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「夏の陽射しのなかで」

ヴィヴェカ・ステン「夏の陽射しのなかで」ハヤカワ・ミステリ文庫

サンドハムン・シリーズ2作目。
スウェーデンの女性作家による人気シリーズです。

ストックホルムの東方に広がる群島の中の一つ、美しい砂の島サンドハムン。
前作から1年後の夏、華やかな国際ヨットレースの時期に、まさしくレース開始のときに事件が!
王立スウェーデンヨット協会の理事オスカルが射殺されたのです。
島は大騒ぎになります。

警部のトーマスは、先輩のマルギットと共に捜査に当たることに。
ヨット協会で何が起こっていたのか‥?
裕福なオスカルは自信満々な男、愛人を作って家には寄り付かない生活でも、妻は見て見ぬふりをしてきたとわかってきます。

トーマスの幼馴染のノラは、島の住人。
思いがけず遺産として伝統ある屋敷を受け継ぎ、どうしたものか悩んでいました。
夫のヘンリクはこれを売って高級住宅地(オスカルも豪邸を持っていた地区)へ引っ越そうと熱心に動きます。
妻の気持ちを考えない様子にノラは悩み、ついに‥?

社交家で坊ちゃん育ち、ハンサムだけど思いやりのないヘンリクは、姑の言うがまま。
最後になって反省はするのですけど‥
大恋愛で結婚した相手に弱かったノラがついに切れるあたりは、夫の立場で読むと、ちょっと怖いかも?
トーマスのほうはずっと穏やかでノラのことを理解しているけれど、これも‥女性関係については、けっこうダメなんじゃぁ‥?(苦笑)

作者は代々サンドハムン島で夏を過ごしてきたそうで、美しい風景や歴史ある建物の描写に実感と愛情がこもっています。
訳文も滑らか。
2作目のほうが大きな動きのある事件で、ミステリとしても、主人公二人の人生の展開としても面白い。
話が繋がっているので、これは1作目から読んでくださいね☆

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