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「氷の娘」

レーナ・レヘトライネン「氷の娘」創元推理文庫

フィンランドで人気の<マリア・カッリオ・シリーズ>第2弾。

マリアは、地方都市エスポー警察の巡査部長。
赤毛で鼻っ柱が強い。前作から4ヵ月後、今や7ヵ月の身重で、産休を1ヵ月後に控えています。
マリアはもともとフィギュアスケートが好きで、上司のタスキネン警部と試合を見に行ったこともありました。
警部の娘シルヤは有力なシングルの選手で、美しい少女。

ところが、マリアが見た試合にも出ていたフィギュアスケートの選手ノーラが、遺体で発見されました。
小柄でパワフルなノーラはペアの選手で、コンビを組む美青年に恋していたらしい。
コーチは、旧ソ連から来た厳しい指導をする人物。
一度は家を出たノーラの母親やそのストーカー、派手なスケート協会理事など、複雑な人間関係が渦巻いていました‥

警部タスキネンは昇進する可能性があり、そうするとマリアと同僚のペルツァ・ストレムが後任を争うことになるという状況。
ペルツァはもともと口が悪く、対抗心をあらわにします。

緊迫したシーンは上手く書けていますが、犯人と対決するいきさつは軽率すぎて、ちょっと。
だいぶ反省するという展開なので、この後ずっと続いているというシリーズでは違う理由で危機を作るのかしらね。

どろどろした人間関係がさらに緊迫していく状況の中で、マリアがいったん家に戻ると、人柄の良い新婚の夫と愛猫、おなかの中の子供と一緒に溶け合うように過ごすひとときが~すばらしく心地よい。
作者の妊娠出産の経験を生かしているようです。

フィギュアスケートの話題は少し古く、原著が1997年と知って納得。
それじゃ真央ちゃんのトリプルアクセルもないわね。
美少女シルヤは今のキーラ・コルピ選手みたいなのは偶然で、あとがきにもありましたが、何となく嬉しい♪

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