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「お菓子の家」

カーリン・イェルハルドセン「お菓子の家」創元推理文庫

スウェーデンの警察ものシリーズ1作目。

コニー・ショーベリは、ハンマルビー署刑事課の警視。
小さな子供がいる家庭で朝晩は大騒動が展開していますが、夫婦は円満でミステリにしては珍しく?幸せそう。
ハンマルビーはストックホルムのどこからしい。
署には、レバノン出身の刑事ジャマールもいます。
女性刑事のペトラは何気ない冗談でジャマールの気を悪くさせ、レバノンのことも、移民とはいえ子供の頃からずっとこの地で育った彼の気持ちも知らなかったことに気づくのでした。

入院先から戻った老婦人が、家の中に死体を発見。
不動産業者で、何の問題も抱えていないような男性でした。
地道な捜査を続けるショーベリ警視らでしたが‥

事件は、カトリーネホルムでおきた子供のいじめに端を発しているらしい。
たびだび視点が変わり、殺人者の視点からの描写もあり、相当に怖いです。
いじめた側の子供は崩壊した家庭に育っているというのがなおさら痛ましい。
その後の人生もまた、それぞれで‥

一見何の関連もない死者の共通点とは。
連続殺人事件と疑われたとき、「まさかスウェーデンで?」と警官が口走るのが印象的。
スウェーデンは犯罪発生率は少ないほうだったのかも。ミステリを読んでいるものだから(そして他にスウェーデンのことはあまり知らないから)すごい犯罪が多いような気がしちゃうんだけど。
人口950万だそうですから、それはそうかも。

作者はカトリーネホルムで1962年に生まれたそう。
お菓子の家とは、クリスマスに香料入りクッキーで組み立てて作るもののこと。1月に入ってから壊して食べるのだとか。
子供の頃の思い出に残るものなのでしょうね。

シリーズは3部作の予定で始まったが、2013年現在6冊出ているとか。
好感の持てる刑事達と、鋭く描かれた事件の描写の対比がなかなか。
続きも楽しみなシリーズです☆

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