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2013年1月

ついて来てよね

130115_183454私の顔を見るなり、
爪とぎのところへ行って
ばりばりばり~!

130115_183507
「こっちこっち」

「ちゃんとついて来てる?」
と言いたげに~
130115_183606
「ほら、待ってるから」
ご飯のお皿のそばに誘導しているのです。

130115_183637
「やっと、ご飯だ~」

「あうあおぉぉ」
と嬉しそうな声を上げつつ
130115_183700
がっつり、いただいてます。
食欲も正常で、嬉しい限り♪

猫の療法食で苦労している方が多いようなので‥
うちは11歳半の男の子。
一昨年夏に脱水症状で病院へ行くまで、ずっと元気だったんですが。
そのときはまあ、一時的なものということでしたけど、食事は気をつけるようにと。
大好きな煮干や鰹節は禁止になりました。
療法食が好きじゃなくてね~。

昨年夏、2度病院へ駆け込みました。
2度目にはもう療法食オンリーでないと駄目と言われたんですが‥‥
ヒルズのc/dのみだと、丸一日口をつけなくて。
次の日に10粒ほど‥
最初はおなかが痛くて気分が良くないせいもあったんでしょうね。
それが何日も続くので~
お医者さんに相談したら、さすがにそれではほかの病気になるといわれて。
好きなフードをまず少しあげて、次に療法食の上にも少し乗せて、あげています。

ロイヤルカナンにして、メチオニンタブも使うようになってから、大分食べてくれるようになりました。
メチオニンタブはサプリメントです。
薬ほどではないけど、結石が出来るのを抑える効果があるそうで。
薬くさくなくて美味しいので、食べるんですよ!
療法食だけではいけない猫ちゃんにはいいと思います。

うちが基本として食べているのが、
ロイヤルカナンのpHコントロール1。
結石ができやすい猫向けの療法食です。
ヒルズもフィッシュ入りタイプなら最近は食べるようになりました!

「夏天の虹」

高田郁「みをつくし料理帖」角川春樹事務所

大人気シリーズ。
澪は、町の小さな料理屋「つる家」の料理人。
女ながら、番付に載るほどの腕前です。

恋した相手・小松原は武士で、しかも身分がかなり高い。
とうてい叶わぬはずの相手と縁談が進んだのに、それは武家奉公をして養女になり、結婚しても奥におさまっている立場になる生活。
澪は、これほど大事にしてきた料理を捨てることは出来なかった…
表向き、町人から断ったことには出来ないため、小松原が悪者になって、すべて計らってくれます。

次の料理人も決まっていたので、すぐには種市らにも言い出せないで苦しむ澪。
だんだんと、芳は事情を察します。
ところが、澪は心労のあまり、嗅覚を失ってしまう。続いて、味覚まで…
そうこうするうちに、料理番付からもあっさり落ちてしまう。
仲間達に味を見て貰いながら、どこか少し味の落ちた料理を、それでも工夫して何とか出そうとするのですが。

吉原の翁屋で奉公している料理人の又次が、これまで「三方よしの日」だけ酒を出す日の手伝いに来てくれていました。
翁屋は、澪の幼なじみ野江が、花魁のあさひ太夫となっている店なのです。
気っぷのいい又次は、あさひ太夫のためになら何でもするつもりでいる男。吉原で暮らしているだけあって強面で鋭い目つきでした。
野江のために持ち帰るお弁当を、いつも心を込めて作る澪なのです。

又次は事情を知って、2ヶ月の間、手伝いに来てくれることになります。
気を取り直そうと励む澪だったが、又次が店から2ヶ月も出して貰えたのには、条件が付けられていました。
つる家にいる間に、穏やかな顔つきになった又次でしたが…
別れの日がやってきます。
思いもよらない出来事が…

大好きなシリーズで、出てくるお料理も美味しそう。
滋味重湯、牡蠣の宝船、鯛の福探し、哀し柚べしの4品。

シリーズ物としては★5つ!
苦難に負けないけなげさがいいのですが、今回はまた辛い…
ので、4つかなあ…
2012年3月発行。書きおろし。

花びら餅とカツ弁当

130108_192618これは何でしょう~?

鶴屋八幡の箱です。
一個欲しいんですが、とためらったら~
「どうぞどうぞ」と快く用意してくれました。
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花びら餅!
ちょっと写真のピンクが濃い目に写っています。
ほんとはもっと品のいい色☆

130108_192838初春に食べたい和菓子です~。
といってもまだ3度目ぐらいかな?
子供の頃は食べたことなかったです。
中はみそ餡、といってもほんのりした風味。

130108_193027_2ゴボウの甘いのが入っているのが不思議~
これが絶妙なアクセント。
みやびな雰囲気です。


130108_192546晩御飯には、お弁当を買って帰りました。

エビフライ入りのが欲しくて~
色々入っていて、お得感☆
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梅しそ巻きカツ(だったかな??)
が美味しかったです~。
目の前で、ちょうどお値段が下がったので♪

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お味噌汁は自分で作りました。
具沢山で野菜たっぷり☆

「トゥルーブラッド4 奪われた記憶」

シャーレイン・ハリス「トゥルーブラッド4 奪われた記憶」ソフトバンククリエイティブ

トゥルーブラッド4作目。
エリック記憶喪失編。

スーキーは、ヴァンパイアの恋人ビルと、前作の事件で、別れたばかり。
ビルはやむを得なかった事情を説明に来ましたが、傷心のスーキーは受け付けません。
仕事でまた遠方へ出かけるビルの留守に、思いがけない大事件が…?!

夜中に、エリックが上半身裸で走っているのに出くわします。
しかも、脅えた様子で、記憶をなくしていました。
仲間に連絡を取ると、エリックは魔女に襲われて失踪したという。
魔女というのはヴァンパイアのような人外ではなく人間なのだけど、意外に身近にもいると初めて知るスーキー。
魔女といっても、普通は密かに薬草の知識を交換する程度なのですが、魔力があって呪いをかけられる魔女も存在するのです。
なぜか強力な魔女達が現れ、ヴァンパイアの縄張りと利権、エリック自身をも狙っているという。

エリックを匿うため、兄のジェイソンに相談して協力を頼みます。
ところが、そのジェイソンが行方不明になってしまう。
スーキーは大晦日にジェイソンが会っていた女性がシェイプシフター(変身人間)だったことに気づいていました。
ジェイソンの行方を探しながら、狼人間のアルシードにも事情を知らせに行くスーキー。

ヴァンパイア・バーの経営者で、ルイジアナの地区責任者でもあるエリックは、傲慢な性格だったのですが。
記憶をなくして、素直な性格になり、スーキーを頼ってきます。
それでいて、本能的に女性を守ろうとしたりもする。
しだいにエリックに惹かれていくスーキー。

ヴァンパイアは招かれないと他人の家には入れないため、スーキーが魔女の家に乗り込み、ドアを開け放ってヴァンパイア達を招き入れることに。
ビルも、駆けつけます。
スーキーの恋の行方は…

ビルのファンには、物足りないかも?
ビルとも、いずれは…という可能性は感じますけどね。
波乱の展開で、強くなっていくスーキーはなかなかすごいです☆
2004年の作品。

「島国チャイニーズ」

野村進「島国チャイニーズ」講談社

これほど中国との間柄がこじれる前に読んだ本なので、今はなんだか複雑な気持ち。
経済的な打撃を受けた人や、間に立って困っている人も多いことでしょう。

まえがきは、東北へボランティアに行った中国人留学生の女の子の話から。
多くの中国人が日本から逃げ出したとき、ボランティアにまで行った人がいたのですね。おにぎりを三角に握れるようになったという。

今の31、2歳以下の中国人は一人っ子政策のため、ほとんど一人っ子。
親の愛情も期待も一身に受けている。そのため人付き合いはやや苦手だという。
日本よりも儒教的感覚が生きている中国では、親に電話口で泣いて帰国するように言われたら、逆らえないのだそう。

劇団四季の中国人俳優。
日本で大学教授になる中国人。
中国人芥川賞作家の誕生。
留学生は反日か。
北国の中国人妻たち。
神戸中華同文学校。
女たちの池袋チャイナタウン。
といった章立てで、具体的に。
ものすごい努力をして才能を開花させた人や、留学生のために尽力する人々など、感動させられます。
日本にある中国学校が、日本の昔の村の学校をモデルにしているとは。これがいじめも学級崩壊もなくて、いいんですよ~。

日本人の中国へのイメージは、かなり悪くなっている現実。
だが日本に住んでいる中国人は、もともと希望を抱いて日本にやってきたので、親日的だったのに。
孤独に苦しむケースもあるが、満足している人も多いそう。
日本のイメージは東京のような都会なので、日本人と結婚した女性は田舎暮らしに失望し、離婚すると不法滞在者になってしまう場合があるとか。

広大な中国では、民族ごとに顔立ちも言葉も文化も違い、同じ民族同士しか結婚しない。
日本に来るのは、中国内を移動するのとある意味、大して差がない。
韓国と違って単一民族ではなく、改姓を強要された史実もない。そのため、帰化も、名前を日本的にすることにも抵抗がないという。

戦前や戦中の日本軍の行為はもちろんよく思ってはいないが、終戦の時に中国は敗戦国の側ではなかった。
今の反日運動も、じつは政府への不満を発散している面がある。政府への暴動だともっと弾圧されるので、こういう形でやっているそう。

文化大革命と天安門事件などで苦労してきた世代は、日本の良さをよくわかっているのですね。
ただ、今の中国政府は、外国に住んでいるキャリアの高い学者らを優遇することにして帰国を促しているので、今日本にいる優れた人物が遠からず帰ってしまう可能性があるそう。

日本人と中国人はお互いに信用しきれないと恐れている部分がある。
知らないことは怖いので、知ることによって少しでも理解が深まればという熱い思いが伝わります。

著者は1956年東京都生まれ。
「コリアン世界の旅」でノンフィクション賞を受賞。

「ミーナの行進」

小川洋子「ミーナの行進」中公文庫

少女が芦屋の従妹一家と暮らした1年間の思い出。
心温まります。

朋子は小学校を卒業するとすぐに、母の姉の嫁ぎ先に預けられます。
女手一つで育ててくれている母が、東京で専門学校に行くためでした。
1972年、開通したばかりの山陽新幹線で、岡山から新神戸へ。
駅に迎えに来てくれた伯父は、栗色の巻き毛をした紳士的な男性。
フレッシーという健胃効果のある清涼飲料水を作っている会社の社長でした。

スペイン風の豪華なお屋敷に、驚く朋子。
中も、夢のように素敵なインテリアなのです。
伯父の母はドイツ人で、おっとりしたローザおばあさん。
家事一切を取り仕切る家政婦の米田さんはローザおばあさんと仲良しで、家で一番権威があるらしい。
庭仕事をする小林さんは、カバの世話が重要な仕事という元々飼育係だった人。
広い庭には、なんと本物のカバがいるのです。
ポチ子は、コビトカバで、背は子どもの腰までぐらいですが、誰でも庭にカバがいるとなればビックリでしょう。いぜんはミニ動物園だったというほど広い庭。
その動物園の生き残りでした。

長男の龍一さんは留学中で、家にいる子どもはミーナ(美奈子)だけ。
一つ年下のミーナは美少女だけど、6年生には見えないほど小柄でぜんそく持ち。
朋子はすぐに仲良くなります。
ミーナはマッチ箱を集めていて、マッチ箱に描いてある絵にちなんだちょっとしたお話を書きためていました。
このお話が小川洋子さんらしい…

ミーナに頼まれて、代わりに図書館へ通うことになった朋子。
司書の男性にほのかな好意を抱いて、自分はろくに本を読まないのに、ミーナの受け売りで感心されます。
初恋でした。

理想的な一家に見えたのですが、少しずつ抱えている問題も見えてきます。
伯父さんは、どこかへ出かけたまま戻らない日も多い。
伯母さんは一人で部屋に隠れてお酒を飲んだり煙草を喫んだり、文章を読んでは誤植を見つけるのを趣味にしていました。
長男の龍一さんが一時帰国したときは、父親の顔をまともに見ようともしません。

ミーナは学校まで20分ほどを歩くのも難しいということで、ポチ子に乗って行くことが認められます。
特製の鞍を乗せ、小林さんが付き添って行くのですが、なんともファンタジックな光景。

ミュンヘンオリンピックまで、男子バレーボールの応援に夢中になる二人。
ドイツ生まれのローザおばあさんは、日本とドイツを両方応援していました。
選手村での思いがけないテロ事件で、ローザおばあさんの過去を知ることに。

哀しい別れもあるけれど、意外なほどハッピーエンド。
もっと複雑な陰影があるかと予想していました。
病弱なミーナも、しっかり成長していくのですよ~。

昭和の雰囲気や具体的な出来事を伝えると同時に、少女時代の普遍的なものもきらきら含んでいます。
憧れや驚き、好奇心、ときめき、小さな嘘、涙、優しさ…
多くの方に読んで貰いたい物語です。
2006年4月発行。

「ポビーとディンガン」

ベン・ライス「ポビーとディンガン」アーティストハウス

妹にしか見えない友達に苛立っていた少年。
寝ついてしまった妹のために、一生懸命、探し回ることに。
切なく、心が洗われるような物語です。

オーストラリアのオパール鉱山の町に住むウィリアムソン一家。
8歳の妹ケリーアンは、目に見えない友達ポビーとディンガンを大事にしていて、いつも一緒。
母親は、ポビーとディンガンのために、食事まで作っていました。
ご近所の住人の中にも、ポビーとディンガンの分までキャンディをくれる人がいます。
少年アシュモルは、そんな様子に呆れ、時には頭に来ていました。

父親は、大きくて高価なオパールを掘り当てるのが夢。
でも、2年たっても、いまだに見つかってはいないのです。
ポビーとディンガンのことは本気にはしていないけれど、適当に調子を合わせていました。
ある日、父親は母親と喧嘩になり、急にポビーとディンガンの世話をし始めます。
ポビーとディンガンを採掘場に連れて行くと言って車に乗り、帰りに忘れてきてしまいます。
そうやって、他に友達のいないケリーアンに卒業させようとしたのですが…

必死になるケリーアンと一緒に仕方なく鉱山に探しに戻った父親は、隣人の採掘場に入り込み、「穴荒らし」として逮捕されてしまう。
ポビーとディンガンを見つけられなかったケリーアンは、何も食べなくなった。
病気になってしまったケリーアンを元気にするために、アシュモルは必死に考えます。
町中にポスターを貼り、妹のためにポビーとディンガンを探してくれと頼んで歩くのです。
アシュモルは何も信じないと妹に思われたままなのは、いやだったのでした。
最初は無反応だった人も、いつしか皆で探してくれるように…

みんなが探していると知ったケリーアンは喜びますが。
見つけた人には賞金をあげると書いたため、おかしな作り話を持ち込んでくる人が、10人も続きました。
ケリーアンに、もう一度坑道を探してくれと頼まれたアシュモルは…

そして、父の裁判の日。
町の人口の半分ほどは、ポビーとディンガンの捜索に加わっていたのです。

最初から出来すぎではない普通の男の子が、一生懸命になる様子に、こちらの気持ちも寄り添っていきます。
リアルな町の雰囲気や、登場人物の名前が独特で、現実味と不思議さが半ばします。
目には見えないものの存在…
町の人々は、ポビーとディンガンの気配を、確かに感じ取っていたのでした。
哀しいけれど、いとおしくて、忘れられない…

著者は1972年生まれ。
オックスフォード大学院在学中に執筆した本書でデビュー。
恋人の思い出話がきっかけになったそうです。
2000年の作品。
21世紀の「星の王子さま」という評もあるそうです。共通点て…?
印象に残る作品ではあります。

ネルラさんの秘密

130125_233210momoko服を着たプーリップのネルラ嬢。
ちょっと変わって点があることに、気がつきましたか~?

大きなお目々がポイント!
長いまつげが可愛い。

130125_233246
頭の後ろは~
ちょっと、お見せするにはなんなんですが‥

三つでっぱりがあって、
ここで目玉の向きを操作できるんです~。

130125_233339これが、撮影中に動いていたんです。

頭が重くて、
何度も後ろに打ち付けたりしているうちに‥
それで、瞳が右を見たり、
左を見たり、正面だったりしていたの。


130125_181238しかもプーリップさんはね‥

ウィンクできるんですよ!

130125_233433実はさっき初めて、やってみました‥

けっこう強い力を入れて、
バッチンとつむるので、
ちょっと心配だったので~coldsweats01

ロマンチック服のプーリップ

プーリップのネルラさん☆
初着替えです~。
130125_180221
momokoのお洋服を着てもらいましょう。
頭が大きいので、
ある程度ボリュームがある服でないとね。

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ネルラさんは三つ編みなので~
似合う服がさらに難しいの。

ピンクのロマンチックなお洋服。
これなら、いいですよね~。

なんか、足が浮きやすいし、頭が傾いて‥
ときどき椅子がひっくり返りそうになりますけど(汗)

130125_180749
白い靴もついています。
丸っこくて柔らかい素材なので、
はかせるのが楽♪

違う椅子にしてみました。
このほうがやや低くて重いので、いくらか安定します。
ちょっと頭の支えがないけど‥

130125_181059
このほうがいいかな?

背の部分が大きいので~
三つ目の椅子でやっと安定しました。
このまえにプーリップ用の台も使ってみたんですが、これまた扱いにくくて[もうやだ~(悲しい顔)]

130125_181111
さて実は
この間に、
ネルラさんには
あることが起こっています!

何でしょう~??

「警官の条件」

佐々木譲「警官の条件」

「警官の血」の続編。
ただし、親子三代にわたる警官の物語だった前作とはスケールは違い、三代目の部分の続きです。

安城和也は、祖父も父も警官でした。
暴力団との癒着を疑われた加賀谷警部の素行を内偵するために、その下につかされ、上司を裏切って告発することになったのが、前作の終わり。

覚醒剤を使っていると睨んだ摘発だったのですが、捜査のために覚醒剤を持っていた加賀谷も、一緒にいた女性も、覚醒剤を使ってはいなかった。
恋人をとられたための自分の偏見だったか、と驚く和也。
スキャンダルが大きくなるのを畏れた幹部は、加賀谷仁の依願退職を許し、その後に逮捕という挙に出ます。

騙された加賀谷ですが、1年半拘置所にいる間、詳しいいきさつを何も喋らず、無罪となります。
隠退して三浦半島の釣船宿の親父になりますが、その名前は伝説になっていきました。

この間に、和也は警部に昇進。
叔父には、殉職した父親は和也が警官になったことを喜ばないだろうと非難されます。
潜入捜査のために神経を病んで暴力をふるうようになった父が、自殺のように死んだことは覚えていましたが、叔父の言う面だけではないだろうとも思うのです。
子どもの頃住んでいた谷中にあるマンションに引っ越した和也。
そこは祖母が元々住んでいた所だと驚くことに。

加賀谷の築いた人脈は全く役に立たなくなり、情報を得るのも人間同士の信頼だったのだと、和也らは痛感させられます。
組織犯罪対策部では、成果が上がらないことを苦慮していました。
警察内部の縄張り争いも悪い方へ作用し、潜入捜査した警官が殉職する事件が。
ついに加賀谷の復職が求められます。
加賀谷は「一人前にしておくべきだった」と言ったという。潜入していた警官のことだろうと思う和也。

麻薬密売ルートの動きに、これまでとは違う現象が起きていました。
難しい捜査のために加賀谷を頼りながらも、彼の動向は完全に信頼されてはいない。
中堅どころのボス江藤のビルに招待されている様子を見かけた和也も、やはり取り込まれたと思います。
男が立てこもる事件が起き、男が加賀谷を名指ししたために、人質の代わりとなる加賀谷。犯人は、別れた妻子に遺したいことを加賀谷に頼んだのだでした。

和也らは警官殺しを追ううちに、加賀谷の単独行動を怪しみ、その言動を誤解してしまう。
理解したときには…

加賀谷警部がカッコよすぎます!
その点では☆5つ。
和也も誤解が解けたのは良かったけど…それなりに頑張ろうとしてはいても、敵役というかほとんど引き立て役だったんで~今後どう成長するのか? 人間、急には変わらないし~とあまり先を期待出来ない気分になるので☆4つ。
実際にあった有名な事件が途中で取りざたされ、年月を感じさせます。
いろいろな警官がいるものだとは、納得。

窓を開けてよ

「ねえねえ」
暗がりにいるのは~
うちの猫・みゅんです。
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ベッドの足元に、私を呼びに来ました。

こっちを見て目を丸くしているところが可愛いんだけど~
なかなか、撮れません。
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「早くしろよーっ」
って怒ってるみたい?
いえいえ、ただのアクビの途中~
121206_121035

「開けてよね、わかってるよね」
っていう態度で、窓際で待ってます。
窓を開けると~
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左を見て、
右を見て~

121206_121047
「気をつけてね」

送り出します。

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網戸は
前にみゅんが破いたので~
直してません
(‥無駄だから)
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「ベランダの見回りも終わって、満足じゃ~」
ひざしが気持ちよさそうです♪

「アトリックス・ウルフの呪文書」

パトリシア・A・マキリップ「アトリックス・ウルフの呪文書」創元推理文庫

待ってました!のマキリップ新刊。
魅力あふれるファンタジーです。

20年前、カルデスとペルシールの国の間で、戦争が起きていました。
白い狼の姿をして暮らしていた稀代の魔術師アトリックス・ウルフは、カルデス王の依頼と脅迫を受けます。
戦争を止めるためにとアトリックスが作り出した魔物<闇の乗り手>は、広野を荒れ狂って、ペルシールの王を殺してしまい、カルデス軍も逃走しました。
戦いは収まったものの、何が起きたのか誰にもわからないまま。
アトリックスは以来姿を消し、山奥の村に隠れ住んでいたのです。

王が死んだその日に生まれた王子タリスは、成長した後、魔法を学ぶためにショームナルドの魔法学院で暮らしていました。
ペルシールでは魔法はほとんど顧みられていなかったので、謎を解くために少しでも学ぼうとしていたのです。
兄王バーンには子が生まれず、唯一の跡継ぎとして、呼び戻されることに。
読みかけの呪文書が初心者向けのようだったので、借りていきます。
ところがこれは、アトリックス・ウルフが書いた物で、表面的な言葉と内容が違う代物。
タリスは、過去の戦争の記憶が刻まれた塔の上で、魔法を練習しようとします。
そのたびに、とんでもない現象が巻き起こってしまう。

城の台所では、王や王弟をはじめ、城に住むすべての人のための食事を作るためにいつも大騒動になっていました。
近くに捨てられていた孤児の娘サローは、台所で育ち、つぎつぎに鍋を洗う毎日。
王弟タリスがいる塔の部屋に誰も行きたがらなかったため、食事を届けることに。

タリスは馬に乗っていたとき、森の女王の幻を見て、恋に落ちます。
森の女王は、タリスを異世界に連れ去ってしまいます。
兄王バーンは毎日森へ狩りに行って、タリスを探し回りますが…

女王が探し求めているのはアトリックス・ウルフ。
そして、アトリックスが奪った女王の夫と娘…
アトリックスが意図したことではないのですが、強力な呪文によって、女王の伴侶イリオスが魔物に変えられたために、アトリックスの力を越える存在になったのです。
そのときに、ただ一人の子どもサローも、人間の世界に運ばれてしまいました。

互いに求め合いながら、なかなか出会うことが出来ない存在。
それぞれに力を尽くすうちに、異世界のどこかで道が通じるのか…?

甘さ華やかさもありながら、甘すぎず、波乱の展開。
強力な魔法に捕らわれた女王の夫の悲劇、娘のゆがめられた人生。
それがどのように救われるのか。
孤児でみすぼらしいサローの働きぶりは、シンデレラのよう。
取るに足りない者という扱いを受けながらも、時には誰かが助けてくれる。
言葉も話せないサローが呪文の本を解読しようとしているのに気づいたとき、台所で働くにぎやかな面々もあたたかく協力してくれるのです。
ラストが素敵☆

美しい文章といかにもファンタジックなイメージを堪能しました。
面白かったですよ!
1995年の作品。2012年5月発行。

「ぶたぶた」

山崎在実「ぶたぶた」徳間文庫

噂のぶたぶた初読み☆
短編連作です。
このジャンルって何ですかねえ~ファンタジー?
というのにはちょっと日常的な話題が多いんだけど。
日常の謎というのも違う‥

ぶたぶたは、バレーボールぐらいの大きさの薄いピンクの丸っこいぬいぐるみだけど、
意識は中年男らしい。
あちこちに出没、職業も違う。

「初恋」は、娘のベビーシッターを待っていた女性が、現れたぶたぶたに驚愕。
代役というか、いつものベビーシッターのほうが部下だというのです。
ぶたぶたのおじちゃんにすっかり懐いた娘。
後に一度だけ、大根を買っているぶたぶたを見かける…

「銀色のプール」では、小学3年の毅が、古い遊園地に忍び込んだとき。
ひとけのない冬のプールにテントを張り、釣りをしているぬいぐるみを見つけます。
「ぶたぶたは、なぜ、ぬいぐるみなの?」と思い切って聞くと
「毅はなぜ人間なの?って聞かれたら答えられる?」と返される。
両親が忙しくて兄弟もいない毅は、ここに家出したいと思うのですが…?

「ただいま」では、台風の時に、摩耶子の部屋に飛んできたぬいぐるみ。
外に干していたぬいぐるみが、喋り始めます。
摩耶子の兄は、10年前に失踪していました。
なぜか、ぶたぶたは兄と似た所があるのですが…
「もう少し年上のように思います」というぶたぶたが、何とも言えず良い味。

喋り、食事もする~ぶたのぬいぐるみに、最初は驚愕する人も、なぜか周りに受け入れられている様子に、しだいに不自然に感じなくなっていきます。
何気なく、何となく傍にいて~ぶたぶた自身がやりたいことをマイペースでやっているようでいて、そのとき必要なことをふと教えてくれているような。

癒されます…

作者は1964年、埼玉県生まれ。
85年、星新一ショートショートコンテスト優秀賞受賞。
89年、少女小説家としてデビュー。
「ぶたぶた」はずっと傍に置いてあったぬいぐるみで、贈ってくれた人が付けた名前そのままだそうです。

ピンクと黒でオシャレ

夏姫ちゃん、スカートに替えてみました。
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「オリオン座のソナタ」さんの黒いスカートです。
光沢があって、おしゃれ☆
あ、ひだが入っているんだけど、撮れてない‥[ふらふら]
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トップスにややボリュームがあるのと、
毬花ちゃんとの釣り合いを考えて‥
靴は、はつゆきふわりさんのピンクベージュのブーツです。

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「は~い」
「わあ、夏姫さん着替えたの、それいい~」
130116_215654.jpg
「毬花ちゃんの髪も、いいじゃない~」
楽しそう?

「吊るされた女」

キャロル・オコンネル「吊るされた女」創元推理文庫

刑事マロリーのシリーズ第6弾。

キャシー・マロリーは、ニューヨーク市警ソーホー署の巡査部長。
金髪に緑の目の誰もが一目見たら忘れない美貌ですが、本人は全く意識していない。
組織には馴染まない天才ハッカーで、市警のコンピュータも担当しているため、独自の行動を半ば黙認されていました。

女性が部屋で吊されているのが発見されます。
元娼婦のスパロー。マロリーの相棒ライカー刑事の情報屋でした。
たまたま駆けつけた元警官の消防士が現場をぐちゃぐちゃにし、新米警官が蘇生しないようにという指示を無視して、植物人間にしてしまう有様。

ライカーが現場で何かを拾い上げて隠したのを見て驚くマロリー。
ライカーは妻には逃げられ服装はだらしないが、正しい事しかしないと信頼されている男なのです。
スパローのことは、マロリーも子どもの頃によく知っていたという因縁がありました。

マロリーは9歳の頃はストリートで生きていた浮浪児で、その悲惨な体験から人間を信じず、ほとんど表情も動かない。
ルイ・マーコヴィッツ警部に引き取られ、その妻ヘレンだけを実母のように愛しました。
ヘレンは若くして死に、マーコヴィッツも近年亡くなってしまったため、大きな歯止めがなくなっています。

ライカーが隠したのは、とある古い雑誌。
マロリーが子どもの頃に、続きを読むのを楽しみにしていたらしい奇想天外な冒険小説シリーズの最終巻でした。
そこには、マーコヴィッツの書き込みが…?

女性が吊された事件は、20年前にもあったことがわかります。
当時の捜査に当たった警官は、引退後もこだわりを抱いていました。
娼婦を蘇生したドジな警官も送り込まれ、仕事が出来ないのを呆れられますが、実は事情があるらしい。
様々の思惑を抱えた警官が入り乱れることに。

マロリーが副業にしている会社の仲間チャーリーは、本物の天才。
怖がられるほどの大男だが、笑うと間の抜けた顔になるお人よし。
マロリーに片思いのチャーリーも、捜査に協力します。
スパローのことをマロリーが恨んでいるのではと心配する周囲ですが…そこはマロリーもそれほど単純ではないのでした。

幼かったマロリーの孤独がしだいに浮き彫りになって、切なくなります。
何かを感じ取ったヘレンに初めて会うシーンは、胸が痛くなりました。
2002年の作品。

お鍋とバームクーヘン

兄夫婦と食べたお鍋です。
お正月としては簡単にしたので~
アップは少し延ばしていました。
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野菜を入れて少し火にかけておいて~食卓へ。
白菜たっぷりに、長ネギ、人参、シメジです。
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まず、蟹!
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春菊とお肉もあります~~。
ポークとビーフと両方ってのがまたよかった♪

じつは、もう少しお正月らしいものもあったのに、
すっかり忘れていて、出さなかったんです~。
黒豆ときんとんは、一人で食べました‥

美味しい~いただきものも、あったのに‥
特に、これ!
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良質な素材ばかりで作られたバウムクーヘン!

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しっかりした食べ応えです♪
もちろん、これは後日、兄達に分けました~~♪

黒白チェックのツーピースで

130116_190019ジェニーの白黒チェックのツーピースを着たmomokoさん。
うちの毬花ちゃん、
こと「はつゆきふわり」さんです。

「どんな靴が合うか、迷っちゃって~」
「そうねえ‥」



130116_190405まずは、
オーソドックスな黒い靴から。

「じゃあ、夏姫も靴を変えてみようかな」
夏姫(なつき)ちゃん、
リカちゃんのかわいいピンクの靴に
してみました。


130116_191236「ハイヒールのほうがカッコイイ?」
「おしゃれかも~
じゃあ、私も茶色のパンプスで」
夏姫ちゃん、デニムのハーフパンツで。
(じつはリカちゃんの)脚線美を見せています。

「髪をちょっとまとめてみたほうが、いいかもよ」
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というわけで、ラインストーンの髪留めをつけました。

こっちから見ると、きちんとしたお嬢さん~
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会社の上司のところへも行けそう?

でも、こっちから見ると~
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ヘアクリップも赤☆
黒いパンプスの裏が赤くなっている~
さすがオシャレなmomokoさん用パンプスでした☆

2012年後半に紹介した小説以外の本

2012年後半にご紹介した本
7月
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」  岩崎夏海
1冊

8月
「日本中枢の崩壊」  古賀茂明
1冊

9月
「不機嫌なメアリー・ポピンズ」  新井潤美
「なんとかしなくちゃ」  モニカ・ディケンズ
「知らないと損をする 池上彰のお金の学校」  池上彰
3冊

10月
「生きていてもいいかしら日記」  北大路公子
「ヴィクトリア女王―大英帝国の“戦う女王”」  君塚直隆
2冊

11月
0冊

12月
「アガサ・クリスティーと訪ねるイギリス」  津野志摩子
「バービーと私」  宮塚文子
2冊

少ないですよね‥
小説だけではちょっと現実逃避になってしまうのでは?という危惧と、ベストセラーリストなどはむしろ小説じゃない本が多いので、おお世間はそうなのだと気づいて、読んでみたりして。

ドラッカーのマネジメントは図書館でも冊数が多いのでしょう。
いぜん調べたときには待ちが長いのでまあ読まなくてもいいかとやめたんですが~このときリクエストしたらすぐに来ました!
流行にすっかり遅れた感じ?(苦笑)

池上彰の本は、いつも買ってます~読み返すために。
お金の学校なんか、すぐ2度目を読みました。
それでも、忘れますねえ‥

イギリスものって面白い。
「不機嫌なメアリー・ポピンズ」はイギリスでは当たり前のことになっている身分(社会階層)の感覚が、映画や小説にどう反映されているかという親切な説明。
「なんとかしなくちゃ」はそこで取り上げられていたお嬢様が家政婦になっての体験記。
「ヴィクトリア女王」は、映画をテレビで見たため。
アガサ・クリスティーもすでに歴史的人物なので、いろいろ読み直そうと思ってます。

「生きていてもいいかしら日記」
この気持ちわかるわぁ。まあこれだけ筆が立って、人を笑わせられれば、十分でしょうが。

「バービーと私」
世界的にヒットしたバービー人形が最初日本で作られ、その洋服のデザインに貢献した話。なんとね~日本人がこんなに力を入れて作ってみていたとは。
すごく面白かったです。
私らしいという点では、この本がベストかな。

2012年後半に紹介した国内小説

2012年後半にご紹介した本
7月
「交換殺人には向かない夜」  東川篤哉
「こいわすれ」  畠中恵
「たまさか人形堂物語」  津原泰水
  
「仮装の騎士」  斉藤直子
「太陽のパスタ、豆のスープ」  宮下奈都
「冬姫」  葉室麟
「ワーキング・ホリデー」  坂木司
7冊

8月
「星やどりの声」  朝井リョウ
「本日は大安なり」  辻村深月
「キミは知らない」  大崎梢
「丹生都比売」  梨木香歩
「小さな貴婦人」  吉行理恵
「千年の愉楽」  中上健次
「君を乗せる舟―髪結い伊三次捕物余話」  宇江佐真理
「尼僧とキューピッドの弓」  多和田葉子
8冊

9月
「永遠の0」  百田尚樹
「人質の朗読会」  小川洋子
「虎と月」  柳広司
「春から夏、やがて冬」  歌野晶午
「雨を見たか―髪結い伊三次捕物余話」  宇江佐真理
「転迷―隠蔽捜査4」  今野敏
「RDGレッドデータガール学園の一番長い日」  荻原規子
「ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち」  三上延
8冊

10月
「ナニワ・モンスター」  海堂尊
「ラブレス」  桜木紫乃
「誰かが足りない」  宮下奈都
「絆回廊 新宿鮫Ⅹ」  大沢存昌
「コンビニたそがれ堂」  村山早紀
「望月のあと(覚書源氏物語『若菜』)」  森谷明子
「陽だまりの彼女」  越谷オサム
「快適生活研究」  金井美恵子
「霧のむこうのふしぎな町」  柏葉幸子
9冊

11月
「偉大なる、しゅららぼん」  万城目学
「ビブリア古書堂の事件手帖2栞子さんと謎めく日常」  三上延
「小春日和」  金井美恵子
「幸福な生活」  百田尚樹
「ユリゴコロ」  沼田まほかる
5冊

12月
「初陣 隠蔽捜査<3.5>」  今野敏
「株式会社ネバーラ北関東支社」  瀧羽麻子
「まもなく電車が出現します」  似鳥鶏
「おまえさん」  宮部みゆき
「猫色ケミストリー」  喜多喜久
「卵の緒」  瀬尾まいこ
6冊

宮下奈都さん、すごくいいと思いましたね。
この中では特に「太陽のパスタ、豆のスープ」ね。最近読んだ(ご紹介はまだな)のもよかったけど。

「丹生都比売」いいです‥大海皇子の息子・草壁皇子をめぐる和風ファンタジー。
これは読者選ぶかなあ?
梨木香歩さんて、すごいわ。

「尼僧とキューピッドの弓」現代的な尼僧院での興味深い暮らしと、ある女性の半生記と。

「人質の朗読会」この作品は忘れないと思う‥
小川洋子さんは外せない。

「本日は大安なり」辻村さん、2作目。
これはドラマ化されたように誰が読んでも良いような作品で、こんなのも書けるのねと。

「仮装の騎士」は日本ファンタジーノベル大賞受賞作リストから。
読むの忘れていた!と思って。ルイ15世時代に実在した美貌の女装スパイの話で、時代や題材は面白いけど、書き込みがもうひとつかな。

「千年の愉楽」濃密で独特でした。
芥川賞受賞作リストをチェックしていて~中上健次、ちゃんと読んだことないんじゃないか?と気づいて。

百田尚樹も評判高いので、いろいろ「永遠の0」好みではないけど、ここまでの密度はなかなかない力作でした!

沼田まほかる、すごい‥嫌ミスとはこれのことかという。意外な展開は読ませます。

金井美恵子さん、最近読んでないなと思って‥
辛口で饒舌。いや面白いわ。

癒し系のを探してました。
「コンビニたそがれ堂」やさしい雰囲気で素敵。
「陽だまりの彼女」かわいい‥
「卵の緒」とか‥
こちらのコンディションによっては甘く感じたかも?という内容だけど。いやいや、甘いだけじゃない~けっこう複雑な味でした。

「ビブリア古書堂」も、取り上げられている本が渋くて、予想より読み応えあったし。

「偉大なる、しゅららぼん」が好きかなあ‥万城目ワールドって、なんともいえない。
住宅街が結構私が住んでるところに似ていたりもして。

「人質の朗読会」とどっちが‥??

2012年後半に紹介した海外小説

2012年後半にご紹介した海外小説
7月
「呪われた首環の物語」  ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「甦る男―リーバス警部シリーズ」  イアン・ランキン
「凍りつく骨」  メアリ・W.ウォーカー
「警視の死角」  デボラ・クロンビー
「エミリ・ディキンスン家のネズミ」  エリザベス・スパイアーズ
「凍てついた墓碑銘」  ナンシー・ピカード
「夜明けのパトロール」  ドン・ウィンズロウ
「水晶玉は嘘をつく?」  アラン・ブラッドリー
「トゥルーブラッド2 歪んだ儀式」  シャーレイン・ハリス
9冊

8月
「チャイルド44」  トム・ロブ・スミス
「フィッツジェラルドをめざした男」  デイヴィッド・ハンドラー
「ブラックランズ」  ベリンダ・バウアー
「悲しみにさよなら」  ナンシー・ピカード
「市民ヴィンス」  ジェス・ウォルター
「丘をさまよう女」  シャーリン・マクラム
「結婚は殺人の現場」  エレイン・ヴィエッツ
「ベルガード館の殺人」  ケイト・ロス
「エミリー」  マイケル・ビダード
「湖のほとりで」  カリン・フォッスム
10冊

9月
「ヴェネツィアの悪魔」  デヴィッド・ヒューソン
「裏切りの峡谷」  メグ・ガーディナー
「メディエータZERO <episode 2> 吸血鬼の息子」  メグ・キャボット
「ドラゴンがいっぱい!―アゴールニン家の遺産相続奮闘記」  ジョー・ウォルトン
「悪の華にくちづけを」  ロレッタ・チェイス
「破壊者」  ミネット・ウォルターズ
「犯罪」  フェルディナント・フォン・シーラッハ
「竜の騎士」  コルネーリア・フンケ
8冊

10月
「タラ・ダンカン若き魔術師たち」  ソフィー・オドゥワン・マミコニアン
「鏡のラビリンス」  ジェイン・アン・クレンツ
「チョコチップ・クッキーは見ていた」  ジョアン・フルーク
「ベベ・ベネット、死体を発見」  ローズマリー・マーティン
「ペギー・スー(1)魔法の瞳を持つ少女」  セルジュ・ブリュソロ
「悪童 エリカ&パトリック事件簿」  カミラ・レックバリ
「ストロベリー・ショートケーキが泣いている」  ジョアン・フルーク
「サクソンの司教冠」  ピーター・トレメイン
「スープ鍋につかった死体」  キャサリン・ホール・ペイジ
9冊

11月
「ベベ・ベネット、モデルと張り合う」  ローズマリー・マーティン
「背後の足音」  ヘニング・マンケル
「待ち望まれた死体」  キャサリン・ホール・ペイジ
「ブルーベリー・マフィンは復讐する」  ジョアン・フルーク
「トゥルーブラッド3 囚われの想い人」  シャーレイン・ハリス
5冊

12月
「シヴァ 狼の恋人」  マギー・スティーフベイター
「過去よさらば」  ペンッティ・キルスティラ
「牛乳配達退場」  シャーロット・マクラウド
「殿下と騎手」  ピーター・ラヴゼイ
「マルベリーボーイズ」  ドナ・ジョー・ナポリ
5冊

「呪われた首環」ウィンジョーンズがなくなったので、がっかり。
これはちょっと前の作品だけど。
少年達が前向きなのに感心しました。

リーバス警部ものもよかった‥警察小説で重めなので、最初のほうを読んだきりだったんだけど。

アラン・ブラッドリー、11歳の女の子が主人公のミステリで、めちゃ面白い。
ベベ・ベネットのローズマリー・マーティン、とってもキュートなヒロイン。
デボラ・クロンビーは相変わらず良いので、感心。
ケイト・ロスはごひいき作家の読み直し。

「湖のほとりで」のフォッスムは、ノルウェー。しみじみと描かれる現代の村の思わぬ悲劇。
「犯罪」のシーラッハは、ドイツ。これはすごくよかったー!半ば以上実録もの。
「過去よさらば」のキルスティラは、フィンランド。珍しい国のものも読めました。

「アゴールニン家」めちゃめちゃ面白い!
ドラゴンがイギリス上流階級のように暮らしていて。

過去の受賞作をチェックして、いくつか。
「チャイルド44」はこのミスなどでずっと高評価が続いているので、しぶしぶ1作目を読みました。いやあ、読み応えがあり、たいしたもの。重いけど。

歴史ミステリ、やや少ない?
「サクソンの司教冠」は初期長編。

詩人エミリ・ディキンスン関連は、一服の清涼剤。

「マルベリーボーイズ」よかったです。祖父の子供時代をモデルに描いた毛色の変わった作品だけど、ジョーナポリは良いわ。

ちょっとファンタジーが少な目?そういう気分だったのかしら‥
「タラ・ダンカン」と「ペギー・スー」は女の子がヒロインのハリポタみたいな。読めるけど~大人向きとまでは言いがたいかも‥

吸血鬼ものをファンタジーに入れれば、けっこう読んでるけど。
スリルと空想とロマンスの要素があるので、ある程度の水準が期待できます。

お菓子探偵ハンナのジョアン・フルークはもうコンスタントに読んでます。
エレイン・ヴィエッツも首を長くして新作待ってるし。
シャーロット・マクラウドを読み直そう!と思いつきました。

コージー系がすぐ読み尽くしちゃうので‥もっと欲しい‥図書館にすべては揃わないという問題もあってね。
ずっと前に読んだのですごくお気に入りのが紹介してない、というのはまだかなりあるので、それはぼちぼち読み直そうと思ってます。
ここ数年、ブログに紹介したいために新作を読むことがすごく増えて、がんばってます~。
その前は、慣れたのばかり読み返していた年もあるので。

あ、ロマンスもので歴史ものが結構あるのを発見したので、楽しみにしてます。
ふっふっふ。

で結局。ベスト本は‥
ファンタジーでは「アゴールニン家」
コージーなら、ベベ。
でないのは‥「犯罪」かな。

2012年後半にご紹介した本

2012年後半にご紹介した本
7月
「交換殺人には向かない夜」  東川篤哉
「呪われた首環の物語」  ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
「こいわすれ」  畠中恵
「甦る男―リーバス警部シリーズ」  イアン・ランキン
「たまさか人形堂物語」  津原泰水
「凍りつく骨」  メアリ・W.ウォーカー
「ふむふむ―おしえて、お仕事」  三浦しをん  
「警視の死角」  デボラ・クロンビー
「仮装の騎士」  斉藤直子
「エミリ・ディキンスン家のネズミ」  エリザベス・スパイアーズ
「太陽のパスタ、豆のスープ」  宮下奈都
「凍てついた墓碑銘」  ナンシー・ピカード
「冬姫」  葉室麟
「夜明けのパトロール」  ドン・ウィンズロウ
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」  岩崎夏海
「水晶玉は嘘をつく?」  アラン・ブラッドリー
「ワーキング・ホリデー」  坂木司
「トゥルーブラッド2 歪んだ儀式」  シャーレイン・ハリス
18冊

8月
「星やどりの声」  朝井リョウ
「チャイルド44」  トム・ロブ・スミス
「春になったら苺を摘みに」  梨木香歩
「フィッツジェラルドをめざした男」  デイヴィッド・ハンドラー
「本日は大安なり」  辻村深月
「ブラックランズ」  ベリンダ・バウアー
「キミは知らない」  大崎梢
「悲しみにさよなら」  ナンシー・ピカード
「丹生都比売」  梨木香歩
「市民ヴィンス」  ジェス・ウォルター
「小さな貴婦人」  吉行理恵
「丘をさまよう女」  シャーリン・マクラム
「日本中枢の崩壊」  古賀茂明
「結婚は殺人の現場」  エレイン・ヴィエッツ
「千年の愉楽」  中上健次
「ベルガード館の殺人」  ケイト・ロス
「君を乗せる舟―髪結い伊三次捕物余話」  宇江佐真理
「エミリー」  マイケル・ビダード
「尼僧とキューピッドの弓」  多和田葉子
「湖のほとりで」  カリン・フォッスム
20冊

9月
「永遠の0」  百田尚樹
「ヴェネツィアの悪魔」  デヴィッド・ヒューソン
「人質の朗読会」  小川洋子
「裏切りの峡谷」  メグ・ガーディナー
「虎と月」  柳広司
「メディエータZERO <episode 2> 吸血鬼の息子」  メグ・キャボット
「春から夏、やがて冬」  歌野晶午
「ドラゴンがいっぱい!―アゴールニン家の遺産相続奮闘記」  ジョー・ウォルトン
「雨を見たか―髪結い伊三次捕物余話」  宇江佐真理
「不機嫌なメアリー・ポピンズ」  新井潤美
「なんとかしなくちゃ」  モニカ・ディケンズ
「「知らないと損をする 池上彰のお金の学校」  池上彰
「悪の華にくちづけを」  ロレッタ・チェイス
「転迷―隠蔽捜査4」  今野敏
「破壊者」  ミネット・ウォルターズ
「RDGレッドデータガール学園の一番長い日」  荻原規子
「犯罪」  フェルディナント・フォン・シーラッハ
「ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち」  三上延
「竜の騎士」  コルネーリア・フンケ
20冊

10月
「ナニワ・モンスター」  海堂尊
「タラ・ダンカン若き魔術師たち」  ソフィー・オドゥワン・マミコニアン
「ラブレス」  桜木紫乃
「鏡のラビリンス」  ジェイン・アン・クレンツ
「誰かが足りない」  宮下奈都
「チョコチップ・クッキーは見ていた」  ジョアン・フルーク
「絆回廊 新宿鮫Ⅹ」  大沢存昌
「ベベ・ベネット、死体を発見」  ローズマリー・マーティン
「コンビニたそがれ堂」  村山早紀
「ペギー・スー(1)魔法の瞳を持つ少女」  セルジュ・ブリュソロ
「望月のあと(覚書源氏物語『若菜』)」  森谷明子
「悪童 エリカ&パトリック事件簿」  カミラ・レックバリ
「陽だまりの彼女」  越谷オサム
「ストロベリー・ショートケーキが泣いている」  ジョアン・フルーク
「快適生活研究」  金井美恵子
「サクソンの司教冠」  ピーター・トレメイン
「生きていてもいいかしら日記」  北大路公子
「ヴィクトリア女王―大英帝国の“戦う女王”」  君塚直隆
「霧のむこうのふしぎな町」  柏葉幸子
「スープ鍋につかった死体」  キャサリン・ホール・ペイジ
20冊

11月
「偉大なる、しゅららぼん」  万城目学
「ベベ・ベネット、モデルと張り合う」  ローズマリー・マーティン
「ビブリア古書堂の事件手帖2栞子さんと謎めく日常」  三上延
「背後の足音」  ヘニング・マンケル
「小春日和」  金井美恵子
「待ち望まれた死体」  キャサリン・ホール・ペイジ
「幸福な生活」  百田尚樹
「ブルーベリー・マフィンは復讐する」  ジョアン・フルーク
「ユリゴコロ」  沼田まほかる
「トゥルーブラッド3 囚われの想い人」  シャーレイン・ハリス
10冊

12月
「初陣 隠蔽捜査<3.5>」  今野敏
「アガサ・クリスティーと訪ねるイギリス」  津野志摩子
「株式会社ネバーラ北関東支社」  瀧羽麻子
「シヴァ 狼の恋人」  マギー・スティーフベイター
「まもなく電車が出現します」  似鳥鶏
「過去よさらば」  ペンッティ・キルスティラ
「おまえさん」  宮部みゆき
「牛乳配達退場」  シャーロット・マクラウド
「猫色ケミストリー」  喜多喜久
「バービーと私」  宮塚文子
「殿下と騎手」  ピーター・ラヴゼイ
「卵の緒」  瀬尾まいこ
「マルベリーボーイズ」  ドナ・ジョー・ナポリ
13冊

ふぅ~たくさん、ありますね!
豊かな内容のタイプの違うたくさんの本に、支えられました。
さまざまな賞の候補作や、店頭の平積み、新聞の書評、お気に入り作家の新作、ネットでの紹介、ブクログやアマゾンの評価など、いろいろ参考にして探しています。

重いものを次々に読めるほどのコンディションではないけれど~
とりあえず本が読める!のは、日々ありがたいことです。

11~12月にご紹介したのが少ないのは、パソコンがクラッシュしたせいです。
それまでは20冊ずつとちょっと頑張っていました。
読んだ時とご紹介する時期のずれがだんだん大きくなっていたので、ちょっと焦っていて。
急がば回れ!
ってことでしょうか~。

ジェニーのピンクニットで

130116_184446_2まだまだ、お着物も着せたいのですが~
ちょっと、気分を変えて。

冬服を探したら、前にゲットしたジェニーのがいろいろ~
まだ着せてなかったので☆

130116_184707momokoの「お約束ハッピーサマー」さん。
ピンクのニットでくつろいでいる
うちの夏姫ちゃんです。

手前のスカートも同じときに買ったものですが、
一緒に着るには微妙に合わない‥

左の猫耳服はリカちゃんのです。

130116_184720
柔らかい素材で、綺麗な色のリボンがついていて、
可愛いの。
同じようなスカートもあるんだけど~
一緒に着るとちょっと合いすぎるのよね‥

130116_185029「こんにちは~夏姫さん」
「あら、毬花ちゃん、あけましておめでとう」
「あっ、おめでとうございます!」

「はつゆきふわり」さん、登場です↑
これも、ジェニー服。
ちょっと大人っぽい~ツーピースなんですよ。
「それ、新年の挨拶用のお洋服にいいじゃない」
でもなんで裸足なのかな?

「光」

道尾秀介「光」光文社

道尾さんの最近作。
ちょっと丸くなった…?

少年達が過ごした日々の話。
直木賞受賞の「月と蟹」ほどガッチリ構成されてはいませんが、その緩さが心地良い。
後半は波乱の冒険物です。
初期作品ほど暗くない…あの怖さが好きだったら、やや甘く感じるかも?

都会から少し離れた山間の町。
夏休みに入り、女恋湖(めごいこ)で、夏の花火が始まります。
小学4年生の利一、慎司、宏樹、清孝。
大人しい利一は、いつもの仲間達と今日も遊び回り、身近に起きることに興味津々で、小さな謎を追うことに。
慎司の姉で6年生の悦子は真っ黒に日焼けしていて、一緒に遊びます。利一みたいな弟の方が良かったという悦子を、ほのかに異性として意識しているのでした。
お金持ちの家の子・宏樹は、よく無神経な発言をして、呆れられています。

祖母と暮らしている清孝は貧乏ですが、それだけに考え深い強さも持っていました。
清孝の祖母のことはキュウリー夫人とあだ名して、皆が畏れています。
(顔が胡瓜に似ているからで、キュリー夫人に似ているからではない)
強烈な性格で、犬と本気でやり合うキュウリー夫人。
子ども達は、雑木林に住み着いて色々な人から餌を貰っているこの犬ワンダ(もとはワン太)と仲良しになります。
ワンダもなかなか良い味出してます。

開発に反対している良心的な議員が引っ越してきて、その息子・劉生が近所の仲間になりかけます。
弱々しい外見の子だが、頭は良いらしい。
家は桁違いの金持ちなのですが、実は両親が忙しすぎて孤独。
劉生を狙った誘拐事件に、利一たちも巻き込まれてしまい…?

秘密の場所を巡って、教頭先生が教えてくれた伝説。
女恋湖で人魚が殺されたという…子ども達は探検しているときに、それらしい場所を発見します。
怖い存在だった先生が、「子どもの頃は友達がいなかった」と話してくれたのも印象的。

子ども達の見ている世界がさわやか。
どこまでも歩いていけるような気がしていた。
何かに包まれているような気がしていた…
子どもの体温や汗、きらきら輝く目や泥に汚れた服など、くっきり目に浮かぶよう。
時には力なさを感じ、子どもなりに内心苦しむのだが。
これだけ思いっきり行動できたら良いよねえ。

どことなくトム・ソーヤーに似た所があります。
少年が主人公の児童冒険物日本版として、意識してるんじゃないかしら?

「ジョン・ブルの誇り」

レイ・ハリスン「ジョン・ブルの誇り」創元推理文庫

19世紀末のロンドンを舞台のシリーズ1作目。

1890年晩秋。
市警察のジョゼフ・ブラッグ部長刑事は、仕立ての良い服を着た若者の入室に驚きます。
実はこれが、新任のジェイムズ・モートン巡査。
彼の考えた私服というのは高級すぎるので、すぐにもっと庶民的な服を買いに走らせることに。
モートンはケンブリッジを出ているのですが、既に交通整理などを勤めた後で、本人のつもりでは至って真面目に仕事に取り組んでいるらしい。

ロンドンの高架下で、アーサー・ポッターという男が殺された事件を捜査することになります。
海運会社の平凡な社員で、そんな所を歩いている理由もない。
ただの追いはぎにしては、様子がおかしい。
遺された妻デイジーは寄る辺もなく、痛ましく思うブラッグ。

会社で何かが起きていたと睨んだモートンは、社長のクロスを尾行し、愛人の女性ベラに近づいていきます。
ブラッグは、モートンのやり方を危ぶむのですが。
お金持ちのお坊ちゃんがそういう女性に近づくのは、ある意味珍しくないことなのかも。
張り込みに劇場へ行くときに、旧友で株式仲買人のデントンと一緒だったりして、このデントンがまた調子のいい男なので、素人探偵コンビのような優雅さ。

たたき上げの硬骨漢ブラッグが見る目には、モートンはのびのびと育ちが良すぎる雰囲気。
このギャップが、ユーモラスに描かれます。
実はモートンは社交界が苦手ですぐ退屈してしまい、やりがいのある仕事を求めていました。
広大な敷地のある屋敷に住み、父親は元軍人で、ケント州統監という堅物。
跡継ぎは長男で、モートンは今は口を出せないのですが、兄は傷痍軍人なので、いずれは次男の彼が跡を継ぐことになるだろう立場でもあるという。

歴史物としてはやや薄めで、書き込みは少ないけど、気軽に読めるかも。
その分、主役のエピソードなどは小出しで、次回に続く?っていう感じですが。

作者は、1928年生まれ。
長く内国歳入庁に勤めた後、投資コンサルタント会社の重役に。
1982年から小説を書き始めた人。
それで金融関係のミステリなんですね。
シリーズはずっと続いているようです。
本作は1983年の作品で、1991年翻訳発行。前に読んだことあるかもしれない‥coldsweats01

ソファでのびのび

気持ちよさそうに寝ています~
うちの猫・みゅんです☆
120904_213352.jpg
すぅ‥
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ん‥
120904_213705.jpg
ん?
テレビの中で呼びかける声がしたら、ちょっと起きました♪

120904_213716.jpg
やっぱり寝る~~
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のび~
暖房で暖かいので、おなかを見せています。
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ご機嫌で、こっちを見ています♪
けっこう長い時間、私がゆっくりしていたので。
後ろ足の裏が黒っぽくて肉球もまだら☆120904_214949.jpg
んんんん~~♪
また伸びをしています。
気持ちよさそう~☆

「理由あって冬に出る」

似鳥鶏「理由(わけ)あって冬に出る」東京創元社

第16回鮎川哲也賞佳作入選したデビュー作。
自らの母校がモデルだそうです。

高校の文化部が集まっている古い建物・芸術棟を舞台のミステリ。
意外に改行が少なくて、説明が多い文章でした。
葉山君の一人称で、難しい内容というわけではないけど。
建物内部の図面はややこしいけど~謎解きに挑戦するもよし、しなくてもかまわない?

美術部の葉山くんは、今日も一人でカンヴァスに向かいます。
部員は5名いるけれど、毎日来るのは一人なのです。
他のクラブの面々がよく顔を出すので、べつに孤独ではありません。
吹奏楽部の練習を廊下でやられると、ちょっとうるさいけど。

幽霊が出ると評判になり、吹奏楽部のメンバーが怖がって練習に来なくなってしまったという。
その幽霊は、行方不明の立花先輩だという噂なのでした。
噂が嘘だと証明するため、吹奏楽部の高島部長と秋本麻衣が、夜も芸術棟の中に留まるというので、証人として葉山が駆り出されます。
秋本に気のある演劇部の三野も、いさんで参加することに。
ところが、本当に幽霊が現れた!
なぜ…?
葉山君も調べ回るうちに、文芸部の伊神先輩がトリックを解き明かします。

「まもなく電車が出現します」から先に読んだため、柳瀬さんや伊神先輩についての説明があってわかりやすいだろうと思ったら、あまり無かった…
柳瀬さんは演劇部で、いつも美術部に顔を出しては葉山くんを勧誘し、演劇部へ用事があって行けばまた勧誘という明るい女の子だってことはわかったけど。
外見の描写はないような…
表紙の彼女としか思えないけどね。
どうやらお互いに何も口にしてはいないけど~何となく通じ合っている仲らしくて。
葉山君のテレがあって~描写出来ない?みたいな。

日常の謎というには、事件はやや重いかな?
いつも顔を合わせている仲間達の掛け合いが楽しく、すいすい読めます。
著者は1981年、千葉県生まれ。
2006年、この作品でデビュー。

薄ピンクの振袖に朱金の帯

130110_000035ピンクの振り袖を着たムーンストーンさん、
まだお着替え中です。

130109_235440朱色に金の帯に替えてみました。
大き目の二枚羽文庫です。
これまでよりも甘い雰囲気になるかしら。

130109_235704朱色といってもやわらかい色合いなので、合うかな?と。
帯締めは太めで平うちの、赤と金のしっかりしたものを。
同系色の着こなしだけど、礼装らしい雰囲気を出して。
帯揚げは白地で、
細かい柄に薄緑など、着物の柄にも入っている色が散っているものを。

130109_235923この帯、まだ使ってないような気がして‥

どこかに写っているかとさかのぼったら~
2009年3月にたまきが帯を並べている写真にありました!
でもその後、誰も締めてなかったみたい?

2012年前半に紹介した小説以外の本

2012年前半に紹介した小説以外の本

1月
「3652―伊坂幸太郎エッセイ集」  伊坂幸太郎
「ママになった猫の海(カイ)ちゃん」  岩合日出子

2月
「マーチ家の父 もうひとつの若草物語」  ジェラルディン・ブルックス

3月

4月
「恋するジョゼフィーヌ―ナポレオンとの愛」  ジャック・ジャンサン
「もっと知りたい源氏物語」  大塚ひかり
「発達障害に気づかない大人たち」 星野仁彦

5月
「ふしぎなキリスト教」  橋爪大三郎

6月
「天上紅蓮」  渡辺淳一
「アネイリンの歌―ケルトの戦の物語」  ローズマリ・サトクリフ

伊坂さんのは感じのいいエッセイでした。
猫の海ちゃんをめぐる体験談は、海ちゃんが賢くてねえ‥
モデルとしても貢献してくれていたのね。

「マーチ家の父」は小説ですが、若草物語の作者オルコットの父親について調べ上げて書いた本。
個人の体験から、南北戦争の実態のある一面が照らし出されています。

「恋するジョセフィーヌ」は奔放で悪気がなかったナポレオンの妻の人生。
落ち着き始めたら著者が興味をなくしたのがおかしい。

「源氏物語」リストが詳しくて、視点も面白い。

「発達障害」そうねえ‥
ADHDなどが発見されずに大人になってしまったという。
昔から「変人」といわれているタイプってことでしょうか。
本人の誠意とは別な問題だというのは知っておいたほうがいい?

「ふしぎなキリスト教」
日本人にはわかりにくいことを説明してくれている。
面白がりすぎでやや偏っているが、面白いことは面白い。

「天上紅蓮」白河法皇と待賢門院の恋愛。
小説ですが、歴史資料にもかなり言及があるので。

「アネイリンの歌」古代史に興味がある人向けなので。
児童文学だけど、実際にあった戦いを詳しく語った詩に基づくもの。

えっと、てんでんばらばらなので、ベストっていっても‥
まあ個人的に興味の深いところで「マーチ家の父」かな。

2012年後半に読んだ本については、一息入れてから、またアップしますね~。

2012年前半に紹介した国内小説

2012年前半に紹介した国内小説

1月
「3652―伊坂幸太郎エッセイ集」  伊坂幸太郎
「シアター!<2>」  有川浩
「きことわ」  朝吹真理子
「RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた」  荻原規子
「北の夕鶴2/3の殺人」  島田荘司
「シティ・マラソンズ」  三浦しをん
「悪の教典」  貴志祐介
7冊。

2月
「雛の鮨―料理人季蔵捕物控」  和田はつ子
「ひまつぶしの殺人」  赤川次郎
「ピエタ」  大島真寿美
「黒く塗れ―髪結い伊三次捕物余話」  宇江佐真理
「ロマンス」  柳広司
「伏 贋作・里見八犬伝」  桜庭一樹
「フェロモン」  神田茜
「動物園の鳥」  坂木司
8冊。

3月
「スノーフレーク」  大崎梢
「切れない糸」  坂木司
「スコーレ№4」  宮下奈都
「撫子が斬る」  日本ペンクラブ編
「夜明けの街で」  東野圭吾
「将軍の料理番―庖丁人侍事件帖」 小早川涼
「箱庭図書館」  乙一
「星々の舟」  村山由佳
8冊。

4月
「心星ひとつ みをつくし料理帖」  高田郁
「もっと知りたい源氏物語」  大塚ひかり
「狐笛のかなた」  上橋菜穂子
「神様のカルテ2」  夏川草介
「ばらばら死体の夜」  桜庭一樹
「モルフェウスの領域」  海堂尊
「猫鳴り」  沼田まほかる
7冊。

5月
「ツリーハウス」  角田光代
「RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女」  荻原規子
「舟を編む」  三浦しをん
「オーダーメイド殺人クラブ」  辻村深月
「ちょちょら」  畠中恵
「東京島」  桐野夏生
「開かせていただき光栄です」  皆川博子
「メロディ・フェア」  宮下奈都
8冊。

6月
「白の祝宴(逸文紫式部日記)」  森谷明子
「完全犯罪には猫が何匹必要か?」  東川篤哉
「ダイイング・アイ」  東野圭吾
「天上紅蓮」  渡辺淳一
「ホテルジューシー」  坂木司
「風待ちのひと」  伊吹有喜
「花の鎖」  湊かなえ
「チヨ子」  宮部みゆき
8冊。

伊坂幸太郎のエッセイ集は感じがよかったので、年頭にご紹介を持ってきたのでした。
こうしてみると、充実した作品に出会えたなあと思います。
いや軽いのもあるけど、それはそれで、そういうのもないとね。

高田郁さん、大好き!
坂木さん、ほっとします。
有川さん、元気が出るので、時々混ぜながら。
荻原さん、楽しみに待って読んでいます。
宇江佐さん、実力派で安全パイ。

「悪の経典」いや好きなタイプではないけど、さばさばと書けていて上手でした。
「東京島」も予想外の内容で、なんというか文学的だけど滑稽でユニークでした。

辻村深月さん、初読み。これは本屋大賞候補ということで図書館にリクエストしたのかな?

「舟を編む」が受賞しましたよね。そりゃあそうでしょう!

ベスト本、決めにくい~~
「舟を編む」も大好きだけど‥
「ピエタ」と「開かせていただき光栄です」だと、どっちも海外を舞台にした、しかも歴史ミステリになってしまうけど。
そういうの好きだから、しょうがない?
あ、森谷さんも良いわ~。「白の祝宴」が読めて、うれしかった~。
これがベストでも良いなあ。

2012年前半に紹介した海外小説

2012年前半にご紹介した海外小説

1月
「赤い靴の誘惑」  シャンナ・スウェンドソン
「名探偵登場」  ウォルター・サタスウェイト
「銀の枝」  ローズマリ・サトクリフ
「喪失」  カーリン・アルヴテーゲン
「リガの犬たち」  ヘニング・マンケル
「蛹令嬢の肖像」  ヘザー・テレル
計6冊。

2月
「骨と歌う女」  キャシー・ライクス
「マーチ家の父 もうひとつの若草物語」  ジェラルディン・ブルックス
「バレンタインは雪あそび」  レスリー・メイヤー
「殺しのパレード」  ローレンス・ブロック
「今をたよりに」  ジル・チャーチル
「口は災い」  リース・ボウエン
「仮面舞踏会」  ウォルター・サタスウェイト
「ジンクス」  メグ・キャボット
「聖書の絵師」  ブレンダ・リックマン・ヴァントリース
9冊。

3月
「探偵は犬を連れて」  イヴリン・デイヴィッド
「二流小説家」  デイヴィッド・ゴードン
「時の地図」  フェリクス・J.パルマ
「マンハッタン物語」  ローレンス・ブロック編
「心理検死官ジョー・ベケット」  メグ・ガーディナー
「500年の恋人」  スーザン・プライス
「おせっかいなゴッドマザー―(株魔法製作所)」  シャンナ・スウェンドソン
「バースデイ・ブルー」  サラ・パレツキー
8冊。

4月
「ミッドナイト・ララバイ」  サラ・パレツキー
「カリフォルニア・ガール」  T.ジェファーソン・パーカー
「トゥルーブラッド1 闇夜の訪問者」  シャーレイン・ハリス
「野兎を悼む春」  アン・クリーヴス
「メディエータZERO<episode 1>天使は血を流さない」  メグ・キャボット
「おやすみなさい、ホームズさん」  キャロル・ネルソン・ダグラス
「ブラッド・ブラザー」  ジャック・カーリイ
7冊。

5月
「ウィンター・ビート」  サラ・パレツキー
「探偵家業は運しだい」  レジナルド・ヒル
「チャイナ・レイク」  メグ・ガーディナー
「特捜部Q ―檻の中の女―」  ユッシ・エーズラ・オールスン
「007 白紙委任状」  ジェフリー・ディーヴァー
「騙す骨」  アーロン・エルキンズ
「ハゲタカは舞い降りた」  ドナ・アンドリューズ
「まぼろしの白馬」  エリザベス・グージ
「夏の夜のわるい夢」  ジェイニー・ボライソー
9冊。

6月
「コブの怪しい魔法使い―(株)魔法製作所」  シャンナ・スウェンドソン
「ビター・メモリー」  サラ・パレツキー
「複数の時計」  アガサ・クリスティ
「白い雌ライオン」  ヘニング・マンケル
「でぶじゃないの、骨太なだけ」  メグ・キャボット
「アネイリンの歌―ケルトの戦の物語」  ローズマリ・サトクリフ
「ブルー・ヘヴン」  C.J.ボックス
「どろぼうの神さま」  コルネーリア・フンケ
「シャンハイ・ムーン」  S.J.ローザン
9冊。 

48冊。

シャンナ・スウェンドソンを楽しんだ年でしたね~。
明るいラブコメ調の魔法使いが出てくるファンタジーで、OLものコージーみたいな雰囲気もあります。
ファンタジーならこれ。
軽いものを求めて、メグ・キャボットのヤングアダルト向けを読んだり。
メグ・キャボットはコージー系のがすっごく面白くて、楽しみに待ってるんですよ。
コージー系ならこの人。

シリーズでいうなら「トゥルーブラッド」も。
吸血鬼もののこれはパラノーマル・ロマンスというジャンルだけど‥このブログで言うとファンタジー?なんか違う‥むしろ活劇っぽいミステリ風味。
あ、ロマンスというカテゴリは作ったんだっけ。

ヘニング・マンケルは抜けているところを埋めていました。
ほかにも、北欧の作家もあれこれ読み始めました。
あ、でも前半にはあまり入ってない?
お国柄の違いはまだよくわからないんですが~独特な雰囲気がありますよね。
オールスンがデンマークかな。
スウェーデンは多いですね~人口も多いしね。

歴史もの結構あってうれしかった。
「蛹令嬢の肖像」妙なタイトルだけど、蛹というのがキリストの変身の象徴で、昔の絵にはあったモチーフだとか。
「口は災い」「聖書の絵師」「時の地図」「500年の恋人」など。ホームズものパスティーシュの「おやすみなさい、ホームズさん」も面白かった。
「聖書の絵師」がよかったかな~。

サラ・パレツキーの読み直しをしていた年でもありました。
何年か読んでいなかったので、抜けたところを埋めていって‥しっかりした内容だと改めて思いました。ヴィク・ウォーショースキーは時代のままに年齢いってるのですが、いろいろ悩みつつもすっごく元気なのはすごいわ!

海外作品はミステリだけだと深刻になってしまったりするので、心温まるものを探して、児童文学の名品を読みました。
昔読んだけどすっかり忘れている「まぼろしの白馬」とか。
評価の高い「どろぼうの神様」とか。前半の児童文学で言えばこれがベストかな。
お気に入りのローズマリ・サトクリフはもちろん。たいてい前に読んでるんだけど、そう気楽に読み返せない内容なので、かなり忘れていて、新鮮に楽しめます。

一昨年のミステリベストテンに輝いた「二流小説家」なども、達者で面白かったです。
そうこれ、図書館にリクエストしたのはだいぶ前で~読んだのも年末じゃないかな。だいぶ、ご紹介が延びていますね。

ジェフリー・ディーヴァーがイアン・フレミングの遺族の委託を受けて書いた現代版007もの。
全体に明るいトーンなのが面白かったです。

あ、「シャンハイ・ムーン」すごくよかった!絶好調ですねえ。
ミステリならこれかな。
「野兎を悼む春」「夏の夜のわるい夢」も好みの女性作家さん。
私がミステリベスト10を作れば、入るよね~一般的にはどうなんだろ‥??

2012年前半に紹介した本

いまさらのようですが~
2012年前半にご紹介した本をリストアップしておきます。
前に書きかけてあった記事を見つけたのと、1年分一度にだと多すぎるので‥

1月
「3652―伊坂幸太郎エッセイ集」  伊坂幸太郎
「赤い靴の誘惑」  シャンナ・スウェンドソン
「シアター!<2>」  有川浩
「名探偵登場」  ウォルター・サタスウェイト
「きことわ」  朝吹真理子
「銀の枝」  ローズマリ・サトクリフ
「RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた」  荻原規子
「喪失」  カーリン・アルヴテーゲン
「北の夕鶴2/3の殺人」  島田荘司
「リガの犬たち」  ヘニング・マンケル
「シティ・マラソンズ」  三浦しをん
「蛹令嬢の肖像」  ヘザー・テレル
「ママになった猫の海(カイ)ちゃん」  岩合日出子
「悪の教典」  貴志祐介
14冊。

2月
「骨と歌う女」  キャシー・ライクス
「雛の鮨―料理人季蔵捕物控」  和田はつ子
「マーチ家の父 もうひとつの若草物語」  ジェラルディン・ブルックス
「ひまつぶしの殺人」  赤川次郎
「バレンタインは雪あそび」  レスリー・メイヤー
「ピエタ」  大島真寿美
「殺しのパレード」  ローレンス・ブロック
「黒く塗れ―髪結い伊三次捕物余話」  宇江佐真理
「今をたよりに」  ジル・チャーチル
「ロマンス」  柳広司
「口は災い」  リース・ボウエン
「伏 贋作・里見八犬伝」  桜庭一樹
「仮面舞踏会」  ウォルター・サタスウェイト
「フェロモン」  神田茜
「ジンクス」  メグ・キャボット
「動物園の鳥」  坂木司
「聖書の絵師」  ブレンダ・リックマン・ヴァントリース
17冊。

3月
「スノーフレーク」  大崎梢
「探偵は犬を連れて」  イヴリン・デイヴィッド
「切れない糸」  坂木司
「二流小説家」  デイヴィッド・ゴードン
「スコーレ№4」  宮下奈都
「時の地図」  フェリクス・J.パルマ
「撫子が斬る」  日本ペンクラブ編
「マンハッタン物語」  ローレンス・ブロック編
「夜明けの街で」  東野圭吾
「心理検死官ジョー・ベケット」  メグ・ガーディナー
「500年の恋人」  スーザン・プライス
「将軍の料理番―庖丁人侍事件帖」 小早川涼
「おせっかいなゴッドマザー―(株魔法製作所)」  シャンナ・スウェンドソン
「箱庭図書館」  乙一
「バースデイ・ブルー」  サラ・パレツキー
「星々の舟」  村山由佳
16冊。

4月
「恋するジョゼフィーヌ―ナポレオンとの愛」  ジャック・ジャンサン
「心星ひとつ みをつくし料理帖」  高田郁
「ミッドナイト・ララバイ」  サラ・パレツキー
「もっと知りたい源氏物語」  大塚ひかり
「カリフォルニア・ガール」  T.ジェファーソン・パーカー
「狐笛のかなた」  上橋菜穂子
「トゥルーブラッド1 闇夜の訪問者」  シャーレイン・ハリス
「発達障害に気づかない大人たち」  星野仁彦
「野兎を悼む春」  アン・クリーヴス
「神様のカルテ2」  夏川草介
「メディエータZERO<episode 1>天使は血を流さない」  メグ・キャボット
「ばらばら死体の夜」  桜庭一樹
「おやすみなさい、ホームズさん」  キャロル・ネルソン・ダグラス
「モルフェウスの領域」  海堂尊
「ブラッド・ブラザー」  ジャック・カーリイ
「猫鳴り」  沼田まほかる
16冊。

5月
「ウィンター・ビート」  サラ・パレツキー
「ツリーハウス」  角田光代
「探偵家業は運しだい」  レジナルド・ヒル
「RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女」  荻原規子
「チャイナ・レイク」  メグ・ガーディナー
「ふしぎなキリスト教」  橋爪大三郎
「特捜部Q ―檻の中の女―」  ユッシ・エーズラ・オールスン
「舟を編む」  三浦しをん
「007 白紙委任状」  ジェフリー・ディーヴァー
「オーダーメイド殺人クラブ」  辻村深月
「騙す骨」  アーロン・エルキンズ
「ちょちょら」 畠中恵
「ハゲタカは舞い降りた」  ドナ・アンドリューズ
「東京島」  桐野夏生
「まぼろしの白馬」  エリザベス・グージ
「開かせていただき光栄です」  皆川博子
「夏の夜のわるい夢」  ジェイニー・ボライソー
「メロディ・フェア」  宮下奈都
18冊。

6月
「コブの怪しい魔法使い―(株)魔法製作所」  シャンナ・スウェンドソン
「白の祝宴(逸文紫式部日記)」  森谷明子
「ビター・メモリー」  サラ・パレツキー
「完全犯罪には猫が何匹必要か?」  東川篤哉
「複数の時計」  アガサ・クリスティ
「ダイイング・アイ」  東野圭吾
「白い雌ライオン」  ヘニング・マンケル
「天上紅蓮」  渡辺淳一
「でぶじゃないの、骨太なだけ」  メグ・キャボット
「ホテルジューシー」  坂木司
「アネイリンの歌―ケルトの戦の物語」  ローズマリ・サトクリフ
「風待ちのひと」  伊吹有喜
「ブルー・ヘヴン」  C.J.ボックス
「花の鎖」  湊かなえ
「どろぼうの神さま」  コルネーリア・フンケ
「チヨ子」  宮部みゆき
「シャンハイ・ムーン」  S.J.ローザン
17冊。

合計98冊かな?
私にしては多目かな‥
体調があまりよくなくて、バリバリ読み進んだ印象はないんだけど~
ごろごろしていて、本読むぐらいしかできなかった時がけっこうあった、ということかも(苦笑)
ネットで検索したり、店頭で人気ありそうなのをチェックしたり。
図書館にはお世話になりました!
クリスティなどは持ってるのの再読ですが‥

読んだ順番は、ほぼこういう感じなのですが~
ご紹介は基本、海外と国内を交互にしているので、そこで変えてある場合はあります。
読んだ直後にご紹介はまとめられないので~時期はだんだんずれていってます。
前半のベスト本‥むむむ、すぐには決められない~!ジャンル別にぼちぼち‥(汗)

立て矢の帯の小物を替えて

淡いピンクの振り袖を着ているmomokoさん。
ムーンストーンさんです。
立て矢の帯のアップ。
130103_182008.jpg
帯揚げと帯締めに変化をつけてみました。

帯揚げは浅葱色の絞りに。
古布をカットしたものです。
130109_233734.jpg
帯締めはグレーに少し赤が入ったグラデで、抑えた色目に。

130109_233856.jpg
着物が薄くて柔らかい色合いなので~
あまりきついのだと雰囲気変わっちゃうんですよ。

130109_234015.jpg
地味になっちゃうかもと思ったけど、それなりに可愛い?

130109_232341.jpg
髪を下ろすと、何も見えませんけどねっ!?

「大地の翼」

菅野雪虫「天山の巫女ソニン―大地の翼」講談社

お気に入りのシリーズ、これで完結です。
もったいなくて~読むのを延ばしていました。
この後に番外編も出ています。

巨山(コザン)、沙維(サイ)、江南(カンナム)という三つの国が並び立つ、古代朝鮮半島を思わせる異世界。
沙維に生まれたソニンは、赤子の時に才を見込まれて天山に迎えられましたが、巫女としては落ちこぼれ、12歳の時に実家に帰されます。
末の王子イウォルと出会って侍女となり、宮廷に上がりました。
これまでのあらすじは、「はじめに」に書いてあります。

沙維には7人も王子がいて、末のイウォルは影の薄い存在。
江南の第二王子クワンに心酔して江南に留学、ソニンも同行しました。
クワンは大胆な性格で庶民に人気がありましたが、イウォルを呼んだのはソニンを個人的に利用しようという意図があってのこと。
それでも、イウォルは手紙のやりとりを続けます。

巨山は野心的な王に支配されていて、侵出の機会を狙っています。
江南と組んで沙維を征服しようという意図のもとに、江南と条約を結ぶ運びに。
巨山のイェラ王女は、一人娘で気丈ですが、父王に面と向かっては逆らえない。
ソニンが最初に会ったときには、孤独で傲慢なおてんば娘でした。

江南を訪問したときにも美しくなっていましたが、この作品では沙維を訪問。
さらに華やかになっていて、沙維で人気を集めます。
ところが巨山の王は、翌年、やはり兵を進めてきます…
イェラ王女は帰国間際にそれを予言するような発言をソニンにしていて、その真意は?
ソニンの誠意が出会った人に通じて、それぞれの良さが、きらっと輝きます。

かって陰謀をたくらんだレンヒが書き残した手帳を葬るために、天山へ行くことを願い出るソニン。
もとは巫女だったレンヒが悪用した知識を持ったままでいることが辛くなったのです。
巫女たちは、才能はなくとも素直に育ったソニンに再会し、対照的なレンヒを思い出して、その意味を語り合うのでした。

こんな少年少女達が、三国の争いの要になることは、現実には少ないでしょう。
作品のなかでも立場や出来ることに制約はありますが、国の内外の争いを自分のこととして受け止め、出来ることを精いっぱい模索する。
大きなうねりの中で、人の心が通い合い、苦しみの後にその先へ行く道が見えてくる。
そんな希望を感じられる作品です。

お正月の花

まずは、玄関に生けたお花です。
ふだんは使わない、いただきものの水色の花瓶で。
130103_161104.jpg
生協にあったセットの中から~
そのまんま生けられそうなのを選んでおきました。

どっちから見ても良いように、左右に花があるタイプのを。
130103_161234.jpg
無事30日に届きましたが‥
生ける元気がなくて、生けたのは元旦のお昼前。
少しカットしましたが、ほとんど手間いらずで簡単に。
今も綺麗に咲いていますよ。

こちらはテーブルフラワー。
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すごく可愛いのを見つけたので~
ちょっと松も添えて。

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母のためというつもりです。
位牌のところはヒーターの風があたるので、
ちょっと離して置いてますけどね。

こちらは12月にお友達から貰ったポインセチア。
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大きな葉っぱで、色もやわらかくて、かわいいの。
鉢植えがあるのも、いいものですね~♪

「レモンメレンゲ・パイが隠している」

ジョアン・フルーク「レモンメレンゲ・パイが隠している」ヴィレッジブックス

お菓子探偵ハンナのシリーズ第4作。
ハンナはクッキー作りの名人で、ベーカリー&カフェの<クッキー・ジャー>を経営しています。

北の町レイク・エデンも、今は夏。
愛猫モシャに枕をとられて、ハンナは寝覚めが良くありません。
モシャはオレンジと白の大きな牡猫で、毛がふさふさ。
夏服を着ようとしたハンナは、きついのに大ショック~ダイエットが必要と決心します。

歯科医で良い友人のノーマンが、いぜんコンテストに応募するためハンナの協力を得て設計した「夢の家」を実際に建てることに。
誰もが二人が結婚すると勘違いし、ハンナもどっきり。
すぐ結婚する気持ちは固まっていないものの、プロポーズされていないと説明するのも微妙。
聞きつけた刑事部長のマイクが嫉妬する様子に、また心は揺れ動きます。

「夢の家」を建てるために購入した土地に立っている古い屋敷の片づけに行くと、前の持ち主が死んでいた…!
今回はハンナが見つけたわけではなく、ハンナ自身もう事件に介入するのはやめようと思います。
ところが…?
いつも反対していたマイクも、実は受け入れていると判明。

毎週一度だけ金曜日は、<クッキー・ジャー>のパイの日。
レモンメレンゲ・パイが、その家にはありました。一切れ食べられただけで。
買ったのは誰だったのか…?

大学に行っている末の妹ミシェルも、登場。
ミシェルが払ったお金の中に、不審な札があり、偽札ではないかと銀行へ行くハンナ。
何とそれは…?!

妊娠中の妹アンドリアは、ブランドもののマタニティ・ウェアを揃えるのを口実に、情報収集のためハンナとブティックへ。
アンドリアは捜査に協力するだけでなく、7月4日の独立記念日に向けて、<クッキージャー>の山車を作りたいと提案。
才能を発揮します。
アンドリアの娘トレイシーも参加して、アメリカ人らしいお祭り騒ぎに。

翻訳がなめらかでテンポ良く、基本的に人の良いハンナの観察眼が生かされ、楽しく読み進められます。
美味しい食べ物が次々に出てくる中、我慢しているハンナ。
ダイエットは成功するか?!
あまりにも季節はずれなので、どうしようかと思ったけど、まあ順番なので‥アップしてしまいますね。

「萩を揺らす雨」

吉永南央「萩を揺らす雨―紅雲町珈琲屋こよみ」文春文庫

気丈なおばあさん・草(そう)さんの事件帖。短編連作です。

紅雲町(こううんちょう)は、丘の上の観音様が見下ろす田舎町。
和食器とコーヒー豆の店「小蔵屋」は古民家風の造り。
今は数えで76歳の杉浦草が、65歳のときに思い立って改装したものです。

もともと同じ屋号の店は祖父が始め、両親が何でもある雑貨屋を営んでいました。
29歳で離婚して実家に戻り、家業を手伝っていましたが、両親もなくなって久しく、人生の最後に好きなことをしてみようと賭に出たのです。
コーヒー一杯は無料で試飲出来るようにしたため、それ目当てのお客さんも多い。
店員の森野久美は27歳。若いときはスキーの選手だったというがっしり型で、頼りになる明るい娘です。

常連のお客さんが喋っているのを聞いて、おかしな事が起きているのではと心配した草は、マンションが建っている通りの様子を見に、何度も散歩に行くようになります。
階上の主婦が話していた~夫婦げんかが絶えない家で、大きな物音がしたという話。
女の子達が話していた~窓に張り付いた手が見えたという話。
それが同じ家だとするならば…
草は警官に不審尋問され、徘徊と誤解されたと気づいて、失礼なと大声をあげる。「そう興奮しないで」となだめられ、その時のことが評判になってしまう。
しかし…
空き巣狙いと出くわしたことからの意外な解決と、たくましい行動力、そして草の過去に秘められた悔恨…

表題作は、幼なじみの男性・大谷清治から数年ぶりの電話。
おしゃれな着物に着替えようとした草は、途中で気持ちを変えます。
清治のかっての恋人・鈴子が死んだという。
清治は両親を亡くして大谷家の養子に入り、議員となった男。
妻子ある身で初めて恋したのが、若い鈴子でした。
その話を初めて聞かされたとき、草は自分の気持ちに気づいたのですが、女として見られていないことにも気づいて、口には出せないまま。
親に結婚を猛反対されて鈴子は他の男性に嫁ぎましたが、夫の子として生み育てた清史はじつは清治の子。
出来れば引き取るか援助したいという意向を伝えますが、清史にその気はなかった…
清史が何かの事件に巻き込まれていると気づいた草は?!

人生にありそうな幾つかの難題が、現実的な重みを感じさせます。
解決出来ることも出来ないこともありつつ、何かしら手は貸せる。
過去に悲しみを背負った草が、温かい目で人々を見つめながら、ぴんしゃんと生きていく。
年月を重ねて着こなした着物のように、さらりとした感触が心地良い。
単行本は2008年発行。

「ベベ・ベネット、秘密諜報員になりきる」

ローズマリー・マーティン「ベベ・ベネット、秘密諜報員になりきる」創元推理文庫

1964年が舞台のキュートでおしゃれなミステリ。
三部作の完結編です。

ベベ・ベネットは南部生まれのお嬢さん育ち。
ニューヨークで秘書となり、上司のブラッドリー・ウィリアムズに恋します。
前作の終わりで上手くいきそうになりましたが、その後ブラッドリーは態度を豹変、ビジネスライクになります。
気を揉むベベでしたが…

ブラッドリーの大伯父が老舗の<メリーウェザーズ・トイショップ>を買収、今度の勤め先は、ここになりました。
人気のあるキャラクターのピエロに扮している男が実は嫌なヤツで、ベベにセクハラを仕掛けてきます。
この男が殺され、ベベに容疑が…!
ブラッドリーを気にしてついた小さな嘘が、容疑を濃くしてしまいます。

トイショップに勤める面々は変わり者揃いで、ベベが殺したと思いながら、英雄扱いという。
着ぐるみのテディベアや、扮装した海賊や王女様がいる可愛らしい店内なのですが。
旧知のフィネリ刑事は担当ではなく、今度の担当刑事はやたらに強引。
ブラッドリーは弁護士を用意して過保護気味な態度ですが、ベベは捜査の行方を放っておけない。
だって、まだ告白もしていないのに…!

親友でスチュワーデスのダーリーンにバイトとして会社に潜入して貰い、二人で調査を進めます。
ちょうど秘密諜報部員ジェームズ・ボンドが人気を集めている頃。
その真似をして、女の子二人が黒づくめで侵入するという。

ピエロの代役に呼んだ俳優のトムに、嫉妬するブラッドリー。
アル中でホームレスだったハリーが、やっとベベの忠告に従い、別人のようになって現れます。
それすら勘違いするブラッドリー。すでに恋に目がくらんでますね~。

逮捕されたベベを保釈しにパパが飛んできて、故郷に連れ帰ろうとします。
さて?
にぎやかな展開のラブコメタッチ、事件はけっこう大変ですが。
エピローグつき。

あとがきが坂木司。
シュガーボンボンと評しています。
ネタばれし過ぎなので、読む前には最初しか読んじゃダメですよ。

薄ピンクの振り袖でポーズ

130103_181420淡いピンクに花柄の振り袖を着た
ムーンストーンさんです。

座りポーズ☆
特徴のある長い髪を
右袖の前に出しています。

130103_181536ややアップで。

伊達襟は清楚な薄緑にしました。

130103_181956後ろ姿。

立てや結びがよくわかると
思います。
前にスカーレットさんが
黒地に牡丹の振り袖に
結んでいました。

130103_182208横から~
反り気味にポーズをとってみました。

130103_182405やや上から。

半襟は、白で地紋入り。
帯の大きさや髪の長さとのバランスを考えて、
しっかりした布で、大きめに見せています。

130103_182433やや下からアップで。

この角度、
なんだか幼くも見えて、
かわいい?

「もういちど生まれる」

朝井リョウ「もういちど生まれる」幻冬舎

20歳前の大学生、浪人、専門学校生を描いた短編連作。
高校生よりはちょっと世界が広く、初めての経験もまだ期待感があって、ゆったりしているような~
でも、社会に出る日は近づいていて、自分の限界に直面しつつある…
青春群像というには軽めだけど~優しくて、重すぎない所が、なかなか感じはいいです。

「ひーちゃんは線香花火」
R大学に入学して13ヶ月。
何も成長しない一ヶ月が積み重なっただけのような気がしている汐梨。
ひーちゃんこと、ひかると、風人の3人で、今日も麻雀。
誰が見てもクラスで一番美人のひーちゃんですが、最初の一言でクラスの女子を敵に回したのです。風人は小型犬系の男子。
ややはみ出し気味の3人が仲良くなったのでした。
汐梨には尾崎という彼氏も出来たので、もうこの3人だけでいっぱいいっぱい。
ある日、寝ている間に誰かにキスをされ…?

「燃えるスカートのあの子」
翔多は、バイト先の休憩室でハルを見つけ、今日も椿ちゃんの話をせがみます。
大学で一緒の椿という可愛い女の子に夢中なのです。椿には彼氏がいるけれど。
黒髪に青いメッシュを入れたかっこいいハルは、専門学校に通うストリートダンサー。
椿とは、高校の時に仲が良かったという。
同じ講義を取っている友達の礼生は、もしゃもしゃの頭に虹色の眼鏡。いくつも映画サークルに入っています。
椿が、礼生が撮る学生映画に出ることになったと知る翔多。
なんと、椿が礼生を好きになったかも…?

「僕は魔法が使えない」
美大に通う渡辺新は、ナツ先輩に憧れています。
先輩の絵は美術展で高い評価を受け、一号館のスペースに張り出されています。光が交錯するクラブで踊るダンサーの絵。
新の父は交通事故で亡くなり、1年後に母が鷹野さんを家に連れてくるようになりました。
新はナツ先輩に人物画がいいと言われ、たまたま下北沢駅で見かけた結実子という女の子にモデルを頼みますが…

「もういちど生まれる」
柏木梢は、二浪中。
予備校の堀田先生に恋しています。
梢の双子の姉の椿は、要領よく推薦で大学に入りました。
読者モデルをしている華やかな椿。
どこをとっても少しずつ地味な外見の梢は、姉が嫌いだったのです。
二十歳の誕生日、華やかに祝われた椿の携帯に掛かってきた連絡を見て、思わず…

「破りたかったもののすべて」
ハルこと遥は、ダンスが出来てカッコイイと以前から友達や後輩に評価されてきました。
同級生のとても可愛い女の子・椿は、高校で最初は人気がありました。
読者モデルとして祭り上げられた頃から、友達がだんだんいなくなり、タイプの違うハルに近づいてきたのです。
可愛いだけの椿や、部屋にこもって絵を描いているだけの兄のナツは、努力が足りないと思っていたハル。
だが今、自由に踊るロックダンスをしてきたハルは、基礎訓練が出来ていなかったことを痛感しています。
後列の端で踊るのが定位置で、大きなステージに上がるダンサーになるのは難しい…
ハルをカッコイイと思ってくれている翔多には、それらしくふるまおうとしますが。

こういうのって、あるよねえ…
と何だかちょっと気恥ずかしくなりつつ。
当人はこの時辛いだろうなと思いつつも、どこかさわやかで初々しい。
2011年12月発行。
4作目になるのかな?

「スタイルズ荘の怪事件」

アガサ・クリスティ「スタイルズ荘の怪事件」ハヤカワ文庫

エルキュール・ポアロ登場。
アガサ・クリスティの処女作です。
最初から読み直そうかと思いまして。
既に上手いもんですね~!
さすが歴史に残る名作です。

疾病休暇中のヘイスティングズは、30歳。子どもの頃に泊まったことのあるスタイルズ荘に招かれます。
古い知人のジョン・カヴェンディッシュは45歳。2年前にメアリと結婚して、スタイルズ荘に住み、地方の名士として暮らしていました。
ヘイスティングズは、美しいメアリに強い印象を受けます。
スタイルズ荘はジョンの父が再婚した妻エミリーのために建てた物で、遺言で妻に残していました。
ジョンと弟のローレンスにとっては不本意な遺言だったでしょう。
エミリーは寛大な義母ではありましたが、仕切り屋で、人に感謝されるのを好むタイプ。

そのエミリーが再婚したと聞いて、驚くヘイスティングズ。
相手のアルフレッド・イングルソープは、70過ぎのエミリーよりも20歳以上年下で、財産目当てかと誰もが思うほど。
エミリーの長年の友人は、再婚が気に入らず、屋敷を出て行きます。
鍵のかかった部屋で寝ていたエミリーが、夜中に発作を起こして死んでしまう。
毒殺か…?
すぐ疑われたイングルソープには、アリバイがあった…
旧知のポアロと出会ったヘイスティングズは、捜査を依頼します。

1920年というのがすごい。この作品で、以後のミステリの歴史が変わったんですよね。
その割には、古さを感じません。
わかりやすく、ポイントを押さえた展開。
今読むと、ある意味普通かも知れないけど…
これ以後のミステリが、こういう設定や雰囲気に則って書かれているからね。

第一次世界大戦終結間際の設定で、ポワロはベルギーからの難民。
もうすぐ定年ということで、後書きには60近いのではと書かれていますが、どうでしょう?当時の定年はもっと早いのでは…
卵のような頭の形、口ひげを大事にしていて、緑色の目がきらめく、几帳面で天才肌の奇妙な小男の個性は、既にはっきりしています。
急に走り出したり、喜んで躍り上がったりというあたりは、後年の作品よりも若々しい。
若い女性に、何だか可愛いとか言われていて。

ヘイスティングズの一人称によるユーモラスな語り口も楽しい。
ポワロとは対照的に~いかにもイギリス的な(たぶん)真面目で控え目だけど、やや皮肉な性格。
30歳というのは、このときのクリスティ自身と同じ年頃の設定なんですね。

これは2003年発行の新訳。
以前のを正確に覚えているわけではないのだけど、微妙に読みやすいような気がしました。

アガサ・クリスティは1890年生まれ。
24歳の時に結婚してクリスティ姓に、1920年にこの作品でデビュー。
1926年に失そう騒ぎを起こし、28年に離婚。30年に考古学者と再婚。
1976年に亡くなるまで100を越す作品を発表し、世界中で読まれ愛され続けています。

「蜩ノ記」

葉室麟「蜩ノ記」祥伝社

直木賞受賞作。
十年後に切腹という沙汰を受けた武士のもとへ送られた青年は…

豊後・羽根藩。
奥祐筆を勤める青年・壇野庄三郎は、思わぬ事で同僚と諍いになり、相手に怪我をさせてしまう。
城中での刃傷では切腹になりかねないところ、家老の計らいで向山村に遣わされたのです。
幽閉中の元・郡奉行、戸田秋谷の仕事の手伝いをし、実は見張る役目でした。
秋谷は七年前、前藩主の側室と不義密通を犯し、小姓を切り捨てたという。
家譜編纂が途中だったのを惜しまれ、それが終わるまでと十年後の切腹を命じられていました。

秋谷はそんなことをするように見えず、どんな事情があったのか、庄三郎は調べ始めます。
十年後の切腹という不可解な裁断の意味も…
あるいは、前藩主が生きていれば許す予定であったのかもしれない?

友を傷つけたことを悔いている庄三郎。
淡々と暮らしている秋谷、覚悟を決めているらしい妻、悲しみをこらえている娘、事情を知り始めた幼い息子。
こういう事情では家族は別に暮らす方が普通でしたが、妻は一緒に暮らすことを選んでいました。

年貢に喘ぐ農民たちの間には一揆の動きもあり、殺人まで起こります。
かって郡奉行だった秋谷は、村人に信頼されていました。
今は立場上、表だっては動けないが、一揆を起こせば農民は必ず罪に問われて命がないのを案じて、止めに入るのです。

秋谷の言動に感銘を受ける庄三郎。
家譜編纂を手伝ううちに、何かが隠されていることを突き止められるのでは思い始めます。
そこには、お家相続に絡む秘密が…?

落ちついた筆致で、登場人物も、出来事も、バランスよく描かれています。
色々な事情を腹に飲み込んで死に赴く秋谷。
本当にどうしても避けられないことだったのかと現代の感覚では思いますが。
家老とも一度は対決し、後のことも道筋を付けて、それなりに納得していたのだろうとは思えます。
静謐な印象が残り、救いもある後味で、お見事でした。

薄ピンクの振袖のムーンストーン

130103_175817せっかくのお正月ですから~
振袖を着てもらいましょう。

CCSmomokoのムーンストーンさんです。

130103_180322淡いピンクに桜や流水のやさしい模様です。
去年、毬花さんこと「はつゆきふわり」さんに
着てもらった振袖と同じ生地。
こちらは淡い色ばかり前面に出るように裁ってみたもの。
130103_180835
小さな金屏風を配してます。

袖は長めで、格調の高い振袖です。
伊達襟はうす緑に。
130103_180442
帯は、立て矢結びです。

ピンクにピンクだと映えないので~
白地に銀と薄紫ですっきりと、
ちょっとだけピンクが入った柄。

帯揚げは濃い目の中間色のピンクで。
なんていうのかな~微妙な色合いです。
130103_181629
帯締めは、
端にちょっとグリーンのグラデが入った赤で。

この着物、何でも合いそうなのに~
意外に組み合わせが難しくて、
何度も当ててはやり直しましたよ。

「ヘヴン・アイズ」

デイヴィッド・アーモンド「ヘヴン・アイズ」河出書房新社

「肩胛骨は翼のなごり」が有名なデイヴィッド・アーモンド。
子どもの心の柔らかさを信じているような…
これも似たテイストもありつつ、よりリアルで陰影が濃く、きらきらと印象に残る~他にない物語です。

孤児院ホワイトゲートから脱走した3人の子ども。
それぞれに生い立ちは違いますが~傷のある子どもを育て上げようという教育を押しつけられる立場に、やりきれなさを感じていました。
孤児院の院長モーリーンの、悪気はないけど、ちょっとずれている人間像も~実に存在感あります。

エリン・ローには、男の子の友達が二人います。
威勢が良いジャニュアリー・カー。
ネズミが友達で、ちょっと気が弱いマウス・ガレイン。
ジャニュアリーがひそかに作り上げていた筏に乗って出発!
川を下る冒険が始まります。
途中までは良かったんですが…

ブラック・ミドゥンという泥沼に行き着き、座礁してしまいます。
ヘヴンアイズと名乗る変わった女の子が登場。
皆をお姉ちゃん、お兄ちゃんと呼び、助けようとします。
ヘヴンアイズは無邪気できれいな少女だが手足の指の間に水かきがあり、言葉づかいも変わっていました。
グランパに、この泥の中から掘り出されたのだと言います。

グランパは老人で、このあたりの建物の管理人だという。
今はほとんど廃墟と化した倉庫で、隠れ住むようにして暮らしているらしい。
たまに遠くに見える人影を「幽霊」と呼ぶ彼ら。

エリンはヘヴンアイズに懐かれ、去りがたく思い始めます。
ジャニュアリーは苛立ち、出て行く準備をします。
グランパはいつもノートに何が起きたか書き続けていますが、時々様子がおかしくなるのです。
彼らの話はどこまで本当なのか?探ろうとするジャニュアリー。
不思議な暮らしが追いつめられていくとき、さらに起きる小さな奇跡。
それは…

切なく、心が洗われるようです。
現実に戻るエリンは、少し成長しているのかな。
2000年の作品。

「麒麟の翼」

東野圭吾「麒麟の翼」講談社

「新参者」の加賀恭一郎のシリーズ。
映画化されましたね。
テレビ放映もあるようです。

明治44年に架けられた日本橋で、事件が起きます。
(今は無粋な高速道路の下になっていますが)
刺された男が何故か日本橋の中程まで歩いて行って、麒麟像の装飾柱の所にもたれていたのです。
酔っぱらいかと思った巡査は、驚きます。
男性は、青柳武明。

その夜、交通事故で意識不明になった若者がいました。
八島冬樹は26歳。失職中で、いぜん青柳の勤めるカネセキ金属で派遣社員として働いていたという。
その八島が青柳の財布を持っていました。強盗か、遺恨か?
同棲中の恋人・香織は、実は電話を受けています。
「えらいことやっちまった」という…

リストラされた八島は、会社の不正の犠牲になっていた?
青柳は、不正を隠そうとしていた責任者とされてしまいます。
思わぬ報道に、青柳の妻子は苦しむことに。
父親と上手くいっていなかった高校生の悠人は…

青柳がそもそも、なぜ、日本橋を歩いていたのか?
地道な聞き込みを続ける加賀。
半信半疑で同行し、思いがけない結果に舌を巻く松宮。
青柳は、近くにお参りをしていたことがわかってきます。
信心深い方でもなかったのに?

登場人物の様子が、丁寧に描かれて、心地良い。
父を殺された息子と娘。
恋人が事故に遭い、殺人の疑いをかけられてしまった女性。
その背景には…

穏やかだけど、正しいことをキッチリ言う加賀が頼もしい。
苦しいことがあったとしても、それを受け入れていくことが出来そうな感覚を覚えます。

一方では加賀が、うまくいっていなかった父親の一周忌もしないままで、ようやく三回忌はやろうかという、そういう流れもあります。
意外なこだわりと弱み?
父と息子の関係は、難しくなりがちなのか。これも変わっていくのでしょうか…

謹賀新年

え、もう、年が明けたんですか?
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びっくり眼はうちの猫・みゅんです♪

へえぇ~
120824_120450.jpg
どうなんでしょうね、今年は‥

皆さんに何か、いいことがありますように☆
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楽しいこと見つけに行こうぜぃ♪

今年もよろしくお願いいたします☆

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