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おすすめ本

「ザ・シークレット」

ロンダ・バーン「ザ・シークレット」角川書店

「引き寄せの法則」に触れている自己啓発本の中で、おそらく世界で一番知られている本。
2006年発行で、2007年には邦訳されています。
意外と新しいんですね。

タイトルではどんな本かわからず、気になりながらも、すぐには手が出なかった覚えが。
とにかく、前向きなパワーが溢れています。

ずっと考え続けていると、それが引き寄せられる、ということ。
幸せな気持ちでいれば、幸せなことが起きる。
愛情と感謝の気持ちを発し、願いをありありと思い描き、すでに実現したような喜びを感じていれば、それが必ず実現する。
毎日、希望を抱いて笑いに満ちた暮らしをしていれば、病気も遠のいていく。

良くなると信じることが大切。
心のどこかで、どうせ上手く行かないだろうと疑っていれば、上手くは行かない。
嫌なことを解決するつもりでいても、そのことばかり考えていると‥同じような嫌なことばかり続いてしまうというわけ。
世の中に起きていることについても、ただ悪く言うのではなく、良くなったイメージを描くことが効果的だと。

なぁるほど!

著者が落ち込んでいたときに読んだ本がきっかけとなり、世界の著名人や歴史上有名な人物の多くがこの秘密に気がついていて、そのことを書き記していた、と。
この発見を広めようと、わかりやすい形で書いてあります。
話の細部にわたっては、全部はついていけない人もいるかもしれませんが‥

核心部分は、確かに思い当たるところもあり、納得いく気がしますね。
繰り返し、語りかけられるポジティブなメッセージに、元気をもらえます。
前向きに生きられるよう、力強く、応援してくれる、そんな本です。
一度は読んでみて、損はないですよ☆

「フランス人は10着しか服を持たない」

ジェニファー・L・スコット
「フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ”暮らしの質”を高める秘訣~」大和書房

キャッチーなタイトルが気になって、出たばかりのとき、ちょっと本屋で立ち読み。
服のことだけじゃないんですね~改めて、図書館で借りました☆

カリフォルニアで、カジュアルな服を大量に買い、とっかえひっかえしていた著者。
2001年にフランスに交換留学生として貴族のお家に半年滞在したときに、衝撃を受けたんですね。
クローゼットがとても小さくて、大きなスーツケース二つにいっぱい持って行った服が入りきらない。
ご家族は皆、その小さなクローゼットで半年持たせているという。
そのシーズンに着る主なブラウス、スカート、パンツ、カーデなどを決めておくということ。
(コートやドレスなどは別、さらにTシャツも別勘定なんですけどね)

変化をつけるためだけに、あまり似合わないものを買ったりしない。
選び抜いた上質なものを少しだけ持ち、手入れして、丁寧に使う。
家でも身奇麗にしている。
大事なものをしまいこまず、日常的に使う。

10着というのは原題にはなく、マダム・シックという仮名のそこの奥様の暮らしぶりを参考にするという内容。
奥様は、ほとんど毎食、フルコースを手作り。
バターも砂糖も使った本物の料理で満足感たっぷり。
買ってきたものを出す場合でも、綺麗なお皿に入れて、家族みんなで優雅にいただく。
3食デザートつきで、そのかわり間食はしない。
基本に忠実とでもいうのか、毎日を丁寧に、充実した幸福な生活になっているんですね。

アメリカでは、ポテトチップスなどをだらだら食べるのは普通のこと。
食事のときも、「これ美味しいけどカロリーが高いのよね」みたいな話が良く出て、文句を言いつつ食べて太っている対照的なありようが‥
確かに幸福感には影響するかも(笑)

マダム・シックほどには出来ないけど、カリフォルニア・ガールほどでもないかなぁ?
考え方としては刺激になり、面白い読み物でした。
服の数はライフスタイルにもよるので、若い頃はこれぐらい少ないスタートだったかも‥
大人で、私服で通勤する人は10着じゃ無理ですよね!
それに、家での作業着は別枠でしょ!
などと、ちょっと抵抗しつつ(笑)

「大人服おしゃれセオリー」

石田純子「大人服おしゃれセオリー 年を重ねてこそもっと楽しむ」主婦の友社

大人に対して~おしゃれを諦めないで、もっと楽しんで!
という趣旨の本です。
中年以上の女性のファッションなら、石田純子さん。
具体性があり、写真も感じが良くて、気分よく眺められます。

自分らしいスタイルはほぼ固まっている60歳以上の女性。
それが何となく似合わなくなって来たりする、その原因は?
一方、流行を取り入れたいけど難しいと感じたり。
最近流行っている服の着こなしについて具体的に解説してあるので、参考になりますよ。

あと、年齢的にあちこち故障が出てきたりも‥(苦笑)
「髪染めを卒業した」「パンプスは履かない」「重たい革バッグは持たない」といった方向転換の話題は、新鮮?
対象年齢の幅は広いので、まだ私には早い話題もありますが、服はカッコイイので、いずれこんなのも着こなせたらいいかな~なんて。

年を重ねても、かっこよく、エレガントに上品に!
って、いいですね。
モデルさんは皆きれいなので、悪い例として上がっている場合にもそんなに悪くないため、いやこれだけスタイルがよければねえ‥っていう気にもなりますが(笑)
これも作者の優しさでしょう☆

「たった一日で声まで良くなる話し方の教科書」

魚住りえ「たった一日で声まで良くなる話し方の教科書」

え、たった一日で?
どんなやり方をするのかしら!?と好奇心にかられて。
一日というには、やること沢山あり過ぎ!ですが。

内容は実践的で、アナウンサーとしての経験から失敗を乗り越えて工夫した内容もいろいろ。
だけでなく、既に指導に当たっている人だけあります。
読んで損はないですよ。

発声法や腹式呼吸のやり方。
初めて習った人でも、コツがわかれば激変するそう。
自信を持てるようになるのも、良いですね。

基本、ゆっくりと話をすること。
自分のことばかりに気を取られていると、何のために話をしているのか見失なってしまうことも。
相手の話をちゃんと聞く姿勢が大事だということなど、それを伝える態度も具体的にこまごまと書かれています。
えー、あーは癖でつい言ってしまいがちだけど他の人には耳障り。これをやめるにもコツがあるとか。

本番前に緊張してしまうと心配になりますが、実は適度な緊張感を持つのは有効。
むしろ、リラックスしすぎるのも、失敗の原因になるそう。
なかなか面白かったです☆

「民主主義ってなんだ?」

高橋源一郎「民主主義ってなんだ?」河出書房新社

高橋源一郎とSEALDsのメンバーの対談による活動の起こりと展開。
さらに、民主主義とは何か、歴史の変化を解説。

安保法案に反対するデモで知られるSEALDs。
どんな成り立ちでどんな人がいるのか?
知らなかったので、興味深く読めました。
名称の意味は、「自由と民主主義のための学生緊急行動」といったところなのですね。

たまたま集まってきたメンバーそれぞれの個性。
生真面目なばかりでもないのね。
冷静で、無理がないのに感心しました。
奥田愛基さんの生い立ちもすごいですね。
親御さんが人並みはずれていて、「家にマザーテレサがいたらうっとうしいでしょ」って、確かに(笑)

何万人もの普通の人たちが、デモに集まった。
デモすら起こらない日本だった頃よりも、ある意味では増しな兆しなのか?
事態は複雑だけど、譲れないこともあると。

歴史はざっと知っているつもりでも、このように整理した形で読むとまた、違う印象がありました。
民主主義‥
響きはいいけど、面倒くさくて、かつ、民意は意外にまとまりにくいもの。
困ったね‥

大事なことは何なのか?
わかりにくくても、少しずつでも、興味は持っていきましょう。
当たり前のことも、口に出しましょう☆

「沈みゆく大国アメリカ」

堤未果「沈みゆく大国アメリカ」集英社新書

日本の医療が狙われている?
どういう話なのかと思ったら~
「貧困大国アメリカ」でアメリカの問題点を鋭く指摘した著者の本です。

オバマ大統領は、国民が皆、保険に入る改革を目指したが、それは業界の反対で骨抜きに。
結果、出来上がったものは‥
医療保険制度改革「オバマケア」とは、日本の保険制度とは全く違い、民間の会社の保険のどれかに入らなくてはいけないというもの。
掛け金が高い割りに制限が多くて支払いは渋られ、とんでもない実態となっているそうなんです。
がん治療薬は自己負担になり、安楽死薬なら保険適用とは。
手厚く治療すると医師が罰金をとられるという規則まである!
一%の富裕層たちが、自分たちの都合のいいように国を動かしてしまう。それだけの力があるんですね。

今のところは、日本の保険制度は世界に誇れる良いものだそう。
ところが、アメリカの実情は日本にとっても他人事ではなくなってきました。
アメリカの保険会社は日本に進出しているのですから。
戦略特区などとよくわからない名前をつけて、日本でも特例が通る地域が勝手に作られているらしい。
その狙いとは‥?

また、消費税を上げる時には、いつも必ず、同時に法人税が引き下げられているのです。
消費税そのものより、法人の優遇が続きすぎることのほうが問題では。
大企業が豊かになれば徐々に一般庶民まで行き渡るだろうという楽観的?な経済理論は、現実にはどうも起こらないようだとだんだんわかってきたのだから。

国の借金が膨らんでどうにもならないので、消費税アップもやむをえないという話がありますが、他の各国では国の資産を差し引いたものが借金になるのに、なぜか日本では国の資産を引かないで金額を公表しているという。
そんなことがあるとは。

こういう大事な問題をちゃんと報道せずに、どうでもいい番組ばかり作っているところはないでしょうか。
一般の人も、いろいろなことを知り、そんなに馬鹿じゃないんだよというところを政府に感じさせないと。

強引に国のあり方を動かしていこうとしているのは、何のため?
思わず出た「保育園落ちた。日本死ね」というネットの発言が鋭く問題点を突いていたため、急に事態が動き出したりすることもあるんです。
いい方向に変わるきっかけは、まだ作り得ると信じます☆

「服を買うなら捨てなさい」

地曳いく子「服を買うなら捨てなさい」宝島社

心に響くタイトルだったので、読んでみました。
服は買いたいけど‥
奥に入った服が処分しにくくなるので(苦笑)

日本人は「バリエーションの呪い」(笑)にかかっているそう。
変化をつけなければならないと思って、あまり似合わない服も買ってみたり、微妙な組み合わせも試してみる。
これがダサく見える原因となり、他の人の印象にはこちらが残ってしまうそうなんです!

すっきりした強いワードローブの作り方とは。
流行は必死で追わなくていい。
それは、自分に似合うものだけを取り入れればいいということ。

そんなに変化をつけなくてもいい。
同じようなものばかり持っているのは、似合うものがわかってきたということだから、それでいいのだそう。
似合ってよく着るタイプの物は、古くなったら買い換える。
細かいところで流行は変化するので、それをバージョンアップすることは必要だそう。

似合っているなら、週に2、3回、まったく同じ組み合わせの服装で出かけてかまわない。
ファッションのプロでない限り、毎日違う格好をする必要はないということ。
自分に合うスタイルを大事にして、似合わない流行はスルーして。
持っているものの中で、これはイマイチ、と着てみて脱ぎ捨てた物は、処分すればいいのだそうです。
な~るほど!

若い頃ならファストファッションで変わったものに挑戦してみたり、変化を楽しむのもいいでしょうけどね~。
激安物はそろそろ卒業かな?と思ったりもしているこの数年なのです。
別にそんなに高級なものを買うわけじゃないし、数もある程度は必要だけど‥
その人の生活のパターンによって、必要なものの種類と数は違いますよね。

イマイチな組み合わせでダサく見えるっていうのは大いに納得です(笑)
シーズン後半のバーゲンで安く買っても、着る機会が少なければ、コスパはどうなのか?という問題も。
着る回数で割って、お得かどうかを見極める。
ただし、特別な思いのこもるウェディングドレスや大事なファンの集いなどの服は、一回限りでもはりこんでいいのだそうです。
気持ちの問題もあるんですね。

お金と愛をかけるのは、まず靴。サイズも3パターン試着するといったことなども。
おおむね原則論なので、やや具体性には乏しいですが、それは今年の流行になってしまうし~他の本にありますからね。
なかなか鋭い、いい指摘があったと思います☆

「今日も一日きみを見てた」

角田光代「今日も一日きみを見てた」角川書店

初めて猫を飼った角田光代さん。
おずおずと可愛がり、感嘆し、だんだんと愛が深まっていく様子が、控えめな筆致で描かれています。

猫好きなら、わかるわかるの連発!
最初は犬派だった作者が書いているので、猫好きでない人にも、入っていけるでしょう。

トトちゃんの、なんて可愛らしいこと。
大きな目、柔らかい身体、お茶目な態度、優美なポーズ。
そっと寄りそってくれる猫らしい優しさと、猫らしくない?ちょっと、とぼけたところも(笑)
角田さんとダンナさまの撮った写真ならではの、信頼感溢れるくつろぎぶり。
見ているだけで、癒されますね。

どちらかといえば犬派と自認していた角田さん。
大ファンである作家(西原理恵子)さんから、いきなり、子猫が生まれたら欲しいならあげるという話をされて、驚きつつも、もともと猫好きなご主人は大喜び。もちろん、否やはありません。
ドキドキしながら一緒に、子猫が生まれるのを待つのです。
そして、後に‥
なぜ、あのとき、子猫をあげるといわれたのか、がわかり‥

猫飼いはすべての猫の幸せを願うようになる。
そのわけとは‥
共に暮らし、目で追い、触れ合い、心通い合う。
この幸せを多くの人が実感してくれますように。
出来るだけ長く続きますように☆

「お金が貯まるのはどっち?」

菅井俊之「お金が貯まるのはどっち?」アスコム

元銀行員で支店長、現在は不動産で所得がある、両方の経験を生かしたお金の話。
お金を貯めるにはどうしたら良いのか?
その基本が書かれています。

たとえば、クレジットカードを持つなら2枚と4枚、どっち?
これはあまりたくさん持ち過ぎてはいけない。

メガバンクと信用金庫、口座を開くならどっち?
これは、メガバンクはどこにでもあるので、急いでお金を下ろすときのもの。
利率も低く、まとまったお金を一般の人には貸してくれない。家を買うときなど、そういう融資を頼めるのは信用金庫だそう。

お金の配分の具体的な目安など、参考になるかと思います。
預金をどう使い分けるか。
保険はどういうのに入るべきか。
カードローン、キャッシュカードのリボ払い、はどう?
これは、どちらも得しないのでやらないこと!

コンビニと銀行、お金を下ろすなら銀行。
コンビニで払うなら現金よりクレジットカード。
持ち家派のほうが、賃貸派より得する。
家は、結婚前に買う。
住宅ローンは、ボーナス払いより、一律平均払い。etc.,

正社員で安定した給料があり、若い人、これから結婚を考えている人に多く当てはまる内容です。
現代では、そうでない人も増えていますよね‥
そのへんで、自分には手遅れな所も‥
それでも、細かな基礎知識として役に立つ部分はあります。
もっと早く知りたかったー!(笑)

「ヘッド・ファースト」

ノーマン・カズンズ「ヘッド・ファースト―希望の生命学」(ヒーリング・ライブラリー)春秋社

著者は、アメリカの高名なジャーナリスト。
国際的な平和活動が目覚ましく、かって日本の原爆乙女をアメリカに招いての治療にも尽力した人物。

難病を克服した体験からの著作も多いんですね。
大学(UCLA)医学部の准教授に招かれ、教授陣と共に、最先端の医学研究プロジェクトに参加、心理的な影響についての研究を進めました。
その10年間の記録です。

子供の頃から何度も、難病を経験している作者。
自分の気持ちの持ち方が大きく影響することを実感してきました。
(難病というほどでもないですが私も十代から長く病気がちだったので、このことはわかる気がします)
肯定的な感情を持つことの大切さを説いた本で知られています。
希望、喜び、感謝、信念など、明るい気持ちのすべて。
それが「笑い」という言葉でタイトルになったため、「笑うだけで薬も要らないなんてバカバカしい」といった誤解や嘲笑を浴びたこともあるそう。

余命宣告を受けると、気力をなくして急激に衰える人がどれほど多いか。
逆に希望を与えられると、明らかに改善がみられたケースも。
医者の宣告を信じない強気な患者が、時間がかかっても完全治癒した例など、枚挙に暇がないんだそうです。
ヘッド・ファースト。つまり、心が先。

医者は、へたに希望を与えておいて予想外に悪化してしまった場合、患者にうらまれたり家族に訴えられたりする場合がある。だから悪い予想をしておいたほうが無難だという考え方があるそう。
大学でそのことは教えられますが、患者に思いやりを持って接するべきだといったことは5分も教えられてこなかった!と。
しかし、医者の態度によって、患者はその病院へ通い続けるかどうかを決めているという。
開業するなら、このことは知っておくべきだと。

具体的な実験や症例研究や、各地の教授や医者、学生らの協力があっての事態の進み方に、感心します。
こういった考え方がその後どれほど広まったのかは、わからないのですが‥
医学のあるページを切り開いたのは確かでしょう☆

ノーマン・カズンズは1912年生まれ。
サタデー・レビュー誌編集長を長くつとめた後に、UCLAへ。
シュヴァイツァー賞を受賞しています。

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