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「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」

アラッシュ・アメル 小島由記子「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」竹書房文庫

同タイトルの映画のノベライズ。
脚本家は海外の人ですが、それをもとに小説として書き上げたのは日本人(小島由記子)です。
なかなか面白かったですよ~。

映画はモナコ公国が危機に見舞われた1年に絞ってあるとか。
グレース・ケリーと聞いても若い人にはピンと来ないので、女優としてのキャリアやモナコ公妃になったいきさつなど、史実を書き足したそうです。

アメリカ南部の裕福な家に生まれ育ち、気品ある美人女優として着々とキャリアを積んだグレース。
26歳でモナコ王であるレーニエ大公と結婚したのは、シンデレラ・ストーリーともてはやされました。
美しい妃は外交官という意味でも人気者。
ただし、内実は幸せだったかどうかには前から疑問も‥
英国のダイアナ妃ほど夫婦関係は破綻していなかったようですが‥
奇しくも交通事故で命を落としていることが思い出されました。

モナコはとても小さな国なので、玉の輿というほどではないという説も聞いたことがあります。
生家は祖父が煉瓦工から始めて一代で起こした家なので、上流階級というわけではなかったのですね。父親はオリンピックで金メダルを取った有名人、母親は大学の体育の講師という当時としては珍しいキャリアウーマン。
他の兄弟のほうがスポーツに秀でていたため、一番期待されていなかったグレース。
婚約発表の後に、母親が暴露記事を提供したというのには驚きました。

レーニエ公は両親が早く離婚しているので、寂しい子供時代に共感したのも心が通いあった理由だったそう。
そのせいか、子供はのびのび育てたいと甘やかしすぎだったとか。

フランスのド・ゴール大統領の時代に、モナコは独立も危ぶまれる危機に。
グレースは覚悟を決めて改めてお妃教育を受け直し、サミットを開催、赤十字のパーティでもせつせつたる演説を行います。
王子様と恋に落ち、思いやりを持ってまわりを見るようになった、世界をよくしたいと心から願う、軍隊を持たずたとえ侵攻されても抵抗することはせずここにいるだけだが、愛の力を信じる、と。

映画女優としての復帰の話もあったけれど、それはならなかったが‥
公妃という決して楽ではない大きな役を演じこなした生涯だったのですね

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