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「黒猫ルーイと死神の楽屋」

キャロル・ネルソン・ダグラス「黒猫ルーイと死神の楽屋」(ランダムハウス講談社文庫)武田ランダムハウスジャパン

黒猫探偵ルーイのシリーズ2作目。
ラスベガスを舞台に、大きな黒猫がヒロインを助けて活躍します。

テンプル・バーは、小柄な頑張り屋さん。
ラスベガスで、フリーの広報をしています。
彼女のところに世話になると決めたのは、自由に街を歩き回っている自称探偵の黒猫ミッドナイト・ルーイ。

今回のテンプルの仕事は、ストリッパーのコンテストの広報。
女性として抵抗があり、最初は断った仕事でしたが、担当していた広報が怪我をして急な代役に。
この場合のストリッパーというのは、あくまで舞台上のダンサーで、最後までは脱がないんですね。
完成された肉体を見せびらかすだけという性質のため、レズビアンや性転換者までいるというのは驚きでした。

イベントのゲストの女優サヴァンナが連れてきた美しい猫のイヴェットに恋するルーイ。
逢瀬のために人知れず奮闘するうち、事件にも関わっていきます。
次々に登場する美女達!
それぞれに個性があり、問題を抱えてもいます。
事件はある意味ではまとまっていますが、登場した女性達が次々に事件にあう題材は女性としては若干、複雑なところも。

街の探偵を自称する堂々とした黒猫ルーイですが。
その知性のほどはテンプルにはわかっていないという設定。
このバランスがなかなか面白く書けていて、人気シリーズなのもわかります。
ルーイのことがすっかり可愛くなっているけれど、猫の扱いにそれほど慣れていないテンプルは獣医に連れて行って、爪を切ったほうが良いと言われたり。

いかにも猫らしく困ったことになったりもするルーイが、ヒロインの危機を救うところは痛快です。
高齢部門のコンテストに出場しちゃう大家のエレクトラは最高でした!

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