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「悪女は自殺しない」

ネレ・ノイハウス「悪女は自殺しない」創元推理文庫

ドイツで大人気の警察小説。
同僚の男女二人(恋人ではなく)が主役です。
これがシリーズ1作目とは。
読み出したら、やめられない面白さです☆

ホーフハイムで警察署勤務に復帰したピア・キルヒホフ警部。
小さな農場を手に入れて2頭の馬と住み、夫と別居1年ですっかり落ち着いて、今の生活に幸せを感じています。
ピアの上司になった主席警部が、オリヴァー・フォン・ボーデンシュタイン。
オリヴァーは長身で、近くに城を持つ家柄の貴族出身という恵まれた育ち。
大きな子どもがいる中年男ですが、仕事で留守がちな妻コージマを熱愛し、かつ久々の地元の事件で捜査中に再会した女性にも心揺れたりして。
根は真面目なようなんですが~‥?

高名な検事が思いもよらない自殺をとげました。
同じ日、飛び降り自殺と思われる若い女性イザベルが発見されます。
じつは毒物によるものらしい?
すごい美人のイザベルは獣医の妻だでしたが、あちこちで男性を惹きつけ、トラブルを巻き起こしている嫌われ者。
乗馬クラブでは巧みな騎乗を見せていましたが‥
オリヴァーとピアが捜査を進めるにつれ、警察のほかの部署が担当するような問題をつぎつぎに発見。
ところが、イザベルに何が起きたかは突き止められない‥?!

このシリーズ、「深い疵」と「白雪姫には死んでもらう」が先に翻訳されています。
ドイツの歴史にかかわる重厚さのある「深い疵」が最初というのは、わからないでもないですね。
「白雪姫には死んでもらう」には、加害者やその家族、出所した後の問題などが描かれ、狭い集落での思い込みの強い人間関係があぶり出される話でした。

この1作目にはそういう焦点や地域性みたいなものは希薄です。悪女物というジャンルかも。
オリヴァーってしっかりしてそうなのに、けっこうぶれるんで、どっちなの?これは人間的魅力?(笑)って感じも。
とはいえ、デビュー作にしては上手すぎる事件要素のたたみかけ方で、人物描写は堂にいってます。
たっぷり出てくる嫌な奴は、因果応報な目にあうし~
名コンビ登場なのは間違いなし!
そこを見ていられる嬉しさがありました。

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