フォト

おすすめ本

« 白黒で決めるベーシックスさん | トップページ | 「これなら続く!考える筋トレ」 »

「シェイクスピアの密使」

ゲアリー・ブラックウッド「」白水社

シェイクスピアと少年俳優ウィッジのシリーズ3作目。これで完結のようです。
わかりやすく、すらすら読めて、感じがいい歴史ものの児童文学です。

17世紀はじめのイギリス、エリザベス女王の治世。
シェイクスピアのいる宮内大臣一座で、孤児のウィッジは俳優をしています。
女性の役は少年が演じた時代。
女形を演じるには、声変わりが来たらおしまいという不安を抱え、時折声がおかしくなる時期をすでに迎えていました。
仲間につきあって、占い師のマダム・ラ・ヴォワザンのもとを訪れたウィッジは、不思議な予言を聞くことに。

シェイクスピアの娘ジューディスが突然ロンドンにやってきて、その美しさにウィッジは初めてのときめきを覚えます。
少年俳優達は皆、浮き足立ちますが‥
ジューディスが伴っていた男は、何か理由があって身元を隠している様子。

ジューディスに見栄を張って、脚本を書いていると言ってしまったウィッジ。
見せようにも書き進められず、見かねたシェイクスピアが書きかけでやる気をなくしていた「アテネのタイモン」を譲ってくれます。

フランスに渡った友達のジュリアが苦難にあっているらしいと知り、心配するウィッジ。
女性はイギリスでは俳優になれないのでフランスに渡ったのですが‥
ジュリアの父親は泥棒で、いまだに癖が抜けない様子。

一座では衣装が紛失したり、不審な出来事が。
ライバルの劇団が何かたくらんでいるのかもと、ウィッジは潜入することに。
おりしも老いたエリザベス女王は死を迎え、一座はやっていけるのかどうか?岐路に立つことになります。

初恋、俳優としての競争。
老人との交流に、父親のような愛を見出すウィッジ。
少しずつ成長するウィッジを応援したくなります。

シェイクスピアと少年俳優というと、「影の王」という素晴らしい作品がありますが、これは3部作をゆっくり読んだので、こちらの愛すべき味わいも捨てがたい。

« 白黒で決めるベーシックスさん | トップページ | 「これなら続く!考える筋トレ」 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「シェイクスピアの密使」:

« 白黒で決めるベーシックスさん | トップページ | 「これなら続く!考える筋トレ」 »

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

カテゴリー

無料ブログはココログ

最近のトラックバック