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「人魚姫」

カミラ・レックバリ「人魚姫」集英社文庫

スウェーデンの女流作家によるミステリ。
「エリカ&パトリック事件簿」も6作目。

1作目で再会して恋に落ちた幼馴染のエリカとパトリック。
家族を含めた人生模様と、事件の関係者それぞれの人間像がこってりと書き込まれているのが特徴です。
ありとあらゆる問題が取り上げられている現代版・人間喜劇みたいな。

エリカは妊娠中で、しかも双子とわかっています。
妹のアンナも、ダーンとの仲が安定し、妊娠中。
最初の出産後の大変さを思うと時に不安になるエリカでしたが、今回はパトリックもいぜんよりはわかっていて協力的。

パトリックの勤める署では、行方不明だった男性の死体が発見されて事件となります。
同じ頃、作家デビューしたエリカの友人クリスチャンに問題が発生。
デビュー作「人魚」の出版記念パーティの席上、脅迫状が送られてきて、クリスチャンが失神したのです。

パトリックの抱える事件と、エリカが心配するクリスチャンの身辺。
病に伏していたクリスチャンの知人の妻も命を落とし、病気だったからではなく殺されたのだと夫は嘆きます。
周りにも不審な出来事が起きていたのです‥

クリスチャンのことを何も知らないことに今さら気づくエリカ。
それは、クリスチャンの年若い妻も実は同じでした。
いろいろな夫婦の抱えている問題が描かれていきます。
嫌な男の描き方の上手いことったら‥!

大きなお腹を抱えて気になることを追いかけ、どこにでも行くエリカ。
だいぶ、たくましくなって来たようです。
心配しつつも、そういうのがエリカなのだと認めているパトリック。

アマゾンではえらく評価が低いですね。
実力派なんで、そこまで不出来ではないんだけど‥1、2を争う傑作とまではいえません。やはり、いいのは「説教師」かな。
元々このシリーズをそれほど好きでない人だったら、そうなっちゃうかな‥
ちょっとこのラスト、アメリカのドラマのようなあざとさで、先は強烈に気になります! これが読後感としてはちょっと‥満足感えられないからかも‥?(苦笑)

実はだいぶ前に一度読んだのに、取り込んでいた時期だったせいか内容をほとんど忘れていたので、再読しました。

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