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「感謝祭は邪魔だらけ」

クリスタ・デイヴィス「感謝祭は邪魔だらけ」創元推理文庫

期待できるシリーズ第一作。
「家事アドバイザーの事件簿」だそうです。

ソフィ・ウィンストンは44歳。
離婚して2年のイベントプランナー。
前夫のマースと相続したお気に入りの家を、マースから買い取って、住んでいます。
アレクサンドリアのオールドタウンは、趣のある古い家が立ち並ぶ町で、この家も1825年に建てられたもの。

11月の第4週、感謝祭のシーズン。
両親と妹が家に来ていて、忙しいソフィ。
子供の頃からライバルだったナターシャが、ワシントンDCのケーブルテレビで人気番組を持っていて、母と妹は夢中で見ていました。
完璧美人のナターシャはなぜかソフィに何かと突っかかってくる関係だったのですが。しかも、今は前夫のマースと暮らし始めているという複雑なことに。

感謝祭の前日には、詰めもの料理のコンテストに参加することにもなっていました。
買い物に出かけたソフィは、10キロの七面鳥を買い込みます。
子猫を飼わないかと勧めてきた男が、帰りに死んでいるのを発見してしまい、取調べを受けることに。
担当刑事のウルフは、ソフィの荷物にその子猫用のキャットフードまで足して、持ってきてくれた~なかなかいい男。

詰めもの料理コンテストでも、続いて事件が‥!
そして感謝祭のディナーには、なぜかどんどん人数が増えていきます。
マースの母に、ウルフ刑事に、マースとナターシャまでが‥!

妹のハンナは3度目の結婚を前に婚約者も連れてきていますが、どこか不自然に思えて気になるソフィ。
近所に住むニーナはいい友人で、愛犬デイジーを世話してくれた関係。
ニーナは夫とは上手くいっているが、感謝祭で滞在中の義母には悩まされています。
アメリカで感謝祭というのは、連休に家族が集まる大きなイベントなんですね。

ナターシャの番組や記事に対抗するような企画で、ソフィもコラムを書くように依頼が来ます。
ナターシャの提案は凝りすぎで気取っているので、主婦が真似しようとすると大騒動になることもしばしば。
章ごとに取り上げられているナターシャの記事とソフィの記事が好対照で、傑作。笑えます~!
アメリカのセレブ風のやり方も読む分にはお洒落で面白いし、ソフィの普通のやり方やアイデアにはほっとします。

きびきびして感じのいいヒロイン、にぎやかな家族、ハンサムな刑事と仲のいい隣人、大人同士の好意のやり取りも楽しい。
事件の要素も無理なく展開して、面白く読めました。

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