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「アコギなのかリッパなのか」

畠中恵「アコギなのかリッパなのか:佐倉聖の事件簿」新潮文庫

畠中さんの現代もの。
政治家の手伝いをしている青年がちょっとした謎を解くシリーズ。

佐倉聖は21歳。
すでに引退した大物政治家・大堂剛の事務所を手伝いながら、大学に通っています。
両親は早くに離婚、伯父の元で育ち、中学から不良として鳴らしましたが、高校卒業間近に足を洗う。保護司に連れて行かれたのが大堂のところでした。
若いがすでに事務所の仕事には慣れていて、腕っ節が強く、機転が利くため、大堂に縁のある若手議員のところなどで問題が起きると、聖が借り出されるのです。
10歳近く年下の弟・拓がある日突然父親から送りつけられ、以来養っています。

案件の1、五色の猫
有力後援者の家で、飼っている猫の色が変わったという奇妙な出来事が。
なんで俺がと文句を言いつつ、聖が出向くと‥?

案件の2、白い背広
若手議員の「王子様」と異名のある若手議員・加納の後援会幹部が頭を殴られて入院しました。何が起こったのか?

案件の3、月下の青
議員秘書が議員に寄付された絵を持ったまま、とある新興宗教団体に入ってしまったという。

案件の4、商店街の赤信号
区議会議員の選挙応援に出向いた聖は、ボランティアの夫婦喧嘩に巻き込まれます。
これが商店会の票を左右するかもしれない‥?!

案件の5、親父とオヤジとピンクの便せん
期待される若手に、大堂が出した問題は?
といった内容。

政治家の日常的な活動や、必要な資質などにも触れられていて、違う世界をのぞく面白さも。
政治の本格的な話というわけではないので、アコギというほどでもないけど。
元気な聖がかしこく判断する短編集。
若だんなの身体の弱さとは違う雰囲気です。
佐倉聖という名前が、キャラに合ってないような?
「しゃばけ」シリーズのネーミングのどんぴしゃ感とは、ちょっと違いますね。
あっさり読めて、わかりやすいのは、畠中さんらしいです。

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