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「八方破れの家」

ジル・チャーチル「八方破れの家」創元推理文庫

主婦探偵ジェーンのシリーズも13作目。
子供達も手がかからなくなり、手帳の予定が少ないのに気づいてちょっと寂しいジェーン。

隣家のシェリイは、長年のママ友で親友。
対照的な性格だけど、組めば強力な二人、ぽんぽん言い合う信頼関係が楽しい。
かってのPTA仲間のビッツィが、二人に仕事を依頼してきます。
廃屋を改装して売り出すため、インテリアを担当してほしいというのです。
子供の手が離れたところなので、二人ともちゃんとした仕事をすることには興味があるんですね。
行ってみると、仕事を請け負うのは女性ばかりというフェミニストな現場。
それはともかく、計画書がかなりいい加減なのに不安を覚える二人でした。
大きな店舗に下見に出かけたジェーンは、自分がこの仕事にはまったく不向きなのを自覚することに。
しかも、現場では嫌がらせらしい事件が相次いで‥?

ジェーンの恋人で刑事のメルは事件に首を突っ込むのをいつも止めていたのですが、ようやく二人の探偵能力を認めた様子。
ジェーンもまた、何年も前から書きかけていた小説を、書き進める決意をすることになります。
主婦の日常と事件のスリルが混ざり合い、相変わらずにぎやかな中に、少~しずつ、流れが変わっていくところも魅力です。

このシリーズは、有名な小説や映画をもじったタイトルになっています。
八方破れの家、とは苦心の妙訳☆聞いてピンと来る人は少ないと思いますが~
ホーソンの「七破風の屋敷」がもとですね。
破風とは三角屋根のことで、赤毛のアンの住むグリーンゲイブルスのゲイブルと同じ。赤毛のアンの場合は、素朴で自然と一体化した可愛いおうちですけど~
ホーソンの場合は、複雑な形の屋根を持つ陰気で大きなお屋敷のイメージでしょうね。

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