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「貧乏お嬢さま、メイドになる」

リース・ボウエン「貧乏お嬢さま、メイドになる」(コージーブックス)原書房

貴族のお嬢様がヒロインのミステリ。
かなり出来のいいコージーで、楽しく読めます。

1932年、イギリス。
ジョージーは21歳の公爵令嬢でヴィクトリア女王のひ孫。皇太子とは、はとこに当たる。れっきとした王族なのですが、スコットランドのお城は暖房費も払えず、寒々としている有様。
公爵を継いだ兄は人はいいがぼんやりしていて何も出来ず、恐妻家。この兄夫婦も面白いですよ。
嫌な縁談を押し付けられそうなのを知ったジョージーはロンドンの屋敷に出向いて、自活の道を探ることにします。
メイドを連れずに行動するとビックリされる、暖炉の火をおこしたこともないジョージー。
そんな彼女が仕事にしようとしたのは、なんとメイド。
ところが、事件に巻き込まれ‥?

ジョージーは王妃に呼び出されて、皇太子の恋愛相手を探るように依頼されます。それでシリーズ名が「英国王妃の事件ファイル」なのね。
この皇太子とは、後にシンプソン夫人と結婚するために即位後すぐに王位を捨てた人。
この段階では、シンプソン夫人にはまだ夫がいて、皇太子の気を引いているので、えらく嫌われてますが。

学友ベリンダがデザイナーになっていて、何かと協力してくれます。
ハンサムなアイルランド貴族には絡まれ、幼馴染の青年とも再会。
上流階級の暮らしや当時の風俗があれこれ出てくるのがお楽しみ。
母方の祖父で庶民のおじいちゃんには、火のおこしかたを教わりに行きます。
ジョージーの実母は駆け落ちして男性遍歴を重ねている(ちょっとダイアナ妃のお母さんみたい?)華やかな女性。
母性的ではないけど、顔が広いので、時々出くわすんですね。
このお母さんが、パーティーで出会ったシンプソン夫人からジョージーをかばうために、嫌みの応酬になるのは傑作!
ジョージーとその家族は創作した人物。
王家の人々は、実際のイメージに出来るだけ近づけたそうです。

リース・ボウエンのもう一つのシリーズよりも軽くて、ヒロインがさわやかなので、広範囲の方に読まれやすいのでは。
続きも楽しみ!

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