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「死のドレスを花婿に」

ピエール・ルメートル「死のドレスを花婿に」柏書房

この着想、このテンポ!
今話題の「その女アレックス」の作者の一作目。
なるほど~才能あります☆

ソフィー・デュゲは20代後半、裕福な家庭のベビーシッターをして働いていました。
ベビーシッターをしているのが不思議なくらいの知的な美女なのですが、毎日でも何時でも担当できるため、重宝されていました。
ところが、事件が起き、ソフィーは失踪‥?ソフィー自身、じつは記憶に問題があり、思わぬ間違いを起こしやすく、自分が何をしたか確信を持てない状態だったのです。
それでも、必死の逃亡を続けるソフィ。
それには長い背景の物語が‥

もとは会社でも信頼される社員で、夫ヴァンサンと裕福な家庭を築いていた幸福な妻だったソフィ。
母が病死、夫が思わぬ事故にあった頃から、何かがおかしくなり始めていました。
ミスが増えたので手帖にすべてを記録しようとすると、その手帖をなくす。覚えのない万引きで捕まる。予約を間違え、その記憶もない‥次々に連鎖するかのような不運は、次第に雪崩のようにヒロインを襲います。
記憶障がい? 人格障がい? 多重人格? 狂気に陥ったのか‥?
思わず、引き込まれます。

スリルはノンストップ!
ヒロインがちょっと酷い目に遭い過ぎなのですが、肉体的にではありません。
第2章からは、別な人物の視点からの展開。
病んだ人物だけど、妙にさくさくと手際がよかったりして。
さらに、その人物にもわからない出来事が‥
新たな身元を作ろうと、ソフィが選択したのは?

これほどの危機と不運のただなかでの、諦めない戦いぶり! そして、ささやかな救い、それは‥
ネタばれになるので、これ以上書けませんが~
面白かったです☆
怖いのが大丈夫な人でないと読めないかもだけど‥
ミステリ読みとしては収穫なので、★4.6かな。

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