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2014年1月

赤い振袖の黒髪SD

140118_195952明るい赤の振袖を着たSD13のサラちゃんです。
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なかなか正確に色が出ないので‥
どうでしょう~背景を変えました。

140118_200419帯揚げの結び方を変えました。

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赤い振袖にぱっつん前髪の長い黒髪はぴったりですね☆

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帯はこんな感じで。
金と銀の華やかな柄行きが素敵です。

「悪魔と警視庁」

E・C・R・ロラック「悪魔と警視庁」創元推理文庫

英国ミステリ黄金時代の作家だそうです。
70作も長編があり、クリスティと並ぶほどの人気だったとか。
端正で危なげがない書きっぷりがいかにも。
日本ではほとんど知られてません~他の作家と比べると、読みやすいけど主役に強烈なものが少ないのかも?しれないですね~。

晩秋のロンドン。
深い霧の夜、マクドナルド主席警部は、小さな事件に出くわし、車を警視庁において帰りました。
翌朝、車の後部座席に、悪魔メフィストフェレスの衣装をまとった死体を発見。
近くで仮装舞踏会が開かれていたとわかるが、メフィストフェレスの仮装をした人物は何人もいたのです。
同じ夜、メフィストフェレスを当たり役としていた老いたオペラ歌手の車には怪しげな置き土産が。
仮装舞踏会を主催したミス・フィルスンは知的な大人の女性で、社交界の名士でした。
ミス・フィルスンを訪ねた警部は、非凡な女性が何かを知っているという印象を受け、訪問客の後をつけて関係者を当たっていくことに。
誰が何を知っているのか‥?

登場人物は要領よく描写され、人数が多い割りにちゃんと区別がついていきます。
ロバート・マクドナルド主席警部は、スコットランド出身で、長身、スポーツ選手のような体格。頭脳明晰で、仕事でミスをやらかしたことはないと部下にも信頼されています。
インテリ警察官シリーズの最初だそう。
そういえば‥ホームズやポワロものでは、警官は間抜けなのが相場でしたからね(笑)
アダム・ダルグリッシュやダンカン・キンケイドの先輩ってことか‥そう考えると、知的でスタイルもよくなかなかハンサム(長い顔で陰鬱そうだが笑うと若く見える)という設定は~女性作家による理想像というのも納得できますね。

著者は1931年にデビュー。
本名はイーディス・キャロライン・リヴェットという女性だが、1958年に亡くなるまで、そのことは公表されていなかった。
経歴も不明で、学校関係か何かの硬い職業についていたらしいとか。

SD用の赤い振袖セット

140118_143657これは、何でしょう~?
ネットのkimonoSHOPでゲットしました。
SD用の着物です!
LA VIA NORMAの製品。
140118_153154襦袢を着たところ。
弁天小僧みたい?
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半襟をつけて、着物を羽織ったところ。
内掛け風?

140118_174236_2素敵すぎて、着付ける手が震えちゃいます~。

140118_180747やっと、着ました!

自分で作った着物じゃないので、着付け加減が難しいです~。
また着せますので、だんだん上手くなるかと。
続きます~^^;


ずーっと店頭で着物は見て回っていたんですが‥
いまひとつぴんと来ない柄の割りにお値段が張りますので~
気に入った柄で自分で仕立ててもいいかな、と‥
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とはいえ、それはいつになるやら、わかりませんので。
少しお値段が下がったタイミングで
こちらの品に決めました。
和裁ですよ~本物の着物と同じ縫い方です。
これは真似できません~!
明るい赤というか濃いピンクというか~
布は古布で正絹です☆いかにも和風な可愛らしい柄がお気に入り!

「さよならドビュッシー」

中山七里「」宝島社文庫

宝島社「このミステリーがすごい!大賞」を受賞してのデビュー作。
音楽の描写の巧みさが光っているし、大掛かりなトリックを描ききっていますね。
映画化もされています。

母の期待をになってピアニストを目指す少女・香月遥は15歳。
一緒に暮らしている同い年の従姉妹ルシアとは仲が良かったのですが、祖父の住む離れが大火事で焼け落ち、祖父と従姉妹は死んでしまう。
祖父の遺言書は意外なもので、孫の遥がピアニストを目指す限り経済的な支援は全て莫大な信託財産でまかなわれるという内容でした。

遥は形成外科で皮膚移植をした身体で、叱咤激励されながらリハビリを続け、レッスンを再開。
新進ピアニストの岬洋介のユニークな指導を受けて、奇跡的な回復を見せることに。
不必要に体重をかけない姿勢など、ピアノの知識が底力になっています。
音楽の描写が熱っぽく流麗で、この再生とコンクールまでの猛特訓が、一番の読みどころですね。

裕福な家庭で、素晴らしい医師と指導者に出会い、祖父の介護士だった女性の世話を受けるなど、恵まれた面もあるのですが。
身近で相次ぐ不可解な死‥
岬洋介が謎を解くことに。祖父も認めていたという、さわやかな岬先生はやたらとカッコいいです。

女の子の視点で語られるため、わかりやすいような軽いような。
そのわりには災害に火事、いじめなど、なんでこんな重い内容を読まなくちゃいけないんだろう?という面もありますが。
‥そういう前提あってのお話なんですよねえ。その辺はあまり重く受け止めすぎず?
たとえどんな苦難と悲劇に遭おうとも、乗り越える可能性はある!
という話として~スリルと波乱を味わえばいいのかも☆

かみたい猫

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朝の窓辺~うちの猫・みゅんです☆

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あ、しまった。

撫でようとしたら捕まってしまいました。

131017_150109
「は~」
噛みたそうです。じゃあ、ちょっとだけ?

131017_150113グァシ!
厚いセーターを着ているときは、たまに噛ませてやります。

131017_150142こういうときの猫の目は、ちょっとヴェロキラプトル(恐竜の)に似てます。
小さいときは興奮して蹴りが入りましたけど~だんだんと躾けまして‥
興奮しすぎたときは傍にいると傷が増えるので、ぱっと離れて「噛む子は遊んであげない」と言って態度でも示すのと、その後すぐにご飯あげたりはしないで放っておく。
ほどほどの時は、遊んだ後で疲れた頃に爪を出さないように押さえ込んで、「こっちが強いんだよ」と教えました。しぶしぶ「姉ちゃんはプロレスが強いからなあ」って態度に。
子猫は兄弟で遊んで力加減を覚えていくものなので~それを代わりにやってあげないとね^^;

131017_150151もう大人なので、一瞬後には
「本気じゃないんだよ~遊んでくれてアリガト」
ってお顔です^^

「シュークリームは覗いている」

ジョアン・フルーク「シュークリームは覗いている」ヴィレッジブックス

お菓子探偵ハンナのシリーズも11作目。
ユーモラスな展開で翻訳もよく、楽しめます。

11作目にして、ついに本格ダイエットに突入!
ロマンス小説が好きな母ドロレスがついに自分でも小説を書き、その出版記念パーティーに着ていく予定のドレスが入らなくなってしまったのです。ハンナは店をやっているので、クッキーや甘いものを作り続けながらという苦行になります。
食事制限が厳しすぎるような気もする‥もっと野菜をとればいいのに?そのへん、アメリカ人は疎いのかなあ。

妹アンドリアの応援と見張り?を受けつつ、一緒にジム通いを始めます。
ジムのインストラクターのロニは男性には人気の美人だけど、女性にはやたらと手厳しく、ハンナは驚きます。
ロニが刑事のマイクと同じアパートを借りたと知り、心穏やかではいられないハンナ。

そのロニが事件に。
しかも、ロニが警察の面々にも色気を振りまいていたため、マイクも、アンドリアの夫も、末の妹ミシェルのボーイフレンドも、皆被害者と親しかったということで捜査をはずされてしまうという羽目に。
ハンナは代わりに聞き込みをするよう期待されますが‥?

今回、マイクは男を下げ、ノーマンが俄然リード。
マイクはプロポーズを断られているのだから、まあ自由の身ではあるんだけどね。
作者はそろそろ決めるつもりなのか、それとも挽回は可能なのか~??

町の人をモデルにしたと言ったドロレスがどんな小説を書いたのかが不安なハンナでしたが、さてその内容は?
うるさ型の母親ドロレスとはあまり気が合わないのですが、ちょっと反省の色を見せたドロレスに、ハンナが思わず言った言葉も感動的で、ちょっとほっこり。

赤チェックシャツにコートのmomoko

131218_193205赤系のウエスタンチュニックを着ているmomokoさん。
うちの一実ちゃん、ことmomokoのナチュラルデイズさんです。
「ね、これどうぉ?春海ちゃん」
「あ、一実ちゃん、いけてるじゃん」

140122_182701「ちょっと、寒いのよね~」
上に羽織るものを試しています。
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「フードかぶっちゃおうか」
リーメントのぷちモードの服は、
色が下に合いますけど~
ちょっと薄手かな?
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「これなら、どうだろ。黒だし~」
赤系のチュニックシャツに黒も入ってますからね。

131218_194839裾が出るのも可愛い☆
もともと下のパンツと同じ早春のマリーナさんのセットです。

長袖に長袖だし、チュニックがゆったりしてるから、着にくいけど~

131218_195353_2「頑張って袖から手を出したわよ」
「一実ちゃん、よく着られたね。合う合う!」

「64」

横山秀夫「64」文藝春秋

警察小説の傑作。
D県警シリーズのひとつということですが、初めて登場する主人公。
14年前の誘拐事件と現在の事件が交錯します。

64とは、昭和64に起きた未解決誘拐事件の符丁。
64年ってたった7日しかなかったんですね‥

三上義信は、D県警の警務課の広報官。
もとは刑事畑の出ですが、警務課に回されたのは二度目で、微妙な葛藤を抱えていました。
捜査に携わる現場の刑事にとって、警務課とはスパイのようなもので、互いに押し引きをして張り合っていたのです。
警察内部の人間関係。信頼できる人もいないではないけど、何かと足の引っ張り合いがあり、そのへんがたっぷりと書き込まれていて、こんなことを考えながらやっているのかと驚くほど。

鬼瓦のような顔をしている三上の内心は悲痛でした。
娘のあゆみが家出して行方が知れず、妻の美那子は電話にかじりついて離れない。
家出して2ヵ月後に無言電話が3回あり、あゆみからと信じて疑わずに待ち続けているのです。
三上は娘の捜索を全国手配してもらったため、上司に逆らえない立場になっていました。

64の事件も時効まであと1年。
被害者家族の雨宮に、警察庁長官が弔問に訪れたいという申し出をしますが、きっぱり断られてしまう。
警察に不信を抱いている様子に驚いて、事情を探り始めます。
担当者との間に何かあったのか?
辞めた警官がいることを知った三上は‥

警務課では、マスコミ対応も頭の痛いところ。
上司の指示通りにある事件の加害者の実名を発表しなかったところ、記者たちの反発にあい、揉めに揉めて公式に抗議されてしまう。
このときの葛藤も凄いけど、三上が決断してからが潔くて、カッコいい!
自分の立ち位置を確認し、腹が据わったのですね。

絡み合う過去と現在。
予想外な展開で、読み応えがありました!
不器用で迷いと苦しみばかりだった三上も、真剣に向かい合ううちに良いところが出てきて、一皮剥けていくよう。
思いつめていた美那子も、それなりに心の落ち着きどころを見出していきます。

「半落ち」と「臨場」を読んでいるのですが、風合いが違うので、読んでいる最中は同じ作家とはっきり気づきませんでした。
読んでいない「クライマーズ・ハイ」などのほうが通じるものがあるのかも‥
とはいえ、この作品がベストかもしれませんね。それぐらい迫力があります!
私の好みで言えば「臨場」かもだけど‥それは主役のせい♪

赤系チェックシャツのナチュラルさん

131218_192907うちの一実ちゃんことmomokoのナチュラルデイズさんに~
赤系のチェックのチュニックシャツを着てもらいましょう。

131218_193009渋谷ヒカリエでゲットしたものです。
ゆったりしたデザインなのが最近の流行ですね☆

寒いので、これしか組み合わせを思いつきませんでした‥
下を短いのにすれば、オシャレに変化が付くと思うけど。

131218_193104チェックも最近の流行の一つ☆
色がいいですよね~♪

131218_194038赤いベレーをかぶってみたら、どうかな。

ちょっと埋もれてる?

131218_193702おでこを出すと‥

別人?!

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これぐらいが、可愛いかも~bleah
商品名はウエスタンチュニックです。

「冬空に舞う堕天使と」

リサ・クレイパス「冬空に舞う堕天使と」原書房

ヒストリカル・ロマンスの佳品。
壁の花シリーズの3作目、エヴィー編です。

19世紀、イギリス。
前作で親友ウェストクリフの婚約者を奪おうとして失敗したセントヴィンセント卿セバスチャンのもとへ、意外な人物が。
赤毛のエヴィー・ジェナーは綺麗なのだが内気すぎて、上がると吃音も出るため、パーティーでも黙ったまま。
家は裕福なのですが、父は賭博場ジェナーズを経営している成り上がり。
その父が病の床に伏していて、エヴィーを育てた親戚は財産目当てに従兄と結婚させようと迫っていたのです。
思い余ったエヴィーが、セバスチャンに結婚を申し込みにきたのでした。

セバスチャンは、シリーズ中でも一番の美形で爵位もありますが、財産を使い果たしかけている放蕩者。
前作では悪役だったのに、意外に良いやつなのね~(笑)
セバスチャンはエヴィーの条件に応じるのでした。
スコットランドのグレトナグリーンまで行けば、簡単に結婚できるのです。
追っ手を逃れて雪の中を48時間馬車を走らせ続けるとは、かなり過酷でびっくり。
当時の風習が書き込まれていて、興味深かったです。

これまでは目立たなかった二人のキャラクターの特異性が余すところなく描かれて、面白い展開。
エヴィーは親戚にかなり虐待されていて、そのことにしだいに気づいたセバスチャンの怒りも頼もしい。
華やかな女性と次々に関係していたセバスチャンのことを心配するエヴィーに友人が「それは彼の日常。あなたは彼の理想なのよ」というのが面白い着眼。
エヴィーの優しさとしとやかさが、琴線に触れたのですね。
そして、社交界を泳ぎ渡るしか知らなかった男に、意外な仕事のやりがいも、というハッピーエンド♪

味噌ちゃんぽんと、ちゃんぽん蕎麦

140107_155444お蕎麦屋さんのちゃんぽん、新作です。

まずは、身体があったまりそうな「味噌ちゃんぽん」にしてみました。

140107_155534関西風で、うどんです。

味噌味は、あったまりますね~!

140107_155457かやくご飯も付いてます。

140114_155601_2次の週~
オリジナルのちゃんぽんの蕎麦のほう、にしてみました。

140114_155617炒め物が乗ってるお蕎麦‥簡単に言えば。

140114_155710これがなかなか~
あっさりめの五目炒めと
甘辛い醤油系のおつゆとの絶妙なバランスで、美味しかったです。
栄養あるし、家でも真似できるかな‥?

「ルピナス探偵団の当惑」

津原泰水「ルピナス探偵団の当惑」創元推理文庫

高校生が探偵役のミステリ。
2編は、ライトノベルとして1994年から95年にかけて発表されたもの。
全面改稿されたということですが、キャラ設定はそれらしい感じですね。

吾魚彩子(あうおさいこ)はルピナス学園の生徒で、かなり普通の女の子だが、やや直観力に優れている。
姉の不二子が刑事で、彩子はたまたま密室殺人の謎を解いてしまったことがあるため、強引な性格の不二子に何かと協力させられるようになっていた。
博学な祀島龍彦にあこがれて告白するが、姉のせいで誤解されてしまう‥?
この祀島、化石マニアで何事につけても知識は豊富だが、乙女心にはまったく疎いのでした。

彩子の親友はボーイッシュで度胸がある桐江泉と、美少女というほかにはさして取り柄がない(と人物紹介に書いてある)京野摩耶。
刑事の不二子と、その上司(だが年下)も含め、それぞれの得意を生かして謎に挑む展開。

「冷えたピザはいかが」はキャラのにぎやかなお目見えと、ピザをめぐる謎ときが面白かったです。
「ようこそ雪の館へ」は、雪の日に道に迷って、カリスマ的な美人作詞家が住む館に泊まることになった一行が事件に巻き込まれる。
館もの、とでもいいましょうか。
ムードのある場所での不思議な事件は、高校生向きというわけでもないけれど、作者の資質を感じさせる雰囲気がありました。

「大女優の右手」は、「瑠璃玉の耳輪」を上演中の舞台で、主演女優が死亡、死体が行方不明に?
手套の麗人と異名をとった往年の名女優、尾崎緑が書いた幻のシナリオなど、時代がかった雰囲気が濃厚でした。
津原泰水が小説として完成した「瑠璃玉の耳輪」を前に読んでいるので、面白く読めました。

吾魚って変わった苗字だけど、亜愛一郎が好きなのかな?
謎解きの基本的な面白さがしっかりありますが~解説にあるように、魔法の杖をもつ魔法使いというタイプの作家さんという気がします。

花と美少女SD

131226_203100うちのSD13女の子・サラちゃんです☆
去年の写真の続きですけど~
花を添えて、ちょっと違う雰囲気で♪

まずは、白い花だけで清楚に‥


131226_201157可愛い花をたくさん☆

131226_201359ふわふわの髪を広げて~


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ものうげな横顔☆


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この角度も優しげ~♪


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違う座り方をしてみました。
この高さのほうが小さいソファよりは案外いいかな‥

実は6分の1スケールのドール用のテーブルに座っています。
いぜん100円ショップにあったんですが、大活躍です。
あ、SD用のソファも買ってあるんですけどね~。
自分の部屋には置けないぐらい大きいんですよ^^;

「エスプレッソと不機嫌な花嫁」

クレオ・コイル「エスプレッソの不機嫌な花嫁」武田ランダムハウスジャパン

シリーズ7作目。
これまでで一番厚く、充実した内容。

クレアは、アラ40で、老舗コーヒーハウスのマネジャー。
元夫のマテオがブリアンと結婚することになり、何ヶ月もかけて計画が練られます。メトロポリタン美術館での豪華結婚式がいよいよ迫っていました。
愛娘ジョイの父親であるマテオとのあれこれを振り返るクレア。
マイク・クィン警部補とうまくいっているので、10年以上前に別れた夫に未練はないのですが、ブリアンには敵視されながら手伝うという妙な立場に。

本番直前になって、ブリアンにそっくりなタレントが事件の被害者に。
ブリアンが命を狙われている様子なのです。
セレブな美人編集者だけど、思いっきり嫌な女のブリアンの発言にはあきれます。
これじゃ結婚が壊れる話なのかも?!と思うほど。
実際、危機も訪れます。
巻き込まれて苦労するのは、クレア。
でも、しだいにブリアンのやり手ぶりや、のし上がって来た過去だけでなく、意外に可愛いところもチラッと見えてきたり。
マテオもブリアンに押しまくられているだけで本当に愛しているのやら~という感じだったけど、ブリアンが命を狙われていると知って真剣に守ろうと‥?
この期間にもいくらか成長した様子で、なかなかお似合いのよう。へ~え(笑)

来し方行く末が見える描写で、これまでにない雰囲気がありますね。
クレア自身の気持ちにはぶれがないんですね~いつの間にか、こんなにしっかりしてきたのね。
二度目の恋でキラキラ輝いているらしく、モテまくってます。
スイーツやコーヒーも、夢のような逸品が登場します。

リカちゃん浴衣のみう

131202_195735思いっきり、季節はずれですが~
「えっくす☆きゅーと」の「みう」ちゃんに、
リカちゃんの浴衣が着られるかっていう課題を‥
着せたまま、まだアップしてませんでしたので‥

131202_195904小さめかと思ったけど、ほとんど大丈夫!

引っ張りながら着る感じで、帯をしても問題なし。
131202_200209
リカちゃん、着物で登場です☆
「みうちゃん、似合うね~」
「あ、ミラちゃん」


131202_200220「ありがとう」
「うん、すっごく可愛い~! ただ‥」

131202_200734_2「その髪型、面白いね。お下げ、どうやってるの?」
「‥これはねえ、編んだまま夏から箱に入れられっぱなしだったから癖が‥‥」
「え!」
悪いこと聞いちゃった‥?(汗)
131202_201042
「こうすればいいんじゃない。ほら、可愛い~」
「そ、そうかな。季節はずれなのに‥」
「一緒にいれば着物に見えるよ。
暖房あるし、大丈夫ぃ~♪」
「やったね♪」

「ときぐすり」

畠中恵「ときぐすり」文藝春秋

「まんまこと」の麻之助シリーズも4冊目。
「しゃばけ」と違って妖怪は出てこないけど~幼馴染の若者3人組が助け合います。
感じのいい、お江戸の人情事件帖です。

高橋麻之助は、神田町名主・高橋宗右衛門の跡取り息子。
お気楽者と評判でのらりくらりと遊び暮らしていましたが、謎解きには才覚がありました。
前作で妻を亡くし、気が抜けたようになって過ごして1年。
見かねた父親に仕事を回されて、忙しく過ごしていました。

亡き「お寿ず」の遠縁にあたる「おこ乃」は、何かと麻之助の家に出入りしています。
14になり、最近急に娘らしくなってきたおこ乃をお寿ずと見間違えてしまう麻之助。
そっくりな少女の出入りを誰も止めないのかなとちょっと謎でしたが、疑問を投げかける人がやはり出てきて、それは‥?

麻之助の幼なじみの八木清十郎は同じ町名主の家で、既に跡を継いでいます。
女にもてるいい男だけど、自分から惚れた話は聞かない。
その清十郎が見合いを迫る親戚達の前から姿を消し、そのまま行方不明に。
別な出来事がしだいに結びついていきます。

やはり幼なじみの相馬吉五郎は侍で、堅物の見習い同心。両国橋界隈の若い者から慕われています。
同心の家に養子に入っていて、まだ十歳のそこの娘と許婚の身。
その吉五郎が三人の娘に恋されているというあらぬ噂が立ち‥?
店を出している町娘達もいきいきしています。

それぞれの設定を生かしたエピソードなので、わかりやすい構成。
前作で「お寿ず」さんが命を落としてしまうショッキングなラストだったため、少しずつ立ち直るんだろうなあと思いつつも、ちょっとはらはら。
麻之助の体調が悪いと「しゃばけ」とだぶっちゃいますね。
そこはかとない哀しさが時に漂うのはどちらにもあるし。
清十郎と吉五郎ははっきりした輪郭のある男性なんだけど、その割には前に出てこない印象。
物柔らかな作風なので、これはどうしてもそうなるのかな。

町名主が扱うちょっと困った揉め事や謎めいた出来事というのは、とっつきやすくて良いんですけど。
まだ少女の「おこ乃」ちゃんのほのかなエピソードが一番恋愛っぽいというか、印象に残りました。

盗賊の一味の下っ端だった少年を麻之助が助ける展開が、一番事態を動かす内容だったかな。
人助けをしながら、自分も元気を取り戻していくのでしょうね。
麻之助を見守っている人たちの優しい空気で~心地よく読めました。

ふっくらベッドであたたまり

131214_002512うちの猫・みゅんの~冬の間の楽しみです☆
「乗った!」
私のベッドに飛び乗ったところです。
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「だんだん、ふくらんで来るんだよ~」
周りがふくらんでくる勢いがあるので、すぐには、動けません。

131214_002551「これが、あったかいんだ‥」
冬の間は夜寝る前に、ベッドに布団乾燥機をかけるのです。
待ちかねたように乗ってきますよ。
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「そろそろ、いいかな‥」
腰を落ち着けて~
131214_003553
「よっしゃ」
私がお風呂から上がると、爆睡していたり、
すぐには動きたがらないことも‥[ふらふら]
131214_003525

「う~ん、快適ー!」

「ナイト・ストーム」

サラ・パレツキー「ナイト・スイトーム」ハヤカワ・ミステリ文庫

シカゴの女私立探偵V.I.ウォーショースキーのシリーズ長編15作目。
相変わらず元気で、猪突猛進なヴィクです。

華やかな赤いドレスでパーティーに出席していたヴィクは、従妹ペトラからの電話で、荒れ果てた墓地に出向く羽目に。
ペトラが世話をしている少女達がヴァンパイアのカーミラものにはまり、家を抜け出して、墓地で儀式をしようとしていたのです。
子供だけの夜間外出は禁止する条例があるんだそうで。
少女達の知らぬ間に、近くに男の死体があったことを発見するヴィク。
鉄の棒を突きたてられた様子は、少女達とまったく無関係とは思われない‥何者が?!

従妹ペトラはシカゴに来て2年。職を転々としていましたが、(これまでよりはましと思われる)難民支援などを行うマリーナ財団で働き出しています。
少女の中には、上院議員候補の娘ニーヤや、大富豪サランターの孫で財団代表の娘でもあるアリエルもいました。
人気のテレビ番組で、対立候補を応援する人気スターのウェイドは、少女達の事件を歪曲して取り上げ、親や祖父も標的に誹謗する大騒動に発展してしまう。
サランターはユダヤ人だが、過去を偽っているというのです。

同じ頃、ヴィクは級友のレイドンから救いを求める電話を貰っていました。
感性豊かで優秀な弁護士だったレイドンは精神を病み、入退院を繰り返している状態だったのですが。
レイドンの依頼は何が原因だったのか、事情を探るヴィクは‥?

50歳になってもシミ一つない肌を誇り、音楽家の恋人もいるヴィク。
共同で犬を飼っている世話焼きの隣人・コントレーラス老人には、恋人のためにそのルックスを大事にしろと諭されたりして。
時代とともに年をとるのも魅力の一つだけど~正確には進んでないんじゃないかなぁ‥たぶん(この事件が何年かは明記されてないので)
独立心が旺盛だけど、家族や友人のために身体を張るのはいつものこと。
困っている人すべてに味方して、巨悪を向こうにまわして全力を尽くす、というのが天晴れ!

「サマータイム・ブルース」で1982年にデビュー(日本での発行は1985年)
続いて「レイクサイド・ストーリー」
「センチメンタル・シカゴ」
「レディ・ハートブレイク」
「ダウンタウン・シスター」
「バーニング・シーズン」
「ガーディアン・エンジェル」
「バースデイ・ブルー」
「ハード・タイム」
「ビター・メモリー」
「ブラック・リスト」
「ウィンディ・ストリート」
「ミッドナイト・ララバイ」そして
「ウィンター・ビート」が原著は2010年で、その次が本書2012年とややあいてるんですね。
翻訳発行は2012年9月。これは早かったんだ!
快調で嬉しい限り☆

momokoにふくら雀みっつ

140103_193810お着物を着ているmomokoさん達です☆
まずは、夏姫ちゃんの帯の写真から~

こんな細かい柄の金襴はなかなかないんですよ~。
これが、ふくら雀という結い方なのです。
雀が身体をふくらませているようなかわいらしい形。

140103_235842帯揚げと帯締めを最初のと変えたところ。
絞りの帯揚げはふっくらと、若い娘らしい~可愛い組み合わせです。

140110_232757では、いよいよ、春海ちゃんの帯も替えましょう。

金襴に渋めのグリーンと朱色が入った豪華な帯です。
長い黒髪がインパクトあるので、似合うかな、と。
帯締めはしっかり締まる太目のにしました。
この帯、形は作り帯ですが~スナップもマジックテープもつけてないんで、
帯締めでぐいいぃ~っと結んであるだけなんですよ[ふらふら]
色は後で並ぶ夏姫ちゃんとのバランスを考えてこの色に。
一人だったらもう少し明るい色のほうが着物の色に合うかも。

140110_233652_2帯揚げは‥

白地の優しい帯揚げでどうでしょう。

140110_233927_2帯はグリーンが目立つように柄行を考えて作ってあります。
羽の部分は朱色で華やかに。

140110_233851_2後ろ姿です☆

袂の長い振袖には、ふくら雀、似合いますね!
140110_235748
続いて、夏姫ちゃんに~
三つ目のふくら雀の登場です♪

「ダメをみがく:“女子”の呪いを解く方法」

津村記久子 深澤真紀「ダメをみがく:“女子”の呪いを解く方法」紀伊国屋書店

「子供を産む年齢と仕事を覚えていく年齢をがっつりぶつけて、少子化少子化って何言ってんだろうってたまに思います」
という津村さんの発言は、名言だと思います。
これだよ!

芥川賞作家の津村記久子と、編集者の深澤真紀の対談です。
10歳ほど年齢は違うんですね。
働く女性をリアルに描きつつ~脱力系でいて女を捨てているわけでもない津村記久子の登場に、深澤は救われた面があると。
ともに就職、転職経験があり、しかもパワハラされていたんですね(二ヶ月毎日罵声を浴びるって‥)~その後独立。
就職活動やパワハラ体験、日常のささやかな楽しみ色々、辛い時期を乗り切る方法や、それを経て変わったことなど。

副題にある「女子の呪い」とは。
「普通の人と普通の結婚がしたい」という呪い。
「子供がいないからわからない」という呪い、など。
ありがちな思い込みで、世間が狭いと特に重圧にしたりされたりしてしまう。
たくさんの人を知れば、親も子も、仕事も家庭も、千差万別。
何もかも向上させ、すべて合格ラインにしようとし続けるのは「普通」ではなく、しんどいこと。
ちょっと工夫しながら、何とかやっていければいい。
仕事仲間や家族でなくとも、自分を責めずにいてくれる、ダメさを受け入れてくれる人の存在を風穴にする。
女性は真面目で頑張りすぎる人が多いので、楽しみながら長続きするためには、ゆるく生きても良いんじゃないか、と。

所々になかなか良いことが書いてあり、引用したくなりました。
他の方の引用が多いのも納得です。
冒頭の「大人だから耐えてやってるんだよ、調子にのんなよ!」に爆笑。
毎日勤めるような仕事をしたことがないから、まんま頷ける経験がそうあるわけではないんですけど~ちょっとだけ引いて考えてみると、どういう仕事でも人間がぶつかり合っていく有様って、似たようなところがありますね。

家族とうまが合わないという問題もそれぞれ、あるんですね。
性格の不一致とでもいうか。
これも私は既に卒業したのか、最初は色んな家庭があるなと思うばかりで、ぴんと来なかったんですけど~だんだん若い頃の悩みを思い出してきて、ああ突き詰めればこれに似たようなことを考えたこともあったかも知れない、と‥
同世代で仕事をしている女性なら、あるある!がいっぱいなんじゃないかな☆

振袖のmomoko二人

140110_224424淡いピンクの振袖を着ている春海ちゃん、
ことmomokoのおてんばさん。

140110_224545せっかくなので~まだポーズをとっています。
140110_224858
帯は、立て矢。
この帯がすぐずり下がりそうになるんですよね‥

140110_224403そこへ、夏姫ちゃん、こと、ハッピーサマーさんがやってきました。
帯締めと帯揚げは替えています。
濃いピンクの絞りの甘い帯揚げと、くっきり黄緑色の太い帯締めで若々しく。

140110_225512「わあ、いいですねえ、春海さん、そういうふうに長く着るの」

「夏姫ちゃん、ありがと! でも‥一緒に撮るなら~」

140110_232042
今度は一緒に撮るため、
おはしょりして、着付けてみましょう。
さて、どんな帯が合うかな?

「危険なカリブ海クルーズ」

ジェイン・ヘラー「危険なカリブ海クルーズ」扶桑社ミステリー

軽く読めるロマンチック・ミステリ。
離婚経験のある大人の女性のロマンスを主に、単発ものを書いている作家さんだそうです。
「セックス・アンド・ザ・シティ」をちょっと連想しましたよ。

エレイン、ジャッキー、パットの3人は、離婚が成立するときに裁判所で知り合い、「3匹のブロンドのねずみ」と称しています。
ブロンドといってもタイプは違いますが、何かと一緒に旅行したりするようになっていました。
今回は豪華客船でカリブ海クルーズに。

主人公のエレインは、長身でいささか痩せすぎのキャリアウーマン。
子供の頃に父親が家族を捨てて出て行ったために男性不信で、ニューヨーカーには珍しくない?神経症的なところもありました。
荷物がどこかに紛れてしまい、船内のブティックで似合わない服を買って間に合わせる羽目に。

ジャッキーは夫と離婚後も一緒に園芸店を経営してきましたが、店の規模を大きくしたいと望む元夫と意見が分かれています。
小柄で可愛らしいパットは、仕事人間の夫と別れてからも、復縁を願い続けていました。
ジャッキーはいつも次の相手を探していますが、エレインは本気で付き合おうとは思っていなかったのです。
ところが、このクルーズに参加したところ、素敵な男性サムが隣に座り、生まれて初めてのときめきを?!

電話の混線で、誰かはっきりわからない人物が、船に乗っている男に元妻の殺害を依頼しているのをエレインは聞いてしまう。
近づいてくる男たちを過剰に警戒したり、妙な行動をとるおかしさ。
そうこうするうちに怪我などの事件は起こり~果たして、真相は‥?

面白おかしく描かれ、悪くないです。
ありそうでなさそうな船の旅を楽しめますよ。

薄ピンクの振袖のおてんばさん

140109_0011001年前に、CCSのムーンストーンさんに着せた振袖です。
おてんばさんこと、momokoの春海ちゃんに着せてみましょう。

140109_001349おはしょりをしない着付けに挑戦です。
裾のラインが優雅になるといいんだけど‥
意外と難しい~?!

140109_002249_2帯揚げは本当は帯を結んだ後で、
帯を支えて、ごちゃごちゃしたところを隠すためにするものですが‥
お人形さんの場合は、飾りとして後ではさんだり、
最初から帯に縫い付けてあったりします。
この場合は先に結んでしまいました。

140109_002814_2帯を上から当てて~
帯締めをぐいっと結びます。
後から帯揚げを押し込んだり、あちこち微調整して、整えます。
140109_004137
ちょっと、微妙な特徴が色々あって、実はこの組み合わせ、着せづらかった‥momokoさんは細身なので、
おはしょりなしだと、帯が下がってくるんですよ。
特にこの帯は重いので。
夜中に大騒動に[もうやだ~(悲しい顔)]

140109_004324うちのおてんばさんは関節が割りとゆるめで、
自立させるのも難しいほうだし。
こういうの、お人形の種類もあるけど、個体差もあるんです。
なんとか、このへんで~~~[ふらふら]

130103_181956帯の後姿はとりそこなったので、去年のを出しておきます。
ムーンストーンさんに、同じ着物と帯をしたところ。

「むかし・あけぼの―小説枕草子」

田辺聖子「むかし・あけぼの―小説枕草子」角川文庫

清少納言の生涯を描いた傑作。
なめらかで自然な文章で、すっかり引き込まれました。

歌人として評価されていた家系で、清原元輔の娘。
本名は不明だけど、この作品では海松子(みるこ)。
父親っ子で、当時の女性としてはレベルの高い教育を受けていました。

橘則光と結婚。
この作品では、他の妻が産んだ子供を育てることになっています。
(当時は複数の女性との関係は普通で、正妻は一番身分の高い女性になる)
なさぬ仲の子を育てるのは史実ではなく、作者自身の経験に引き寄せたもののよう。
ただ当時のことは正確な資料が残っていないので、絶対になかったとも言いきれないですね。

10年則光に捧げたから、この後の10年は自分のために使いたいと宣言し、則光がそれを受け入れることに。
田辺聖子さん自身は結婚前から作家だから、そんなにきっぱり分かれる人生ではなかったろうと思いますが、清少納言の場合は‥と思い巡らせたのでしょうか。

武骨で風流を解さない夫とは合わない部分もありましたが、宮中に上がっても意外に縁は続くことになるのです。
則光は何かと心にかけ、清少納言がほめられると嬉しかったと伝えに来るのでした。
離婚したのではないのかとからかう周囲に、則光は兄妹のようなものなのだと答え、それが通るように。古い表現では妹背というと夫婦になるから、微妙なところ?

宮中で中宮定子に女房として仕えることとなり、美しい盛りで教養があり朗らかな定子に魅了され、自身もお気に入りとなって楽しい生活を送ります。
定子の実母は藤原家の正妻になるにしては身分は普通な受領階級の出でしたが、個人的に教養が名高かったため、気さくで知的なのは育ち方だったようだと。
定子の一家を見守る描写、いわば敵方である道長の人物を冷静に認めるあたりも。
とっさに機転が利く性格の清少納言は、貴族の男性とも丁々発止とやり取りがあり、恋愛もいくらかはあったよう。
時には誤解されつつも、水を得た魚のようにいきいきと宮廷生活を泳いでいきます。

定子の実家が没落し、道長の世になっていくので、辛そうですが‥?
「枕草子」はそんな状況の定子を慰めたい気持ちもあって書き続けられたもの。
主従のつながり、一途な思いは感動的。
臨場感に溢れ、喜怒哀楽がすなおに染み込んで来る内容です。

995年、定子の父・道隆が亡くなり、その弟の道長が跡を継いだことで、定子たちの運命には翳りが見え始めます。
1年後、定子の兄・伊周と弟・隆家が花山院との間に起こした事件で、流罪に。
二人は都を離れるのを嫌がって隠れたりと、無様な態度をさらすことに。
二人の沙汰が決まるまでの皆が固唾を呑む様子。そして清少納言の元には交流のある男性たちから、しばらく離れていたほうが良いという忠告が再三なされます。
定子の母も病の床に付き、定子は身重になったのに、有力な貴族は道長を畏れて誰も宿下がりを引き受けず、狭い家に移動することに。

当時は天皇の妻が何人もいても、何かと宿下がりをするので、同時に同じ建物の中にいることはあまりなかったのですね。
一条天皇が10代の頃から仲むつまじく、何年も寵愛を独占した定子。
他に妃が入った後も、二人の仲はゆるぎないものでした。
兄弟が流罪になった時に定子が髪を下ろそうとした事件は、世間に広まるというか道長らが広めたふうですが、天皇がこれを取り消します。
兄弟もじきに恩赦で都には戻りますが、無官の身で出世からは外れたままでした。

それでも定子を中心にした部屋の中では、皆がなごやかに機知に富んだ会話を繰り広げて、笑いに溢れていました。
清少納言は定子を慰め、定子や交流のあった人々の素晴らしさを後世に伝えるために、少しずつ「春はあけぼの草子」を書き綴っていくのです。

清少納言は別れた後も何となくよりが戻っている夫の則光と、ついに別れることになります。
無骨だけれど人がいい則光から見て、伊周らは主君の後ろ盾として頼むに足りないので、見かねて忠告しても清少納言のほうは聞く耳を持たない。
定子を見捨てることなど出来ようはずもないので、実はストレスが溜まっているから苛立ちが募ったのでしょう。
藤原棟世という大人の男性と再婚し、おだやかな幸せを味わうことに。のちに任地の摂津に下ります。
この作品では二人の間の娘(後の小馬命婦)は、棟世の連れ子ということになっています。

999年、定子が入内9年後に皇子を産むとき、道長の娘・彰子が(まだ少女だけど)いよいよ入内してきます。
紫式部は定子の死後に彰子のもとへ出仕したので、宮中でじかにライバル対決はありませんでした。
紫式部の作品が次第に流通する様子、モデルになったかと思われる実際の事件がちらほら出てきたり、興味深い。

後になってですが、式部が清少納言のことをわるく書いていたのも知ります。
あれほどの長い作品を書き上げるタイプの人間は、こういうふうに暗いものを溜めているのだと思う清少納言でした。
清少納言のイメージが江戸時代に悪くなった原因の一つらしいですが‥
ここまで書くと、書いてる紫式部のほうの性格が悪い印象になるけどな?
式部も相当なストレスに晒されたのは、想像に難くないです。

田辺聖子さんの筆は、さりげない文章でややこしいことをわかりやすく、実にこまやかにありありと描き出していますね。
愛情と共感にみたされている作品を読むことができて幸福です!

鮭飯と松茸そば

131105_155602お蕎麦屋さんの季節のメニューです☆
といっても、ちょっと前なんですが‥

131105_155610
鮭とイクラのご飯と~
131105_155618
松茸のお蕎麦。

131105_155623小鉢の煮物も嬉しい^^
美味しかったです♪
‥あ、しまった。7日なのに無関係な食べ物ネタを‥
七草粥の元は生協で注文して買ってありますが、まだ食べてなかったのでしたcoldsweats01

「ブラックアウト」

コニー・ウィリス「ブラックアウト」早川書房

人気作家コニー・ウィリスの2010年の大作。
続編「オール・クリア」とともに、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞を受賞した傑作です。

未来(今回は2060年)のオックスフォード大学の史学部で、タイムトラベルが出来るようになっているという設定の長編としては、3作目。
1作目「ドゥームズデイ・ブック」ではペストが蔓延した中世へ、2作目「犬は勘定に入れません」では19世紀ヴィクトリア朝がさかのぼった先でした。

今回は、第二次大戦中に3人の学生が送り込まれます。
メロピーは疎開児童の状態を研究するために、田舎の領主館のメイド、アイリーンとして。
ポリーは、灯火管制(これがブラックアウト)が始まっているロンドンの生活を調べるために、デパートの店員に。
マイクルは、ダンケルク撤退を調査するために、アメリカ人の新聞記者マイクに扮します。

アイリーンは手に負えない姉弟をはじめ子供達に慕われて世話に大奮闘しますが、はしかが流行ってしまい、領主館から出られなくなります。
ポリーは防空壕で催し物を企画する意気盛んな町の人々と知り合い、老いてもハンサムな俳優と劇の読み合わせを楽しむひとときも。
マイクルは少しずれた地点に出てしまい、あれやこれやで勇敢だが少々いかれている老人の船で現場に到着。取材する側ではなく、はからずもダンケルクの英雄となってしまう。
歴史を改変することは出来ないという理論があるのだが、絶対とは言いきれず、マイクルが歴史を変えたのではと悩むことに。

それぞれ、時期も場所もずれているのですが、なかなか帰還することが出来ないためにお互いを探します。
別な時代に来た緊張を抱えつつ、細やかに描かれた情景の積み重なりから、またまた大変な危機に直面する彼ら。
戦時下の勇気ある人々との助け合いに、いきいきとした感情が伝わるのが、さすがコニー・ウィリス!

冒頭でダンワージー教授が非常に忙しそうにしていて、どたばた喜劇のような始まり。その理由は何だったのか?
オックスフォードで何か起こっているのか?
高校生のコリン少年(ポリーに恋している)は、どう絡んでくるか‥?
それらの答えがすべて続編待ちというのが~つ、つらい‥
「オール・クリア」は警報解除という意味なので、すっきり解決するんでしょうね!!?
続編が出るまで我慢してから読んだから、まあもうすぐなんですけど(笑)

朱赤と黒の振袖のmomoko

140103_191226せっかく新春なので、振袖です☆

新作が間に合わないので~
うちのお人形さんで、これまでお正月に振袖を着たことのなかった子に。
「お約束ハッピーサマー」さんの登場です。

140103_191418朱赤と黒の華やかな振袖で。
いぜん、バービーさんにお正月に着せています。

140103_191451似合いそうな半襟をつけてから、着物を選びました。
白地の帯で明るく。
絞りの帯揚げでふわりと。
帯締めは赤と緑のグラデです。

140103_193320ちょっと上にボリュームが欲しいかな‥
髪形を変えました。
140103_192803
横から~

140103_193442うちでの名前は夏姫ちゃん。
意外にもちゃんと振袖着せたことがない‥
早い時期にお迎えした子なのに~
浴衣はたぶん最多出場なんですけどね。

140103_193624
後ろ姿です~帯はふくら雀☆

「お友達からお願いします」

三浦しをん「お友達からお願いします」大和書房

このタイトルは、初めて出会う読者さん向けの挨拶らしい。
いつものエッセイよりも、よそゆき仕様(自社比)というエッセイ集。

ぷぷぷ。
やっぱり、爆笑ものエピソードが入ってます。
確かにまとまりのいい文章で、少し気をつけて書いている感じはあります。
テーマによっては、しをんちゃんとはすぐわからない?
でも勢いがあってわかりやすい文章、あるあると共感できるようなエピソードから突き抜けたエピソードまで、笑えて気楽そうでいてどこかに貫かれているあたたかさが、らしいんです。
初出を見ると~ほぼ直木賞受賞後のようですね。
それは確かに大人っぽくても当たり前!?

電車を降りるときに駅に着く前から揉みあってしまう件。
そうめんや雑煮の食べ方。
編集さんのエア新婚生活とか。
ボウリング最弱王決定戦をやってみたら。
駅弁を食べるタイミングとは。
家ではテレビを繋げていないため見れないので、蕎麦屋に行って、見たい番組を見ようとしたら。
最近のトイレはすごい、という話。「生き物じゃあるまいか?」の一行がおかしい~(最近うちは新型のにしたばかりなので!)

子供の感想文を指導する企画で、子供達にいろいろ違うパターンで考えさせるのが面白い。
「走れメロス」って確かに真面目に取り組むのも‥
違う視点で、(メロスに蹴られた犬の気持ちだとか)いまどきの子供はこんなに色々出来ちゃうんだと感心。

友人に貰った花瓶の話。
フリーターをしながら小説を書いていた頃、友人に「いざとなったら食わせてあげるよ」と言われたこと。
いい話でした。

旅行の話も多く、旅先で出会う人がまたいい感じ~。ほとんど引きこもりと別なところでは書いてあるんだけど、そうでもないような(時期が違う?)。
林業をやっている人の取材や趣味という以上に真剣な文楽鑑賞もあり、いざ行くとなると、すごく楽しんでますね!

お父さんが出番増えていて、これがほのぼのしたイメージ。
子供のころは必死にサンタを演出してくれていて、しをんさんはずっと実在を信じていたそう。
「お前がころっとだまされるから、こっちも引っ込みがつかなくなった」んだとか。

弟さんはちょっとしか出てなくてやや物足りないけど、エピソードは面白かった~。
お祖母さんがかくしゃくとして強気なのも、何だかそれらしい説得力。3階まで歩くのに少し息切れがするので年齢を感じるという90歳なのだ。
祖母がなくなったときに初めて感じたことも。

お母さんがこんなに強烈な人とは知りませんでしたよ。
「理不尽の権化」は2006年初出。
母親とは理不尽なもの、というのは心当たりがないでもないです~。
が、ここまで凄くない‥と思う、我家だけでなく普通は。
作家の家族がどこか強烈なものを持っているのは、あるいは才能と近しい素質の表れなのか?
肝が据わったお母さんのような気もするし、ご家族のハーモニー全体は、なんだか素敵に楽しそうに見えるんですけどね。

果報は寝て待て

131208_130103寒中お見舞い申し上げます。
皆様にはよいお年をお迎えのことと存じます。
今年は寝正月です。
131208_130135
いつもの出窓には‥
うちの猫・みゅんも寝正月☆

131208_130149
あ、目を覚ましました~。
ちょっと、身だしなみを整えて‥
131208_130213もう少し舐めて‥
おめでとうとは申せませんので~
今年もよろしく!ですにゃ☆
131208_130113じゃっ、また寝るんで~
おやすみなさい♪
今年のモットー?は「果報は寝て待て」で!

「鈴の神さま」

知野みさき「鈴の神さま」ポプラ社

新年1冊目は何にしようか探していて‥これだわ♪

かわいいー!と叫んでしまう感じのいいお話です。
和風ファンタジーの連作短編集。
表紙のイラストのまんまの優しいイメージですね。
山の上の小さな社にいる幼い姿の神様と、ふと出会う人々。
わかりやすく、さりげなく素直に心に染み入ってきます。

「鈴の神さま」 1996年春
中学生の有川冬弥は春休みに祖父の元へやってきます。
ピアノで国際コンクールを目指していたのだが、突き指をして出られなくなり、気持ちも行き詰ったのでした。
四国のド田舎としか言いようがない(と中学生が思う)高野町。
広い敷地内にある小山の上には小さな神社があり、鈴守さんがいるという。
祖父の友達という幼い男の子・安那と仲良くなり、古風な着物や話し方を不思議に思っていた冬弥でしたが‥

「引き出しのビー玉」 1945年春
東京から疎開してきた和は、出征した夫を案じていました。
散歩中に出会った可愛らしい男の子の名から一字をとって、生まれる子を安之と名づけることに。

「ジッポと煙管」 1988年冬
売れない俳優の鵜木次郎は、姉の嫁ぎ先を訪れるが、雪の中で迷子になり、古めかしい小屋に。
日本のアーミッシュかと思うのですが。

「秋桜」 2005年秋
和菓子屋の雛屋(ひよこや)のおばあちゃん・美鈴の思い出とは‥

「十四年目の夏休み」 2010年夏
ロンドンで仕事をしていた冬弥は、高野町の土地を売る話が持ち上がっていると知り、急遽帰国して‥

美味しいお菓子が大好きな愛らしい安那殿と、お目付け役の楓。
中学生の冬弥が普通に友達になり、しだいに神様というのは本当だと気づいていく様子も微笑ましい。
何のご利益があるというのでもない、鈴を守っているという神さま。
その土地に暮らす人々の心が和やかなのは、きっと鈴守さんがいるからなのでしょう。
名前もない社を慈しむ心が町の人々にあるから、鈴守さんも可愛らしく、いきいきとしているのかな。
いつまでも、この空気に浸っていたくなります。
ブクログで好評なので読み、すっかりお気に入りの作品になりました!

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