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「ディミティおばさまと聖夜の奇跡」

ナンシー・アサートン「ディミティおばさまと聖夜の奇跡 優しい幽霊4」武田ランダムハウスジャパン

「優しい幽霊」シリーズ4作目。
謎解き要素はありますが~殺人事件などは出てこない、ファンタジックで心温まる物語です。

イギリスに移り住んだヒロインのロリと夫。
受け継いだ屋敷には、ロリの母の親友だったディミティおばさまの幽霊が‥
姿は見えませんが、青いノートを通じて、アドバイスをしてくれるのです。

双子の赤ちゃんと一緒に迎える初めてのクリスマス。
父を早くなくしたロリは、クリスマスに思い入れがありました。
完璧なクリスマスを迎えたいと夢中で、夫のビルと喧嘩になるほど。
しかも、夫は急な仕事でアメリカへ。

ロリの家の前にホームレスのような男が倒れているのを発見。
身なりはぼろでも、整った顔立ちでまるで聖者のような雰囲気。
なぜ、村はずれの家までやって来て倒れていたのか‥?
人々を助けるような行いをしてきたことも、だんだんと明らかに。
最初は不審の目で見たロリも、しだいに惹きつけられ、身元を調べるのに奔走することになります。

大勢を招待してあるのに、クリスマスの準備は進まない。
最高にハッピーなクリスマスを迎えるはずだったのに、なぜかどんどん違う方向へ進んでいくロリ。
ホームレスの宿泊施設を運営する司祭ジュリアンとも知り合い、その人柄に惹かれたり。

自分だけの幸福に集中していたロリが、身近にある苦労を知り、出来ることを見つけていく。
クリスマスにふさわしいお話です。
読んだのは思いっきり季節はずれの夏でした!けど(苦笑)

92年から順調に書き継がれているこのシリーズ。
良心的な作風で、90年代という以上に古風に感じられますが、そこがまた魅力です。
どこにでもありそうな行き違いやご近所の問題をにぎやかにまじえつつ、愛し合っている家族が中心にあり、大事なぬいぐるみのレジナルドや仲間達もさりげなく活躍。
今回は、馬のぬいぐるみのランカスターも登場、心なごませてくれます☆

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