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「ゴースト・ヒーロー」

S・J・ローザン「ゴースト・ヒーロー」創元推理文庫

リディア&ビルの人気シリーズ11作目。
水準を保っていて、いまだにだれない爽やかさもあるのがいいですね。

時々コンビを組んで仕事をする私立探偵の二人。
視点が1作ごとに交代し、今回はリディア視点です。
リディア・チンは中国系で小柄な女性。
鼻っ柱は強いけど、中国系ならではの風習や強固な家族関係の中にあり、これが独特な魅力を加えています。
リディア視点だとけっこう繊細に揺れ動いてもいますね。
(大柄でごつい中年男のビルも内心は繊細な男だけど、話としては普通の探偵小説に近い感じになります。リディアにはまいっているから、やや神秘的なぐらいに描かれていますね)

天安門事件の最中に英雄として死んだ中国人画家チョウ・チャンはゴーストヒーローと呼ばれている。そんな人物の新作があるという噂。
実は生きているという意味なのか? でなければ贋作?
大変な値打ちが出るかもしれない。
リディアはその件を調べてくれという依頼を受けます。

今回は美術に詳しい助っ人も必要だと、ビルがジャック・リーを紹介。
短編集にも登場している彼は美術を専門としている私立探偵で、長身で細身、中国系だけど中身はほとんどアメリカ人。
(リディアが中国人らしいハンサムな男とお茶していたという噂はあっという間に中国人街を駆け巡ります)
このジャックも実は既にこの絵に関して依頼を受けていました。
この頃、他にも事件が起きていて‥

ロシアのマフィア系の大金持ちに化けたビルが絵を買いたがっているという触れ込みで画廊を回るのがおかしい。仲介役として同行するのはもちろんリディア。
贋作の巧みさにも驚くが、本物の絵の力強さにさらに驚くことに。
ネットに強い甥の手伝いもあって、こんがらかった事件は次第にするすると‥

天安門事件とは重い内容で、しかも現在の中国当局まで絡んできて、窮地に追い込まれながら、お手並み鮮やかに解決へ。
ミステリの面白さを堪能できました☆

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