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「若冲」

澤田瞳子「若冲」文藝春秋

今、話題の若冲。
確かに、一度見たら忘れられないような絵が何点もありますね。
虚実ないまぜて織り上げた奇矯な画家の物語。

京の老舗「枡源」の長男に生まれた若冲。
(1736年~1803年)
自分の部屋にこもって絵を描いてばかりで家業は省みず、仕事は母親と弟達に任せていました。
作品を売るという感覚も当初はないのですが、相国寺の僧・大典が才能を認め、引き上げてくれます。
(ここまでは多分、史実。あとは、どれぐらい想像なのか‥?)

結婚すれば少しは落ち着くかと結婚させられましが、その甲斐もなく、妻・お三輪が二年後に首をくくり、若冲は生涯、その後悔にさいなまれたという。
執拗なまでの色彩の追求や、普通は雌雄仲良く描くと決まっている題材を別々に描いているところが、その表れだと。
妻の弟は恨み、後に画家・市川君圭となって、若冲に対抗しようとする‥

妹・お志乃の視点から、大部分が描かれます。
腹違いの妹で年の離れたお志乃は顔料作りを手伝うことに居場所を見出し、後に君圭が置いていった幼子を育てることにも。

当時というのが文化的で、画業が花開いた時代。
池大雅、丸山応挙、与謝蕪村、谷文晁といった面々との交流なども描かれています。
京の画壇という特殊な世界の雰囲気をうかがわせつつ、濃密な画風にふさわしい数奇な人生が展開。
面白く読めました!

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