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「エジンバラの古い棺」

アランナ・ナイト「エジンバラの古い棺」創元推理文庫

ファロ警部シリーズ2作目。
図書館にこれだけあったので、借りました。
19世紀スコットランドが舞台の歴史ミステリです。

1870年、首都エジンバラ。
スコットランドでも産業革命が続き、写真も広まり始めていました。
夫君をなくしたヴィクトリア女王がまだ離宮にこもりきりで、国民に不信感をもたれている時代。

ジェレミー・ファロ警部は、亡き妻リジーの連れ子だった義理の息子ヴィンスと暮らしています。
ヴィンスは医者になり立てで、共に仕事をすることもありました。
幼い娘二人は母親に預けていたが、三人でやってくるという知らせに動揺します。8歳と6歳の娘は育ち盛りで、亡き妻に似てきていました。
どう相手して良いか戸惑いつつも、家庭の幸せを感じる警部。

エジンバラ城の崖下に落ちた男の遺体が発見され、16世紀にメアリー女王が住んだこともある由緒ある宮殿に盗みに入ろうとしたと疑われます。
だが身元はわからず、プロの泥棒には見えない。
警察にはまだそれほどの権威がなく、行く先々であっさり締め出しを食う状態。
科学捜査などもなく、発見者はすぐに遺体を動かし、掃除をしてしまう。
現場を動かすなという指令を出しても、孤軍奮闘するはめになりがちなファロ警部。

宮殿の歴史資料館の管理者サー・エリックを訪ねると、姪のルシールがカナダから訪れていて、長身でのびのびした美人の彼女が積極的に近づいてきます。
ファロは40だが年齢より若く見え、魅力的らしい。
性格にはまだよくわからない所がありますね~本人もわかってない?大いに惑う様子。

ファロの父も警官で、事故死したのですが、母はずっと殺されたと訴えていました。
父の遺した記録を見て、現在の事件との関連を知ることに。
しかも、残された証拠は、あのメアリー女王の時代の物らしい。
スコットランドでは、メアリー・スチュアートは人気が高く、ファロ自身も若い頃には思い入れがあったのです。
1830年にエジンバラ城の壁の中から、古い柩が発見されたという。
以来、次々に死んだ人が出ているのは、歴史を揺るがす秘密のため…?

謎が展開していくドキドキ感は、なかなかのもの。
後手に回ってしまうのでハラハラしますが…タッチは重くない。
コージーといいきるには事件が多いけど。
歴史ミステリとして面白かったです。
1989年の作品。

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