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「翳深き谷 下」

ピーター・トレメイン「翳深き谷 下」創元推理文庫

修道女フィデルマのシリーズ、長編6作目、後半。
7世紀アイルランドでは、独特な法律があり、女性がかなり活躍していたという。
そういう史実を踏まえて、もともと学者の作家がヒロインを誇らしげに活躍させています。

ただの若い尼さんではなく、学問好きで修道院で深く学び、高位の資格を持つ弁護士という。
しかも、王の妹という血筋と立場まであり、いよいよというときには水戸黄門の如く持ち出せる。
スーパーウーマン過ぎるみたいですが、いっそそれが潔く、かつまた未開の地では必ずしも全てがプラスに働くわけではない‥!?

今回は相棒のエイダルフがだめだめなところから逆転、智恵を働かせてフィデルマを救います。
当時は聖職者でも結婚を禁じられてはいない、男女が共に暮らして子を育てる修道院さえあったという。
とはいえ、司教などは独身が好ましいとも思われていました。
エイダルフは将来を期待されている身だろうし、他国の王の妹に好意を示すのは難しいかも?
そのへんの微妙さがあって、フィデルマがエイダルフに「独身主義かと思っていた」とチラッと言う場面もあり、ほほぉ~ツンデレの彼女としては精いっぱいの、ほのめかし?(笑)

前半のいろいろな描写も、伏線がするすると謎解きされていくので、当時の雰囲気を出しただけじゃなかったとわかります。
面白く読めました☆

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