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「お友達からお願いします」

三浦しをん「お友達からお願いします」大和書房

このタイトルは、初めて出会う読者さん向けの挨拶らしい。
いつものエッセイよりも、よそゆき仕様(自社比)というエッセイ集。

ぷぷぷ。
やっぱり、爆笑ものエピソードが入ってます。
確かにまとまりのいい文章で、少し気をつけて書いている感じはあります。
テーマによっては、しをんちゃんとはすぐわからない?
でも勢いがあってわかりやすい文章、あるあると共感できるようなエピソードから突き抜けたエピソードまで、笑えて気楽そうでいてどこかに貫かれているあたたかさが、らしいんです。
初出を見ると~ほぼ直木賞受賞後のようですね。
それは確かに大人っぽくても当たり前!?

電車を降りるときに駅に着く前から揉みあってしまう件。
そうめんや雑煮の食べ方。
編集さんのエア新婚生活とか。
ボウリング最弱王決定戦をやってみたら。
駅弁を食べるタイミングとは。
家ではテレビを繋げていないため見れないので、蕎麦屋に行って、見たい番組を見ようとしたら。
最近のトイレはすごい、という話。「生き物じゃあるまいか?」の一行がおかしい~(最近うちは新型のにしたばかりなので!)

子供の感想文を指導する企画で、子供達にいろいろ違うパターンで考えさせるのが面白い。
「走れメロス」って確かに真面目に取り組むのも‥
違う視点で、(メロスに蹴られた犬の気持ちだとか)いまどきの子供はこんなに色々出来ちゃうんだと感心。

友人に貰った花瓶の話。
フリーターをしながら小説を書いていた頃、友人に「いざとなったら食わせてあげるよ」と言われたこと。
いい話でした。

旅行の話も多く、旅先で出会う人がまたいい感じ~。ほとんど引きこもりと別なところでは書いてあるんだけど、そうでもないような(時期が違う?)。
林業をやっている人の取材や趣味という以上に真剣な文楽鑑賞もあり、いざ行くとなると、すごく楽しんでますね!

お父さんが出番増えていて、これがほのぼのしたイメージ。
子供のころは必死にサンタを演出してくれていて、しをんさんはずっと実在を信じていたそう。
「お前がころっとだまされるから、こっちも引っ込みがつかなくなった」んだとか。

弟さんはちょっとしか出てなくてやや物足りないけど、エピソードは面白かった~。
お祖母さんがかくしゃくとして強気なのも、何だかそれらしい説得力。3階まで歩くのに少し息切れがするので年齢を感じるという90歳なのだ。
祖母がなくなったときに初めて感じたことも。

お母さんがこんなに強烈な人とは知りませんでしたよ。
「理不尽の権化」は2006年初出。
母親とは理不尽なもの、というのは心当たりがないでもないです~。
が、ここまで凄くない‥と思う、我家だけでなく普通は。
作家の家族がどこか強烈なものを持っているのは、あるいは才能と近しい素質の表れなのか?
肝が据わったお母さんのような気もするし、ご家族のハーモニー全体は、なんだか素敵に楽しそうに見えるんですけどね。

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