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「チューダー王朝弁護士シャードレイク」

C.J.サンソム「チューダー王朝弁護士シャードレイク」集英社文庫

16世紀イングランドを舞台の歴史ミステリ。
シリーズ1作目。
ヘンリー8世の時代なので、波乱に富んでいて面白いです。

ヘンリー8世がローマ教皇から決別した後。
教会の権威を取り戻そうとする復古派と、国王と共に改革を進めようとする改革派がせめぎ合う時代。
主人公シャードレイクは40歳の弁護士で、知的で穏やかだが、亀背(湾曲症)というハンデを背負っているため、自信がない面も。

国王の信任あつい宰相クロムウェルの命を受けて、修道院へ赴くことになります。
信心深い人間が集まって修行しているはずの修道院ですが、現実には権力におごって贅沢や腐敗が極まり、それが問題視されたのも解散の理由の一つだったそう。
しかも、前任者が事件に遭っている危険な場所でした。
助手のマークと共に、沼地のそばにある修道院で捜査に当たるシャードレイクは、さまざまな事情を背負った風変わりな人物たちに出会うことになります。
修道院が舞台なので、ちょっと「薔薇の名前」みたいでもありますね。

改革の荒波を乗り越えようと、それぞれに保身を図る人々。
何が理由で処刑されるかわかったもんじゃない、ほんとに命がけの状況ですからね。
シャードレイク自身も、他人事ではない問題を突きつけられることになります。
時代の雰囲気が濃厚で、丁寧な描写を堪能できます。

アン・ブーリンが処刑された直後という1作目。
ヘンリー8世は何しろ6回も結婚しているんで‥(結末はさまざま)
その後、毎回、王妃が変わっていくみたいなので、いっそのこと最初の王妃の時代から書いてくれればよかったのに、とは欲張りすぎ?(笑)

ちょっと、このタイトルがそのままシリーズ名というのはどうなのか?
わかりにくい気もしますね~そのせいで、1作目を読むのが遅れたんですよ(苦笑)

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