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「ゴルフ場殺人事件」

アガサ・クリスティ「ゴルフ場殺人事件ハヤカワ文庫

ポアロもの2作目。
1920年の「スタイルズ荘の怪事件」、1922年の「秘密機関」(トミーとタペンス物)に続くアガサ・クリスティ1923年の作品。
珍しく、フランスでの事件となっています。
パリ警察のジローも、ポアロのライバルとして登場。
ヘイスティングズの恋愛も含め、ロマンチックな要素も多いほうです。

旅先のフランスから戻る途上に、シンデレラと名乗る魅力的な黒髪の女の子に出会ったヘイスティングズ。
ポアロが南米生まれの大富豪ルノーから依頼を受け、フランスへ一緒にとんぼ返りすることに。
ところが富豪は既に殺されていた‥!
奇妙な現場の意味は‥?
パリ警察のジロー刑事は現場の証拠を重視するタイプで、地面をはいつくばって遺留品探し。
心理や推理を重んじるというポアロと、互いに火花を散らします。

ルノーの未亡人はとてもしっかりした女性。
隣家に中年とはいえ印象的な美女が住んでいて、ルノーの屋敷に出入りし、愛人と疑われていました。
隣家の娘のマルトがまた美しい金髪の娘で、ルノーの息子のジャックと恋仲らしいと気づくポアロ。
しかも、この事件の展開には、なぜか覚えがあるような‥
そして、ジャックはとうに船に乗って南米へ向かったはずでしたが‥?

まだ30そこそこの若いアーサー・ヘイスティングズが、綺麗な娘にはすぐポーッとなってしまう。
名探偵で年上の友人ポワロとは同居中ですが、からかうようなものの言い方にむっとしたり、奇妙な行動に振り回されたり。
シンデレラと思わぬ再会をしたヘイスティングズは、探偵としては大へまやらかしますが、若気の至り?
本命の女の子が元気いっぱいでまだ20歳前、まじめなヘイスティングズとはやや意外な取り合わせですが~自分にないものを求めるのかな。
「秘密機関」のタペンスが好評だったこともあり、活発でキュートなのが当時好まれた若い女性像なのかしら?

アガサ・クリスティの初期作品を発表順に読み返しています。
これが3冊目とは思ってませんでした~。
前に自分が読んだのは3番目じゃないからだけど。
かなり地味な印象を持ってましたが、案外そうでもない?
今の感覚からすると書き込みは少ないけど、一言の意味をポアロが慧眼で鋭く推理する面白さがあります。
コミカルだったり、暗い過去が絡んだりと、色々な要素が程よく入っていて、飽きさせずにどんどん進みます。

タイトルが地味なのよね。
ゴルフ場は事件現場ですが、ゴルフは無関係。
原題はもう少し含みがあると思うんだけど‥?

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コメント

おぼえてない……

ゴルフ場といえば、たしか、ディクスン・カーだったかに、にバンカーに死体を隠すというのがありました。あそこなら埋めやすいわ~(笑)

marieさん、
覚えてないですか~!
実は私も‥
題が地味なんですよ~内容とも結びつかないし。
屋敷の隣にゴルフ場があっただけなんで。
登場人物の個性ははっきりしていて、意外に面白く読めました^^

ディクスン・カーはどれがどれだったか‥
若い頃に?発行されていたのは読んだはずなんですが。
バンカーなら確かに埋めやすいですね!!^^;

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