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「カルニヴィア2 誘拐」

ジョナサン・ホルト「カルニヴィア2 誘拐」ハカヤワポケットミステリ

イタリアが舞台の、濃~い国際謀略ものアクション・ミステリ。
三部作の二作目です☆
1作目で知り合った憲兵隊の女性大尉カテリーナ、駐留米軍の少尉ホリーという二人の女性と、SNS「カルニヴィア」の創始者ダニエーレ・バルボが再び活躍します。

米軍少佐の娘ミアが誘拐される事件が発生。
憲兵隊の大尉カテリーナは、前作で起きた問題で隊のなかで孤立していましたが、この捜査に加わることに。
ホリーもまた、少佐の家に急行。
軍人の家庭によくある厳しい仕付けを受けて育った様子に気がつくホリー。

ミアが誘拐されたことに、カルニヴィアでの連絡が関係しているかもしれないと、協力を求められたダニエーレ。
カルニヴィアは、ヴェネツィアを模したネット上の都市。
完全に匿名で参加できることに価値があるのだが、自分は匿名で実在人物についてあることないこと書き込めるという点もあったり。

アメリカがいまだに行っている拷問方法に対する報復として、拷問される様子が公開される事態に。
はたして、その目的は抗議のためだけなのか?

一方、米軍基地の建設現場で、古い遺骨が発掘される。
アメリカがかって、イタリアの政治体制に深く介入した過去が、しだいに明らかになっていく‥
軍人家庭に育ったホリーは自らの問題と感じるようになるが?

アメリカがそこまでひどいことを‥いや、やりかねない?
どこまでが公然の事実で、どこまでが推測、どこからが創作なのか。
男性作家なのにここまで女性を活躍させ、告発的な内容を含む作風は高評価できますが。
ちょっと、酷い目に遭い過ぎる‥

イタリアらしい美味しい食べ物やちょっとしたお洒落の話なども。
カテリーナの上司も含めた主要人物の関係性のややこしい変化が興味をそそり、とくに孤独なダニエーレとホリーの心の通い合いは、惹かれるものがあります。
読み応えは十分です。

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