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「蒸気機関車と血染めの外套」

アランナ・ナイト「蒸気機関車と血染めの外套」創元推理文庫

ファロ警部補のシリーズ3作目。
19世紀、まだ蒸気機関車も珍しい時代。
スコットランドの首都エジンバラでの事件簿です。

警察医ケラーの妻メイベルが行方不明になります。
妹のところへ行くと蒸気機関車に乗ったらしいのですが。
二週間後、線路際の雪の中で、メイベルの外套が発見されました。肉きりナイフとともに。

ファロ警部補は義理の息子(亡き妻の連れ子)で若手の医師ヴィンスと二人暮らし。
義理の仲にしては心通い合い、互いに認め合う良い関係なのが微笑ましい。
ファロはヴィンスと一緒に、ケラー夫妻の晩餐会に招待されたこともありました。奇妙な晩餐会の様子が興味深い。
ヴィンスは、年上の女性で不幸な結婚に悩むメイベルに恋していたらしい。
地味で大人しいが優しく機知もあるメイベル。
メイベルは傲慢で偏屈な夫につれなくされても、愛してはいたらしいのですが‥

薄い本なので、歴史ものにしては書き込みは浅く、あっという間に話は進みます。ミステリ慣れしていたら、真相もわかるでしょう。
警察機構も捜査方法もまだしっかりしていない時代なのでね~~ファロが遅れをとるのは致し方ないかも。
19世紀の雰囲気が好きなので、それは楽しめますが、評価するとなると、並外れてはいないかな‥
この時代に女性のおかれた立場という意味では、やむを得ないけれど、もう少し違うニュアンスで描かれたほうが好みだな、なんて。

ファロ警部補は成人した息子がいるせいか?老け込んだような気分でいるけど、実は見た目も十分女性にもてる魅力的な中年男のようです

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