末にはハーブ全般の効能、用い方がまとめて載っています。

難点はタイトルがやたらに長いことぐらい?
ココログでは現在お取り扱い出来ないそうですが~Amazonならありますよ!

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