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「空飛ぶ広報室」

有川浩「空飛ぶ広報室」幻冬舎

ドラマを先に見てしまったので、少し印象を冷ましてから読みました。
自衛隊の広報室の話。
パイロットの夢を断たれた航空自衛隊の青年と、報道部からはずされて自衛隊の取材をすることになった若い女性との出会い。
面白かったですよ。

空井大祐は、ブルーインパルスのパイロットになるのが夢でした。
実現を目前にして、交通事故で罷免に。普通に生活できるぐらいに回復しても、戦闘機パイロットはとても無理なのです。
市ヶ谷にある防衛省の広報室に配属されることに。
室長の鷺坂は詐欺師と異名をとる曲者ながら、鷹揚に対処してくれる上司。
ベテランの比嘉は昇進を望まず地道な仕事を続けていて、階級では上だが何も出来ない新米の空井を指導してくれました。

そんなところへ、テレビ局から新人ディレクターの稲葉リカがやって来ます。
報道の仕事できつい取材を経験してきたリカですが、自衛隊のことは何も知らず、つっかかるような物言い。
そんなリカに自衛隊のことを理解してもらおうとする空井。広報室の面々も変わったキャラ揃い。
「自衛隊のイメージが良くないことを知っても怒ってはいけない、それは広報の責任なのだから」という鷺坂の言葉には呻らされます。

航空自衛隊が空軍じゃないことぐらい、知ってる!けどねえ‥
他に何を知ってるかというと、確かに‥??

女を捨てた振る舞いをしている「残念な美人」の柚木さんが印象深かったですね。
女性が登用されたばかりの年代は厳しい経験をするもの。まして自衛隊では‥
ドラマでもほとんど生かされ、しっかり幸せになっていて満足。

俳優が頭にくっきり浮かんでしまいます。
空井の号泣シーンは綾野剛ならでは、他の俳優じゃちょっと。
かなり合っている配役!だけど、先に読んでいたら‥ヒロインは違ったかな。優等生的なのは合ってるけど、何年も仕事している人に見えないんで~でも健康そうでつるっとしたところが話を重くしなくていいのかもね。
ドラマのほうが気恥ずかしいような若々しいロマンスにしてあるし~有川作品としては十分ありうるので、原作があっさりしていてむしろ意外。
あの日の松島が終盤に来るため、ということもあったのでしょうか。

有川浩に小説の企画を持ち込んだリアル鷺坂(仮)は、いい仕事をしましたねえ!

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