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「おぅねすてぃ」

宇江佐真理「おぅねすてぃ」新潮文庫

安心して読める宇江佐真理さんの作品。
単発です。
「八重の桜」も終わりかけて、明治時代の話が読みたいと思って、見つけました。

明治5年。
函館の商社で働く雨竜千吉は、英語の通詞(通訳のこと)になる夢を抱いていました。
幼馴染のお順は、通詞の娘で、英語が出来る子でした。お順がアメリカ人の妻になったと知って、ショックを受ける千吉。
何の約束もしてはいなかったのですが‥
お順は正式な妻になったのですが、それでも洋妾(らしゃめん)呼ばわりされていました。
再会した二人の心は通じ合い、お順は夫に離婚を申し出ます。
夫は1年間は再婚せず、男とも付き合わないという条件をつけ、配下に監視させました。

千吉は仕事の都合でお順とすれ違うことに。
夫との約束のために千吉と連絡が取れないお順は、女学校の助手となりますが‥?
急激に変化する当時の状況を丁寧に盛り込みながら描かれるのが面白い。
歴史上有名な人物も、出てきます。
いささか優柔不断な千吉と、もともと気風のいいお順の、もどかしい恋のみちゆき。
武家の出の千吉と町人のお順とでは、ちょっと前ならむしろ結婚が難しかったというのも不思議な時代ですよね。 
平成13年に刊行された作品。

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