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「夏天の虹」

高田郁「みをつくし料理帖」角川春樹事務所

大人気シリーズ。
澪は、町の小さな料理屋「つる家」の料理人。
女ながら、番付に載るほどの腕前です。

恋した相手・小松原は武士で、しかも身分がかなり高い。
とうてい叶わぬはずの相手と縁談が進んだのに、それは武家奉公をして養女になり、結婚しても奥におさまっている立場になる生活。
澪は、これほど大事にしてきた料理を捨てることは出来なかった…
表向き、町人から断ったことには出来ないため、小松原が悪者になって、すべて計らってくれます。

次の料理人も決まっていたので、すぐには種市らにも言い出せないで苦しむ澪。
だんだんと、芳は事情を察します。
ところが、澪は心労のあまり、嗅覚を失ってしまう。続いて、味覚まで…
そうこうするうちに、料理番付からもあっさり落ちてしまう。
仲間達に味を見て貰いながら、どこか少し味の落ちた料理を、それでも工夫して何とか出そうとするのですが。

吉原の翁屋で奉公している料理人の又次が、これまで「三方よしの日」だけ酒を出す日の手伝いに来てくれていました。
翁屋は、澪の幼なじみ野江が、花魁のあさひ太夫となっている店なのです。
気っぷのいい又次は、あさひ太夫のためになら何でもするつもりでいる男。吉原で暮らしているだけあって強面で鋭い目つきでした。
野江のために持ち帰るお弁当を、いつも心を込めて作る澪なのです。

又次は事情を知って、2ヶ月の間、手伝いに来てくれることになります。
気を取り直そうと励む澪だったが、又次が店から2ヶ月も出して貰えたのには、条件が付けられていました。
つる家にいる間に、穏やかな顔つきになった又次でしたが…
別れの日がやってきます。
思いもよらない出来事が…

大好きなシリーズで、出てくるお料理も美味しそう。
滋味重湯、牡蠣の宝船、鯛の福探し、哀し柚べしの4品。

シリーズ物としては★5つ!
苦難に負けないけなげさがいいのですが、今回はまた辛い…
ので、4つかなあ…
2012年3月発行。書きおろし。

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