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「葡萄色の死」

マーティン・ウォーカー「葡萄色の死(警察署長ブルーノ 2)」創元推理文庫

警察署長ブルーノ2冊目。
フランスの田舎町を舞台に、イギリス人作家が描くシリーズです。

前作で知り合った美貌でやり手の女性刑事イザベルと楽しい夏を過ごしましたが、彼女は抜擢されてパリへ。
生き方の違う二人の恋が終わった頃。

サンドニにある遺伝子組み換え作物の試験場が、放火されました。
駆けつけたブルーノは近隣を見回り、国家警察の捜査に協力することに。
協力というか、人情警官のブルーノは地域の人が迷惑をこうむらないように先回りして手を打っていくという感じですね。

警察署長はテニスとラグビーのコーチを務めるのがこの村の伝統。
それで知っている子供や若者も多いブルーノ。
ラグビーを教えた好青年マックスは、ワイン店の従業員で、ワイン農家をやっていく夢を抱いていました。
カナダから同じ店に見習いに来ている実習生ジャクリーヌは美貌で、マックスはすっかり夢中になっている様子。

葡萄の収穫期を迎え、ワイン作りは村中総出のシーズンに入ります。
折りしも大企業ボンディーノが、サンドニの土地を買占め、大量のワインを売り出す計画が持ち込まれます。
ブルーノが尊敬する村長のマンジャンは乗り気ですが、ブルーノは不安を覚えるのでした。
ボンディーノの若社長は自ら村に乗り込んで来ますが‥

ゲストハウスを経営する英国女性パメラといい雰囲気になって来たりと、ブルーノも忙しい。
事件は今のフランスで起こりうる現実的な要素を取り入れてあり、けっこう大騒動なのですが、生活を楽しむフランスらしい描写がリアルで、何だかお腹がすいてきます。
安定した筆致で、美しい村の暮らしぶりが読めるのがいいですね。

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