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おすすめ本

「フランス人は10着しか服を持たない」

ジェニファー・L・スコット
「フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ”暮らしの質”を高める秘訣~」大和書房

キャッチーなタイトルが気になって、出たばかりのとき、ちょっと本屋で立ち読み。
服のことだけじゃないんですね~改めて、図書館で借りました☆

カリフォルニアで、カジュアルな服を大量に買い、とっかえひっかえしていた著者。
2001年にフランスに交換留学生として貴族のお家に半年滞在したときに、衝撃を受けたんですね。
クローゼットがとても小さくて、大きなスーツケース二つにいっぱい持って行った服が入りきらない。
ご家族は皆、その小さなクローゼットで半年持たせているという。
そのシーズンに着る主なブラウス、スカート、パンツ、カーデなどを決めておくということ。
(コートやドレスなどは別、さらにTシャツも別勘定なんですけどね)

変化をつけるためだけに、あまり似合わないものを買ったりしない。
選び抜いた上質なものを少しだけ持ち、手入れして、丁寧に使う。
家でも身奇麗にしている。
大事なものをしまいこまず、日常的に使う。

10着というのは原題にはなく、マダム・シックという仮名のそこの奥様の暮らしぶりを参考にするという内容。
奥様は、ほとんど毎食、フルコースを手作り。
バターも砂糖も使った本物の料理で満足感たっぷり。
買ってきたものを出す場合でも、綺麗なお皿に入れて、家族みんなで優雅にいただく。
3食デザートつきで、そのかわり間食はしない。
基本に忠実とでもいうのか、毎日を丁寧に、充実した幸福な生活になっているんですね。

アメリカでは、ポテトチップスなどをだらだら食べるのは普通のこと。
食事のときも、「これ美味しいけどカロリーが高いのよね」みたいな話が良く出て、文句を言いつつ食べて太っている対照的なありようが‥
確かに幸福感には影響するかも(笑)

マダム・シックほどには出来ないけど、カリフォルニア・ガールほどでもないかなぁ?
考え方としては刺激になり、面白い読み物でした。
服の数はライフスタイルにもよるので、若い頃はこれぐらい少ないスタートだったかも‥
大人で、私服で通勤する人は10着じゃ無理ですよね!
それに、家での作業着は別枠でしょ!
などと、ちょっと抵抗しつつ(笑)

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「服を買うなら捨てなさい」

地曳いく子「服を買うなら捨てなさい」宝島社

心に響くタイトルだったので、読んでみました。
服は買いたいけど‥
奥に入った服が処分しにくくなるので(苦笑)

日本人は「バリエーションの呪い」(笑)にかかっているそう。
変化をつけなければならないと思って、あまり似合わない服も買ってみたり、微妙な組み合わせも試してみる。
これがダサく見える原因となり、他の人の印象にはこちらが残ってしまうそうなんです!

すっきりした強いワードローブの作り方とは。
流行は必死で追わなくていい。
それは、自分に似合うものだけを取り入れればいいということ。

そんなに変化をつけなくてもいい。
同じようなものばかり持っているのは、似合うものがわかってきたということだから、それでいいのだそう。
似合ってよく着るタイプの物は、古くなったら買い換える。
細かいところで流行は変化するので、それをバージョンアップすることは必要だそう。

似合っているなら、週に2、3回、まったく同じ組み合わせの服装で出かけてかまわない。
ファッションのプロでない限り、毎日違う格好をする必要はないということ。
自分に合うスタイルを大事にして、似合わない流行はスルーして。
持っているものの中で、これはイマイチ、と着てみて脱ぎ捨てた物は、処分すればいいのだそうです。
な~るほど!

若い頃ならファストファッションで変わったものに挑戦してみたり、変化を楽しむのもいいでしょうけどね~。
激安物はそろそろ卒業かな?と思ったりもしているこの数年なのです。
別にそんなに高級なものを買うわけじゃないし、数もある程度は必要だけど‥
その人の生活のパターンによって、必要なものの種類と数は違いますよね。

イマイチな組み合わせでダサく見えるっていうのは大いに納得です(笑)
シーズン後半のバーゲンで安く買っても、着る機会が少なければ、コスパはどうなのか?という問題も。
着る回数で割って、お得かどうかを見極める。
ただし、特別な思いのこもるウェディングドレスや大事なファンの集いなどの服は、一回限りでもはりこんでいいのだそうです。
気持ちの問題もあるんですね。

お金と愛をかけるのは、まず靴。サイズも3パターン試着するといったことなども。
おおむね原則論なので、やや具体性には乏しいですが、それは今年の流行になってしまうし~他の本にありますからね。
なかなか鋭い、いい指摘があったと思います☆

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「天の梯」

高田郁「天の梯」ハルキ文庫

みをつくし料理帖もついに完結。
楽しみに読んできたシリーズなので、ちょっと寂しいですが~大団円です☆

幼馴染の野江が吉原で花魁となっているのを身請けするため、四千両もの大金を工面しようとしている澪。
ついに「つる家」を出て働くことになります。
別れを惜しみつつ背中を押してくれる、あったかい人たち。
「一柳」に嫁いだ芳も、澪を案じているのですが‥

吉原での慣れない商いでの不器用な有様から、負けるものかと智恵を絞っていく様子が微笑ましい。
一人の力ではないけれど、皆が協力してくれるのも、澪が力を振り絞っているからでしょう。
女が身請けしたと噂になってはいづらくなると気遣ってくれた摂津屋の粋な計らい。
しかし、こんなやり方があったとはねえ!
出迎えのときが来て、野江の姿に涙‥

源斉先生との仲はどうなるのか?
いつになく疲れた様子の先生を見て胸を締め付けられる澪。
かって先生を好きだった美緒さんも、「神様のように思っているだけでは先生がかわいそうよ」と。
優秀で、出世も期待されていた武家の家柄の源斉先生ですが‥
「食は人の天なり」とまで言っていた源斉先生。
澪への尊敬の念が深い愛にこもっているのを感じます。
ずっと見守ってくれた気持ちも報われるのですね。

事件の成り行きが絡んで、芳の息子・佐兵衛がかって出奔したいきさつなども綺麗に説明付けられ、懐かしい人の存在もちらり。
終わってしまうのが寂しくて、これで終わるなんてと、ちょっとあっさりしているようにも感じましたが、すべてバランスよくまとまっていると思います。
本当に丁寧な作風で、お料理もしみじみと味わいたくなります。
後日談などまだ出てくるのでしょう。それを楽しみにしていますよ☆

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「あなたの人生、片づけます」

垣谷美雨「あなたの人生、片づけます」双葉社

垣谷美雨さん、初読み。
ブクログの感想でよさそうだったので‥

「あなたの片づけ手伝います」という名刺を持って働いている大庭十萬里は50代、一見ごく普通のオバサン。
「人生まで整理してくれる」という噂があるのだが‥?
短編連作で、どれも見かねた家族の依頼なため、本人は色々抵抗を示します。
いや~その気持ちがよくわかるのもあり、それは違うよといいたくなるのもありで、苦笑させられます。

「清算」は、妻とは離婚するという言葉を信じ、社内不倫5年で、しかも若い後輩に奪われそうになっている女性。
期待して努力していたのがだんだん投げやりな暮らしになり、それでも迷っている、そんなとき。片づけ屋さんがキッパリ背中を押してくれます。

「木魚堂」は、妻をなくした老人。
娘が家事をしに通っているが、大変な負担になっていることに気づいていない‥

「豪商の館」は、一人暮らしになった裕福な女性。
子供たちの誰かがいつかは地元に戻ると思っていたがそんな様子はなく、孫も最近は来ていない。
それなのに、習慣を変えられずに待ち続け、家族の好きなものを作ったりとっておいたりする生活を続けていた。
大きな家なので、収納場所はたくさんあるんですね。

「きれいすぎる部屋」だけは、十萬里の視点から。
洗剤メーカーに勤めていた経歴から掃除はお手の物だが、物を溜め込んで掃除もしないという心理状態に興味があるという。
魂の抜けたような顔をした主婦の場合は?
悲劇的なトラウマから抜け出せない‥
下手に慰めず、悲しみは消えない、と同調してあげるほうがいい場合もある、と。

十萬里のチェック項目も面白いです。
「床が見えない部屋がある」「お茶を床にこぼしても拭かない」「窓が開けられない」というのには吹きました。いえ、該当してないです~!
ただ「昔の年賀状が捨てられない」などはもろあたり。

気持ちが滞っていると、捨てる判断がつかない、というのはわかる気がしました。
ちょっとお節介なぐらいのオバサンが登場したように、何かのきっかけで事態が動き始める、ということもあり得るのでしょう。
あちこちちょっと痛かったけど、痛すぎず、優しい気分で読み終われましたよ。
前向きにね☆

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「レシートで人生を変える7つの手順」

平林亮子「レシートで人生を帰る7つの手順 もらって、集めて、眺めるお金術」幻冬舎

お金は一体どこへ行っちゃったのかしら?
と思っている人に、必要なのがこの本☆
うちの経済を立て直そうと検討中の人にも。
本当に大切なものは、何でしょう?

まずレシートを捨てないで、一ヶ月集めてみる。
1日の終わりにちょっと見直し、
1週間の終わりにまた見直し‥
値段だけでなく内容や時間も書かれているので、おのずと見えてくることがあるそうです。

あ、このとき、こういう理由で無駄使いしちゃったなと気づいたり。
ちょっと高かったけど、これはすごく満足したのでいいなと思えたり。
違うところで買えばもっと安かったのに、とか。
買ったのに、使ってないのに気づいたり。
何に使ったのか覚えていないようなものは、必要がなかったのかも知れませんね。

レシートを分類し、集計する。
家計には一体いくらかかっているのか。
自分の生活費がいくらなのか、即答できる人は少ないそうです。
どうしても必要なのはいくら?
収入>支出が基本で、そうであれば、個人の好きにどう使ってもかまわないとのこと。
半端なことをしていると、満足できずに、余計なお金がかかることも。
無駄を省いて、本当に好きなことにお金を使えば、満足感が高まるそうです。

貯蓄や保険、住宅ローン、老後の資金などの収入に応じた見直し方は。
一生必要なお金はどのぐらいなのか、という見当をつけて、対応するようにしておけば、漠然とした不安をなくすことができる。
順を追ってわかりやすく解説してあり、無駄をなくすコツは細かく具体的に解説してありますよ。

ちゃんと家計簿をつけている人なら、ほとんど考えたことがある内容かも?
それでも、考え方のポイントを拾っていくと、頭の整理にはなるんじゃないかと思います。

(蛇足:私の場合、まず収入を増やさなくちゃいけないんでは~という気がするけれど‥こほこほ)

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「冷え取りごはん うるおいごはん」

若林理砂「冷え取りごはん うるおいごはん」池田書店

しばらく体調不良に悩んでいて、冷えとりがやはり大事では?と。
わかりやすく、なかなか感じのいい本です。

鍼灸治療師だが、もともと身体は弱かったという著者。
漢方に基づいて食事を変えていったところ、だんだん体が丈夫になり、肌荒れや日焼けさえ!あまりしなくなったという。

タイプ分類が、わかりやすいです。
冷えと潤いの組み合わせで、何が足りないか、あるいは過剰か。
こういうのって、色んなタイプに該当してしまって、収拾がつかなくなる場合があるんですが、そういう人は自律神経失調症だそうです。
この分類だと私の場合、冷えているのは間違いなく、うるおいのほうは、やや水はけが悪いほうらしい‥

素材にも、調理法にも、冷←→熱、乾←→湿の段階があるそうです。
体質別のおすすめレシピと、注意点。
難しい料理はあまりないので、カラフルな写真で、作れそうな気分になれます。
季節を春夏秋冬だけでなく、梅雨と秋の長雨の季節もある6つに分け、湿度が高い時期の注意点もあるのが興味深い。

簡単な出しのとり方なども。
正しい姿勢や歩き方、呼吸法、体質による便秘対策の違いなど。
生活の仕方についても色々。

無理しないで、自分に合う食べ物を見つけ、だんだん心地いい生活にしましょうね、という語り口。
毎日きちんきちんと頑張るのではなく、時には不養生をして楽しむ。
大昔ならちょっと無理すると治らない病気になってしまうこともあったかもしれないが、現代では環境も良くなり、いろいろな治療法が発達しているので、少しぐらい勝手なことをしても、取り返せると。
食養生を始めるときに迷うようだったら、まずは一食ドカ食いしてから、という手もあるというのが楽しい。

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「洋服を9枚に減らしてみた」

青木光恵「洋服を9枚に減らしてみた 服の賞味期限、見直し大作戦」メディアファクトリー

9枚ってどういう意味?
と興味を引かれて、読んでみました。
ちょっと無理なんじゃないかなあ‥洗い替えは計算に入れないとか?
主なアイテムのみ?1シーズンのみ?なのかなとか‥

そうしたら、最初に、さすがに9枚には減らせなかったと。
174枚減らしたそうで~そこへいたる試行錯誤が語られている内容でした。
その後も9枚にこだわる様子はゼロなので、それならタイトルを変えたほうがよかったですね。

著者はお洋服が大好きで、いつのまにか家中どの部屋も服だらけ。
若い頃にはボディコンも着たし、コスプレ感覚で面白い服も着てみたという。かってのお洋服話も楽しい。
体調不良で楽な服が増え、一時は地味になりすぎたことも。

一方、子供の頃に遊牧民が出てくる話が好きで、ロバに乗せて運べるぐらいの荷物というのにも憧れていたそう。
42歳になって引越しを機に、洋服を整理することを思い立ったのです。

夫の洋服は、ロバに乗り切るぐらいの量だと気づきます。
でも、夫の服装は憧れるわけには‥なんか、貧乏くさい?
シンプルな生活で、魅力的になるには、また別な工夫も要りそうだと。
センスのよさや、ボディや肌の美しさなど‥
自分に出来るのか?!?と悩む過程などは、マンガなので面白おかしく描かれています。
上から目線でないところもいいですね。
娘さんが中学生なので、娘にあげる、という手も使っています。

片付け上手な友人の部屋を見せてもらい、クローゼットに入るだけの量にしておく、というのと、しまう場所(ケース)をちゃんと作る、というのを参考に。
勢いづいて捨てまくるが、途中でふっと「捨てなくても」という気になったり。

寝室のクローゼットに入りきるだけ、という目標は達成。
仕事できちんとした服装をする必要がある人には、あまり参考にならないと思いますが‥
何から捨てるかという判断と~大人(40代)の普段着に必要なもの、という点では参考になりそうです。

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「年収100万円の豊かな節約生活」

山崎寿人「年収100万円の豊かな節約生活」文藝春秋

年収100万(不労所得)は確保している人の、お金をかけない快適な人生術。

著者は1960年、大阪府生まれ。東大卒。
大手酒類メーカーに勤め、広告マンとして活躍するが30歳で退職。
どこか合わない生活で、無理をしていたらしい。
中古マンションを賃貸しして年収100万があり、再就職はしないままで暮らして20年。
プータローが天職と心得る日々。

仕事をしようと思えばできた人だからこそ、仕事で自分の幸福や健康をすり減らす必要はないと断言できる。って感じかな。
100万の家賃収入があるのは恵まれているけど、なかったとしても忙しくない仕事につける可能性もありそう。
職を失ってショックを受けたとき、こんな考え方もあると知ってもいいかも?

お金をかけずに有名店に負けない味の料理を食べるために、研究を惜しまず、そういう意味ではかなり労働している人ですよ。
外で食べるよりも、自分で作るほうが安い。
確実に安く上げるためにはチラシで比較したり、安いものを探すコツもあるでしょう。
しかも、友達を呼んで喜んでもらえるほどの腕前なら、楽しい暮らし。
確かにこれはなかなか豊かです。
料理が好きなら、面白いでしょう。
レシピなど、具体的に詳しく書いてあります。
ホームベーカリーを駆使し、ハーブを育て、スパイスは取り揃えているんですね。
読んでいると、節約したくなるというよりも、ピッツァ焼き釜とか、なんか買いたくなる‥(笑)

もしものときの貯金はあるのか?保険は?
といったあたりがちょっと、気になる。
同じ条件の人はどれぐらい世の中にいるものか、わからないけど‥
年金などで、使えるお金が年100万円程度の人は、今後増えると思いますから~そういう場合の参考になるかと思います。

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「運がいい人の整理整頓風水術」

林秀靜「運がいい人の「整理・整頓」風水術」宝島社

カラフルで読みやすい本です。
片づけの本は相性もあるので、まず図書館で借りました。
時々こういうの読むと、刺激になるので~。

家の中の配置が良くなかったり、物が床に積み上がっていたりすると、運気が悪くなるという。
まずは、五行のタイプの別を見る。
その中でも強弱があり、他の面を含んでいる人もいるので、自分に近い性格だと思ったら、それも参考にすると良いというのです。んん?妥当なような、適当なような…

性格によって、どういう問題が出やすいか、というのは、面白いです。
決断が早くてどんどん買ってしまうタイプとか、優柔不断で物を捨てれないタイプとか、変化が嫌いで古い物を使い続けるタイプとか。
家の中の配置なども、参考になります。
家具の移動ってのはそう簡単にはできないけど…
簡単にできることもありました。
お財布や通帳は陽の当たる所に置かず、暗くひんやりした所にしまうとか。
ガマガエルの置物を内向きに置くと金運が高まるとか。でもガマガエルはちょっと…
他にも縁起の良い物は幾つかあるので、ひょっとして家のどこかにないか、探し中。

必要ない物は捨てる。
散らかっている物は片づける。
いつもきれいに掃除する。
この三つが基本。
掃除は結局~どこも全部やらなくちゃならないんでは…え、それ、当たり前?!

願いを叶えるピンポイント風水も。
金運をよくしたいなら、玄関を明るく、余計な物を置かない。
恋愛運をよくしたいなら。
転職を成功させたいなら。
トラブルメーカーと縁を切りたいなら、など詳しく。

季節はずれの物を出しておくのは大凶だそうなので、置きっぱなしなのを早速しまいました!
水回りも大事だという…
むむむ、あっちもこっちもやらないと~~(汗)

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「発達障害に気づかない大人たち」

星野仁彦「発達障害に気づかない大人たち」祥伝社新書

最近、評価されている新書の中から選んで、読みました。
多動性障害などは、かなり知られてきていますが、もっとわかりにくいケースが気づかれないまま、大人になっている場合も多いとか。
いい大人なのに約束が守れない、空気が読めない、机の上を片づけられない、忘れ物やミスが多い、落ち着きがない、すぐ切れる、など。

障害という言葉で誤解を招きやすいそうですが、知能が低いわけではないんですね。
知能は高い人も多く、むしろ独創性があったりする。
生まれつき悩の一部の発達に何らかの偏りがあるために、幾つかの傾向が生まれ、得手不得手ができてしまう。
本人のやる気がないとか、誠意がないとかいう問題ではないことが大事で、これを周りにも本人も自覚した方が良いそうです。
研究者や芸術家、職人など、向いている仕事をやれば力を発揮できるし、弱点をカバーしてくれる人とコンビを組む方法もあるからと。
困っている場合には、治療法もあるのだから…という話。

発達障害とは、注意欠陥・多動性障害、アスペルガー症候群、学習障害など、すべての総称。
大人になってもそのことに気づかないと、向かない仕事についてうつになったり、周りと仲が悪くなったり、何かの依存症になったりと弊害が起きやすいとか。

傲慢な性格で自己中といったケースまで取り上げられ、あまりに多岐にわたるので、え、不器用な人間ばかりじゃなく、嫌な奴とか悪人って、みんな発達障害…?
いや、悩は普通なのに性格悪い人間もいる??と混乱してくるけど。

徒然草に出ている高僧の話が、明らかに発達障害だというのは面白かったです。
行動は身勝手で人の言うことはきかず、周りは振り回されるけど~書が巧みで、才能豊かで学識もあり、嫌われることもなかったという高僧なんですよね。
ベートーヴェンやモーツァルト、エジソン、アインシュタインなども発達障害とか…
それはつまり、天才と何とやらという昔から言われている…?
磨かれていない原石も多いとか。

動き回るのが止められないとか。人付き合いが出来ないとか空気を読めないとかいうような、典型的なケースには当てはまらないけど…
人付き合いに困る事ってあまり無い…基本的に人間好き。
でも付き合った後はかなり疲れるので、一人の時間が必要というのはあるんですよね。
片づけられない系で、特に病気したあとはひどくなるので~どこかに参考になることがあるのではないか…と、半ば我が事として、真剣に読みました。

著者は1947年、福島県生まれ。心療内科医、医学博士。児童精神医学などの著作多数。
2010年2月発行。

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