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「リバース」

湊かなえ「リバース」講談社

2015年5月発行の作品。
男性のみ視点の主人公は初めて?
湊かなえ節、炸裂!

深瀬和久は、事務機会社に勤めるサラリーマン。
コーヒーを淹れるのが上手いというぐらいしか、取り得はなさそう。
常連になったコーヒー店が一番落ち着ける場所で、そこで知り合った美穂子と恋人になったばかり。
ところが、彼女の元に怪文書が。
「深瀬和久は人殺しだ」という。

深瀬は子供の頃から成績は悪くなかったのですが、地味で目立たず内向的でした。
数人は喋る友達はいても、親友というものがいないことを気にしていました。
大学で初めて広沢由樹という親友が出来たのです。
人が良く寛容で、前に出ようとしない広沢。
ところが、ゼミ仲間との旅行で、その広沢が事故死してしまう。

怪文書は、ゼミ仲間の元へも届いていました。
深瀬は嫌がらせをしている犯人を捜すべく、広沢を知る人たちに事情を尋ね始めます。
広沢はどういう人間だったのか、本当に親友だったのかも知りたいと‥
広沢くん、いい子なのに、惜しいことを。
遠慮深すぎても、問題あるんだなあ。
この人物像はなかなか魅力的でした。

二転三転するストーリー。
青春時代にありがちな自意識過剰や、級友の力関係、考えの足りない行為など、とてもリアルです。
そのためにだんだん主役級の人物が成長していくことを望むようになるのですが、驚愕のラスト。
ミステリ読みなもんで、実は手がかりには気づいていましたが‥
それでも衝撃的でした☆

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