フォト

おすすめ本

« ヴァイオレット服を着る砂の雫momoko | トップページ | 窓辺のパートナー »

「国王陛下の新人スパイ」

スーザン・イーリア・マクニール「国王陛下の新人スパイ」創元推理文庫

マギー・ホープのシリーズ。
「チャーチル閣下の秘書」「エリザベス王女の家庭教師」に続く3作目。

アメリカ育ちのイギリス人で、第二次世界大戦中にスパイの訓練を受けることになったヒロイン。前の作品にも、そういえば一部は綿密な描写がありましたが、全体の乗りは溌剌として若々しく、軽やかさがありました。
今回は、重い!

念願かなって、M1-5の一人前のスパイになれたのはいいけれど。
女性初の潜入でベルリンへ、しかも、ユダヤ人迫害に絡む現場に飛び込んでしまうとは。
いえ、当初の任務はさすがにもっとシンプルだったのですが‥
新米スパイが力を尽くして、ナチスドイツを向こうに回して密かに戦い、どこまで追っ手を振り切れるか?

歴史改変ものみたいな部分もあります。
成り行きで事態が深刻になるのは、マギーの知らなかった個人的な事情も絡んでいました。
しかも、恋人との関係も、大変なことに。
ロマンスの深刻さなら、女性読者はついて来れる?

こうなると、このタイトルと表紙はちょっと、合わないですね。
軽い要素もないではないけれど‥
この絵柄でも、描き方でもう少し内容に合わせようはあったと思います。編集方針?で、このほうが売れるの?かどうか。
もともとミステリというよりスパイ物、冒険物。青春物って感じはあるけど、ロマンスも感情はあまり書き込まれていないし。
もっとスリルを好む人、読み応えのある作品を待っている人向けにした方がいいんじゃないかな。

« ヴァイオレット服を着る砂の雫momoko | トップページ | 窓辺のパートナー »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/145558/62255575

この記事へのトラックバック一覧です: 「国王陛下の新人スパイ」:

« ヴァイオレット服を着る砂の雫momoko | トップページ | 窓辺のパートナー »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

カテゴリー

無料ブログはココログ

最近のトラックバック