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「メイフェアの不運な花嫁」

M.C.ビートン「メイフェアの不運な花嫁 英国貴族の結婚騒動」竹書房

楽しく読めるヒストリカル・ロマンス。
最近ではアガサ・レーズンのユーモア・ミステリ・シリーズで知られる作家さんですが、もともとロマンスものを多く書いていたんですね。

1807年、ロンドン。
高級住宅地のメイフェアですが、67番地は不運な屋敷として知られ、借り手がつかない。
召使たちは暇をもてあましていました。
というところへ、フィオナという美しい娘を連れて、お金に困っている後見人が、花婿探しに来たのです。
綺麗なだけでぼんやりしているように見えて、実は賢いフィオナが、召使たちの力も借りて、好きになった伯爵の心を射止めるまで。
安定した筆致で、面白おかしく読ませてくれます。

続いての作品「メイフェアの勇敢なシンデレラ」も収録。
次の借り手は、ハート大佐一家。
絶世の美女の姉と比べてぱっとしない次女のジェーンが主人公。
姉ばかり溺愛する母親にかまってもらえず、チャンスを逃しそうになりますが。
フランス人の侍女の手を借りて変身!
憧れだった男爵と、いろいろあって、ついに‥
いぜんの屋敷の住人に起きた事件を解決するというサブストーリー付き。
やっぱり、ミステリも好きだったのかな。

召使たちの人間模様も色々あり、それがシリーズとして繋がっていくらしいですね。
「ダウントン・アビー」ではないけれど、英国の上流階級と召使たちの二重構造の物語の楽しさって、いぜんからあるんですねえ。
時代的にはむしろ「高慢と偏見」といった作品が好きな人にもおすすめ☆

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