« ミスウィークデイ服に赤チェックスカートのmomoko | トップページ | アドベント・ティーとミニシュトレン »

「もう過去はいらない」

ダニエル・フリードマン「もう過去はいらない」創元推理文庫

元刑事バック・シャッツのシリーズ2作目。
88歳になったバックをまだ事件はほうっておかない!?

前作の事件でさらに身体は衰え、とうとう妻とともに介護つきのアパートに移ったバック。
若い頃にはダーティ・ハリーばりの力づくで行動するタイプの刑事だったのです。

前に取り逃がした因縁のある、伝説的な怪盗イライジャが訪ねて来ます。こちらももはや78歳だが、何者かに命を狙われているから、助けてほしいというのでした。
何かをたくらんでいると怪しむバックですが‥?
50年前(!)の事件と、現在が交錯。
プロの犯罪者との対決だけでなく、警察組織の闇も描かれます。
ユダヤ系を排斥するような層が、警察の上層部に多かったとは。
人知れず葛藤していたバック。
とても良い妻だったローズにも、知らないことがあったのですね。

バックもメンフィス署では伝説的だけど、冗談めいて語られるような存在。実際の身近な人間には迷惑がかかることもあっただろう。
幼かった息子に誤解されてしまうのは哀しい。
そのあたりのことが1作目より深みを増して語られ、老いてもまだまだ語りつくせそうにない勢い。
長く生きているのも伊達じゃない!
バックならではの良さと味わいを発揮して欲しいです☆

|
|

« ミスウィークデイ服に赤チェックスカートのmomoko | トップページ | アドベント・ティーとミニシュトレン »

ミステリ」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

海外小説」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/145558/64596266

この記事へのトラックバック一覧です: 「もう過去はいらない」:

« ミスウィークデイ服に赤チェックスカートのmomoko | トップページ | アドベント・ティーとミニシュトレン »