フォト

おすすめ本

« よもぎ蕎麦とハンバーグ弁当 | トップページ | ナチュラル服のはつゆきさん »

「アレクシア女史、欧羅巴で騎士団と遭う」

ゲイル・キャリガー「アレクシア女史、欧羅巴(ヨーロッパ)で騎士団と遭う(英国パラソル奇譚)」早川書房

アレクシア女史の英国パラソル奇譚3作目。
19世紀ロンドンが舞台のにぎやかなファンタジーです。

人狼団のトップであるマコン卿と結婚したアレクシア。
ラブラブだったのですが~前作の終わり、アレクシアの妊娠がわかり、人狼に子が出来るはずはないとショックを受けたマコン卿は、アレクシアをなじってしまう。
実家に戻ったアレクシアを襲う非難の嵐に、さすが気丈なアレクシアもうんざり。
頼みのアケルダマ卿も、突然行方不明に。何かが起こっている?!

異界族である人狼と反異界族ソウルレスとの結婚は、どうなるのか‥
前例はあるのか?
アレクシアは「とんまな夫(笑)の疑いを晴らす」ため、友人達に協力を求めます。
駆け落ちした親友アイヴィも、意外に役に立つのでした。

アレクシアの父はイタリア人で、ソウルレス<魂なき者>
ソウルレスについて知るには、イタリアへ行くしかありません。
アレクシアの実家の執事だったフルーテは、もともと父の従者でした。
フランス人の発明家マダム・ルフォーとフルーテを伴い、イタリアへ向けて出発します。

ロンドンでは、マコン卿が苦悩のあまりホルマリンを飲んで泥酔。
副官のライオール教授が執務を代行し、苦労していました。
正気に返ったマコン卿は、後悔しますが‥?
ライオールの冷静さが光ります。

マダム・ルフォーのつてをたどって、ソウルレスの歴史を探る3人。
吸血鬼に狙われているらしく、からくも危機を脱してはイタリアへ向かうアレクシア達ですが。
着いた所でも、囚われの身に。
イタリアでは、吸血鬼も人狼も公然と認められてはいない国情の違いもありました。
テンプル騎士団で、ソウルレスは悪魔の申し子と呼ばれていたのです。
異界族を退治するための切り札でもあるのですが。

スチームパンクの雰囲気たっぷりの発明品を利用した大冒険が、スピーディに派手に繰り広げられ、ハリウッド映画になりそう。
マコン卿はだめだめですが~何とか最後には再会。やや単純な熱血漢タイプってことですかね。
あまり感情を表さないアレクシアの心境がちらちらと語られて、ほろっとします。
面白かったです!

« よもぎ蕎麦とハンバーグ弁当 | トップページ | ナチュラル服のはつゆきさん »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/145558/57593554

この記事へのトラックバック一覧です: 「アレクシア女史、欧羅巴で騎士団と遭う」:

« よもぎ蕎麦とハンバーグ弁当 | トップページ | ナチュラル服のはつゆきさん »

2018年7月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

カテゴリー

無料ブログはココログ

最近のトラックバック