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「明治・妖モダン」

畠中恵「明治・妖モダン」朝日新聞社版

畠中恵の和風ファンタジー。
明治に入って20年、いつの間にか消えたかのような妖(あやかし)たちは、そこかしこの闇に潜んでいる‥?!

第一話 煉瓦街の雨
煉瓦街にりっぱな建物が並び、アーク灯に照らされた銀座の一等地。
一つだけ掘っ立て小屋のような派出所がありました。
巡査の滝と原田は、名コンビ。
行きつけの牛鍋・百木屋で、三味線の師匠お高ら常連と、仲良く過ごしています。
すっかり近代化したように見える町並みですが、今でも何かと妖怪の噂も‥

第二話 赤手の拾い子
拾った幼女がどんどん成長する。
引き取った男性はその不思議にもかまわず惚れ込んで、妻に迎えたらしい。

第三話 妖新聞
あやしい出来事を新聞記事にするという企画に‥?

第四話 覚り 覚られ
議員に立候補するため、箔をつけようと動いたり、群がって金を手に入れようとする人間達。
議会政治の草創期に、あやかしが絡みます。

第五話 花乃が死ぬまで
巡査の顔が、若い頃の婚約者にそっくりだという女性が現れ‥?
切ない愛の物語。

妖怪といっても、「しゃばけ」シリーズのような、ほのぼのした雰囲気はありません。
ややホラー系の、大人っぽい、ちょっとだけ色っぽい印象。
洋菓子屋さんの「アイスクリン強し」や若様組の話のほうが、時代は近いんですね。
滝と原田は、ちょっと佐助と仁吉にだぶるけれど、関係あるわけじゃなさそう。

活気ある明治を舞台に、江戸の空気をどこかに残しているような人情や生活ぶりが描かれます。
妖怪にもそれぞれの心意気やこだわりがあり、善人には優しい。
関わる人々同様に‥
さらりと読めました。

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