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「ぶたぶたと秘密のアップルパイ」

山崎存美「ぶたぶたと秘密のアップルパイ」光文社文庫

私にとっての「ぶたぶた」2冊目。
アップルパイって癒されるので~表紙も素敵だし☆
一冊目は短編一つ一つが違う状況の話でしたが、これは通して一つの話になっています。

森泉風子は、駅前の珈琲専門店で、レシートがキリ番になりました。
オーナーの右京に、三号店の会員になれると紹介されます。
そこでは、誰にも言えない秘密を店員に喋らなければならないという。
じつは秘密を持っている風子。
他人から見れば、大した問題ではないかも知れないのですが。
好奇心で、三号店に向かうと…

そこにいたのは、ぶたのぬいぐるみ。
あせたピンクのバレーボールぐらいの「山崎ぶたぶた」が店員だったのです。
器用に珈琲を入れ、お菓子まで作っているという。秘密は別に話さなくてもいいと言われて、拍子抜けしますが。

そこへ飛び込んできた高校生の男の子・小野寺悠。
「秘密を話さないでいると、かえって重い」と言い出し、「無理に話さないでも良い」というぶたぶたと友達になりたいという。
風子がイラストを描いているシリーズのことを、ちょうど読者世代である悠は知っていました。
「突撃シンドローム!」という近未来を舞台にしたアクション物なのです。

悠は、兄・陽の婚約者・沼尾椛(もみじ)がケーキが好きなので、店に彼女を連れてきます。
ところが、椛はそこで倒れてしまい…?
椛は、子どもの頃から、ある悩みを抱えていたのです。

風子のところに、中学時代のマンガ研究会仲間だった亜里砂から、連絡が来ます。
亜里砂は絵が上手かったが、プロにはならなかった。結婚して15年になるという。
会って食事もして、お喋りが弾み、珍しい店に連れて行くと約束しました。
ところが、亜里砂にばかにされていると勘違いしてしまい…?

落ち込む風子を、いつものことと動じずになだめるダンナさんもいて。
誤解は、ぶたぶたが解きほぐしてくれます。

出てくるアップルパイは、すごく美味しそう!
なるほど、一本のストーリーにするとこうなるのかな~。
ほどほどの現実味。
小さな重荷をひとつ下ろして、美味しい珈琲を飲んで。
ゆったりしたいですね。

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