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「ラプラスの魔女」

東野圭吾「ラプラスの魔女」角川書店

東野圭吾2015年5月発行の意欲的な長編。
空想科学的な要素を含み、「これまでの自分の小説をぶっ壊してみたかった」とのこと。

かって起きた竜巻。
母子が巻き込まれましたが、娘は生き残り‥?

元警官の武尾は数理学研究所の依頼で、羽原円華という若い女性の警備につきます。
行動を共にするうちに、彼女には不思議な力が備わっているのでは、と思うように‥

二つの温泉地で、相次いで硫化水素による死亡事故が起きます。
検証のために訪れた研究者・青江は、双方の現場で謎めいた娘を目撃します。
事件を追う中岡刑事。
冷たい美貌の甘粕才生という天才と、その息子の健人。
何かが欠落している人物の研究による、思いもよらない結果が今起きている‥?!

普通の人間達が、天才の引き起こした未来的な事態の謎を追う展開。
先の予想が出来る能力は場合によってはすごくカッコいいけれど、現実に生きていくのは難しくなるという点も。
ファンタジー‥だけでもない微妙なところがポイント?
不思議な作品でした。
好きってところまでは行かないけど、イメージの豊かさや展開の上手さで、読んだ甲斐はあったかな。

作家デビュー30年、80作目の到達点だそうです。

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