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「キャロル」

パトリシア・ハイスミス「キャロル」河出文庫

「太陽がいっぱい」などで有名なパトリシア・ハイスミスが1952年に別名義で発表した作品。
恋愛物です。
マッカーシズムの赤狩り旋風が吹き荒れた厳しい時代だが、ペーパーバックでベストセラーになったそう。

若い娘テレーズと、美しい人妻キャロルが出会う。
テレーズは舞台美術家の卵で、クリスマス商戦でにぎわうデパートでアルバイトをしていました。
感受性豊かなのが災いして不慣れな環境に戸惑い、感性が暴走しそうになっていたのですが。
それとなく惹かれあう気持ちを伝えていく二人。
キャロルは教養があり裕福な社交界の女性だが、じつは離婚の危機を迎えていました。

テレーズにもステディなボーイフレンドがいたのですが、その上手く行ってないっぷりがまた、不安定で苦くて頭でっかちでどっちつかずで、若さそのもの。
幼い子もいるキャロルと、一体どうなるのというのか?
キャロルの親友のアビーや、デパートに勤める仲間の女性なども異彩を放ちます。
揺れ動く切ない関係が美しく描かれ、どうがんばっても絶望かと思えば‥意外とそうでもない展望が見えて。
これは‥
1952年という時期に書かれたのでは、バイブルとなるはずです。
そのことも含めて、感動しました☆

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