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「猫色ケミストリー」

喜多喜久「猫色ケミストリー」(『このミス』大賞シリーズ)宝島社

デビュー作「ラブ・ケミストリー」に続く2作目。
有機化学ラブコメ×ミステリとか。
結局ジャンルはなんなの…?

農学部の大学院で起きた出来事。
院生の菊池明斗は、いつも一人で行動している~草食系どころか絶食系?男子。
学内に住み着いている野良猫だけが、友達でした。
やはり院生の辻森スバルとたまたま一緒にいたときに落雷に遭い、明斗の魂は女の子のスバルの身体に、スバルの魂は野良猫に、入れ替わってしまった!
猫は意識を失ったまま、明斗として入院することになります。

何とか元に戻そうと奔走する二人。
明斗は計算科学専攻ですが、畑違いのスバルの実験が間に合わないため、口実を設けて猫を実験室に置き、スバルのテレパシーで指示されながら、実験を続けることにします。
明斗が、社交的な性格のスバルのふりをして喋るのが、大変なのですが。
スバルが猫の姿で(テレパシーだけど)喋ったり、猫手でスマホをいじったり、思わずじゃれたりするのが可愛い。

キャットフードに何かが混入されていたらしい。
実験室で覚醒剤が作られている疑いが起き、その捜査をする二人でした。
常にいろいろな試薬を扱うため、作ることだけは意外に簡単にできてしまうんですね。
学内の個性的な面々の中の誰かが、作ったのです。
はたして…?

スバルの明るい性格で、気持ちよく読み進めます。
学内の雰囲気も思い描きやすく、化学についての説明もほどほど。
軽快なタッチで、楽しめました。

著者は1979年、徳島生まれ。
第9回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞を受賞してデビュー。
大手製薬会社に研究員として勤務。

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