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「支配者 上」

C.J.サンソム「支配者 上 チューダー朝弁護士シャードレイク」集英社文庫

チューダー朝弁護士シャードレイクのシリーズ3作目。
ヘンリー8世の時代のミステリです。
楽しみに読みました。

毎回、王妃が変わるような‥?
ヘンリー8世は、6回結婚しましたからねえ。
前回の政略結婚の相手を気に入らなくて離婚、今度は美しい大貴族の令嬢と結婚しています。

1541年9月。
(裏表紙に14年とありますが、ミスです)
ヘンリー8世は、北部への大規模な巡幸を行います。
宮廷をそっくり移動するような、大貴族とその家臣団、王妃とおつきの女官、召使たちまで引き連れて。
この年のはじめに北部での反乱が治まったのを確認し、権威を見せ付けるためでもあり、軍勢を率いて行かなくてはまだ襲われる危険があるからでもありました。
ローマ教皇からの独立、離婚、アン・ブーリンの処刑、修道院の解散と、時代はまだまだ激動つづき。

シャードレイクは、恩のあった宰相クロムウェル亡き後、政治からは離れていました。
今回は、弁護士として国王への請願の事務処理をする仕事と、謀反人を無事に連れ帰る役割を担っています。
カンタベリー大主教から、ロンドン塔での取調べの前に、過酷な取り扱いで命を落とさないように見張れといわれてきたのでした。

これまでよりも国王や王妃たちに近い場所に寝泊りし、華やかな有様を垣間見ることに。
慣れない土地で、信頼できそうな人物と知り合ったり、仮設の宿泊所をつぎつぎに建てる様子を見たり、見聞が広がります。

ところが、ガラス職人が墜死するのを目撃、捜査に加わることになります。
命を狙われながら‥!
目の前に浮かぶような綿密な描写、生き生きと現れる人々と事件。
読み応えのある歴史ミステリです☆

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