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2012年11月

「トゥルーブラッド3」

シャーレイン・ハリス「トゥルーブラッド3」ソフトバンク文庫

ヴァンパイア物3作目。
今回は~冒険物の要素が強いです。
かっこいい狼人間が登場!

スーキーは、アメリカ南部ボン・タンの街に住むバーのウェイトレス。
実はテレパシー能力があります。
恋人は、ヴァンパイアのビル。
ある日、スーキーを守るよう言われたと、ヴァンパイアのババがバーにやって来ます。
ババとは仮の名、とある伝説のロックスターで、死んだときに傍にいたファンがヴァンパイアにしてしまったのでした。

極秘任務に就いていたビルが、行方不明になっていた!
ミシシッピのヴァンパイアに拉致されたらしい…
しかも、失踪直前、いぜんの恋人のヴァンパイアに再会して、よりを戻したという。
それでも、ビルを助けに行かざるをえないスーキー。
狼人間のアルシードが、ミシシッピではスーキーと行動を共にすることに。
恋人にふられたばかりのアルシードの新しい恋人のふりをして、高級な「クラブ・デッド」へ。ここはドレスアップする楽しさもあり。
ミシシッピのヴァンパイアの責任者ラッセルに出会います。

アルシードはなかなかいい男で、傷心の二人は惹かれ合う。
ヴァンパイアのルイジアナ地区責任者エリックも、何かとスーキーに迫ってくるし。
はたして、ビルを奪回出来るのか、そしてスーキーの恋の行方は?
家を修理するお金にも困っている日常的な出だしから、あっと驚く大冒険へ。

表紙は誰かと思ったら~エリックですね。
もっと傲岸な顔つきだと思うけど。
上から目線でちょっかいを出していたのが、スーキーにだんだん惚れていってる…?
ヴァンパイアに対して無力だと感じ始めていたスーキーが、自信をつける話かも。
狼人間と三つどもえのロマンスの行方は?!
面白かったです☆

「ユリゴコロ」

沼田まほかる「ユリゴコロ」双葉社

嫌ミス(いや~な感じのミステリ)だけど妙に読みたくなるという作風で評判の作家。
た、確かに…これも衝撃的な作品だけど、構成がはっきりしていて、読みやすい。
「猫鳴り」のほうが純文学的ねっとり感がありましたね。

亮介は、「シャギーヘッド」というペットと過ごせるカフェを経営していました。
身近で、次々に意外な出来事が起きます。
店で働く千絵と婚約したら、二ヶ月後に突然、部屋を引き払って行方不明に。
癌宣告された父が治療を拒み、家族は父の死を覚悟する日々となりました。
そうしたら父よりも先に、母の美紗子がふいに交通事故死してしまったのです。
その一ヶ月前頃から、母は様子がおかしかった…
ある程度は流行っていたカフェも、店長の亮介が暗い顔をしていて元気がないので、スタッフの細谷さん任せとなっています。

父の家の押し入れで、遺品らしき品と、「ユリゴコロ」と表紙に書かれたノートを見つけます。
それは、殺人者の手記でした。
幼い頃、自分から喋ることがなく、何度も精神科にも連れて行かれたという。ユリゴコロはその時に聞いた医者の言葉を聞き違えたもの。
創作か? 誰が書いたのか?
父か母としか思えないが、字でははっきりしない。

亮介は子どもの頃に、自分が一時入院していて退院したとき、母親が別人に入れ替わったと感じたことがありました。
あれは本当だったのか…?
大学生の弟の洋平とは、母親が違うのか?
父に隠れて、少しずつ読み進む手記。
弟に協力して貰い、戸籍を調べ始めます。

淡々と書かれている殺人者の手記に迫力があり、怖いです。
子どもの頃に目撃したあることから死に取り憑かれ、平気で殺人を犯してしまい、意外に疑われることもつかまることもない。
中盤は、全く救いがない印象ですが…

後半はぐっと事態が動いて、意外な展開に。
ごく普通の人間である亮介が、親の世代の出来事を思わせる事件の渦中に立ちます。
誰にでもお勧めというほどではないけど、かなり面白かったですね。
救いを感じさせる結末まで持ってくる力業に、著者の人生の年輪を感じました。

2011年3月発行。
著者は1946年生まれ。
主婦、僧侶、会社経営を経て、50代で作家デビュー。

フードコートのナチュラルさん

121103_173154「私なら~これぐらい、変えてみたいかな」
着替えて登場のナチュラルデイズさん☆
こと、うちでの名前は一実ちゃんです。

121103_173935フード繋がりのダッフルコート。
後ろ姿も。
さっきとは、ちょっと着こなしを変えて。
…ん?

121103_172530「何から何まで違うじゃないの~!」
ずっこける(死語?)瑛美ちゃん。


121103_173417「えへへ、ごめ~ん!
いろいろやってたら、こうなっちゃった」
トップスは早春のマリーナさんのお洋服。
スカートはリカちゃんのです♪

121103_173508「だって、寒いんだもん」

ナチュラルデイズさんて、
ちょっと顔色悪くて、華奢で~
でも、ボーイッシュだったり~
ちょっと色っぽかったり~
さらに案外、ちゃっかりしてたりもするかも?
どっちにしても、モテそうなお嬢さんですheart04

「ブルーベリー・マフィンは復讐する」

ジョアン・フルーク「ブルーベリー・マフィンは復讐する」ヴィレッジブックス

お菓子探偵ハンナのシリーズ3作目。

故郷のミネソタ州レイク・エデンで、クッキーの店を出したハンナ・スウェンセン。
「クッキー・ジャー」は自慢の手作りクッキーを出すカフェで、評判となっています。
前作の終わりで、助手のリサを共同経営者に格上げしました。
ハンナは大柄で、癖のある赤毛、おしゃれにはこだわらない方。
全然似ていない小柄な美人の妹のアンドリアとも、足りない所を補う名コンビになりつつあり、姉妹探偵の楽しさがあります。

レイク・エデンは夏は避暑地として人気だが、秋になると寂れだし、真冬の町は零下20度にもなるという。
町に一番人がいなくなる2月の第3週に、新たな催しとしてウィンター・カーニバルが企画されました。
ローカル・テレビの料理番組の人気者「料理の恋人」ことコニー・マックがやってくるという。50歳ぐらいで笑顔が素敵な美人なのですが。
案内を頼まれたハンナは、彼女の傲慢さに呆れます。
しかも、コニーが用意してきたケーキが車の中で壊れて、ハンナのキッチンを貸し出すことに。
助手のジェイニーは、高校時代のアンドリアの親友で、ハンナもよく知っていました。
ジェイニーのためにもと、我慢するのでしたが…

翌朝、店でコニー・マックの死体を発見してしまう。
ハンナが死体を発見するのはお約束らしく、母親に「評判が落ちるから、そんなことをしないように、気をつけなさい」と毎度説教されます。
その母親ドロレスは、カーニバルの企画で、ハンナの店の隣にある古い屋敷を最初の町長ジョーダンの家のように再現するため、家具などを選んで入れていました。
アンティークが好きなドロレスが、短期間にふさわしい品を集めた手腕には、ハンナも感心するのですが。

ハンナの店は、事件現場として封鎖されてしまいます。
しかも、まず容疑は、姿を消したジェイニーに。
さらに、コニー・マックに撮影のことで振り回されて怒っていたというノーマンにまで疑いが。
一刻も早く事件を解決しなくては、と決意するハンナ。
「レイク・エデン・イン」でクッキーを焼かせて貰うことになり、女主人のサリーの協力も得て、宿泊している客達の動向にも目を光らせます。

保安官事務所の指導官マイクには、勝手な捜査をしないように釘を刺されるのですが。
町一番のハンサムでセクシーなマイクとは、ハンナは何度かデートをした仲。
歯科医のノーマンとはいい友達ですが、母親同士がやたらとくっつけたがったために、反発して時々距離が開き、時々その良さを再認識するという関係。
きっとノーマンは、マイクの赴任で、チャンスがなくなったと思っていたかも。
どっちもまだハンナに愛しているとは言ってないんですね。
これは~ずうっと引きずるのがお約束?

今回はお菓子だけでなく、美味しそうな食べ物も色々出てきます。
アンドリアがすっごく食欲があるんですね~その理由は?
お菓子のレシピ付き。
すごくボリュームありそうだけど、たまには良いよね…
どれにしようかな♪

2002年の作品。
著者はレイク・エデンのようなミネソタの小さな町で生まれ育った。
1980年作家デビュー、さまざまなジャンルの作品を発表。

パーカーで着替えたら

121103_165314瑛美ちゃんこと「海と太陽」さんと、
一実ちゃんこと「ナチュラルデイズ」さん。
カジュアルな着こなしです☆

121103_165509ちょっとフードをかぶってみましょうか。
頭がとんがって~可愛い♪
「あ、」
「何?瑛美ちゃん」

121103_170033「パーカーガールズっていうか、ボーイズみたいだね」
「あはは、瑛美ちゃんたら~」

この格好…なんか見覚えある?
…あ、前にも一実ちゃんに、このグリーンの着せたことあるわ!
買ったとき、すぐに…
やっぱり似合うから~うぅ[あせあせ(飛び散る汗)]

121103_171055「じゃあ、ちょっと変えてみる?」
瑛美ちゃん、下を着替えて、雰囲気を変えました。
「おっ」
121103_171247瑛美ちゃん、赤い短めのパンツで、明るく☆
ブーツは、もともと一実ちゃんのです。

「ブーツ、借りちゃった。どぉ?」
赤いのは確か、博品館で買った物…
121103_171411「…赤で可愛いけど~」

「なあによぉ」
今度は一実ちゃんが何か言いたげな…
「ちょっとDIYな感じっていうか…」
「やだ~大工仕事しそうって?
じゃあ、一実ちゃんだったら、どう着替える?」
さて、続きは~?

「幸福な生活」

百田尚樹「幸福な生活」祥伝社

読みやすい。
短編集というかショートショートって感じ。
結末はかなりブラックですが~捻りが利いていて、重すぎず、笑えます。

「母の記憶」
認知症で施設にいる母を見舞う息子。
時々妙なことを言い出すようになって、振り回され、認知症とわかったのでしたが。
今日も…

「夜の訪問者」
帰宅したら、女性客が妻と楽しそうに話していました。
なんと浮気相手が妻に近づいていたのです。
しかも、意外なことを言われ…?

「そっくりさん」
見間違えるほど似ている人に会ったと、友達に言われる妻。
もしかして、その町にはそっくりさんがいるのでしょうか。
夫に、実はある疑惑を抱いていたのですが…?

「おとなしい妻」
見合い結婚して三ヶ月。
家庭的でかいがいしく、笑うと愛嬌のある妻に満足していました。
人見知りで、外へ出かけようとしない妻ですが…?

「残りもの」「豹変」「生命保険」「痴漢」「ブス談義」「再会」「償い」「ビデオレター」「ママの魅力」「淑女協定」「深夜の乗客」「隠れた殺人」「催眠術」「幸福生活」と続きます。
タイトルと出だしで、半ば予想のつく話もあるかな?
でもまた、そこを外してきたり。
最後の一行が大事なので、丁寧にめくって下さい!

著者は1956年生まれ。
同志社大学中退後、放送作家に。
「永遠の0」でデビュー。
作品ごとに違う題材を取り上げ、雰囲気を変えて話題作を発表する多才ぶり。
読書家なんでしょうねえ。

天茶セット

120607_212352立川のお店で食べた天ぷらセットです。
グランデュオの「つな八」だったかな。

ふたを取りますと~
120607_212411こうなります☆

お茶漬けにして食べるタイプ。

120607_212419天ぷらはこちら。

120607_212432ご飯は
赤米だったかな…
黒米かも?

120607_212534ちょっとずつあるお野菜も嬉しい。
さらに、薬味が色々~
刻み海苔、胡麻、刻みワケギ。

120607_212505それと…
なんだったかな…
ワサビと~??
120607_212837
ご飯に乗っけて、いただきま~す!
美味しかったですよ☆

「待ち望まれた死体」

キャサリン・ホール・ペイジ「待ち望まれた死体」扶桑社ミステリー

牧師の妻フェイスのシリーズ1作目。
気軽に読めるコージー・ミステリです。

フェイス・フェアチャイルドは、金髪に青い目。生まれも育ちもニューヨークのマンハッタンのおしゃれな女性。
料理上手で、20代半ばにはパーティ料理の仕出し屋として成功していました。
トムと出会って恋に落ちたら、ニューイングランドの片田舎エイルフォードの牧師だったのです。
息子ベンジーも生まれて、夜はぐっすり眠る赤ちゃんに、隣の家に住む女の子がベビーシッターもしてくれる。人も羨む幸せを手にしたと思いつつ、実は小さな町の平和な暮らしが退屈で、ホームシックにかかっていました。

フェイスは散歩中に、鐘楼で若い娘シンディの死体を発見、とっさに鐘を打ち鳴らします。
記念日にしか鳴らさないと決まっている歴史ある鐘なので、そのフェイスの行動が是か非かと町中の噂になってしまい、殺人がかすむほど。
伝統を重んじるうるさ型の住人ミリセントには、嫌みを言われる始末。
このミリセントは庭仕事をするか、窓際で編み物をするかで一日中、町の様子を観察しているのです。
ミス・マープルのように?

シンディは、子どもの頃に両親を亡くして、叔母夫婦に引き取られました。
叔母のパトリシアの家は古風で、先祖代々の貴重品やガラクタで埋まっています。フェイスのすっきりしたインテリアの好みとは正反対ですが、見るたびに魅せられてもいました。
シンディは派手な美人だったけれど舌鋒鋭く、人の弱みを暴き立てるような性格で、叔母夫婦も困っていました。

シンディはデイヴと婚約していたのですが、喧嘩しては他の男性とも付き合っていたという。
真面目なデイヴに疑いがかかり、こっそりトムに相談に来ます。フェイスは彼の疑いを晴らしたいと思うのでした。
地元警官のチャーリーはフェイスを信頼していますが、州警察のジョン・ダン警部補は、フェイスが関わらないよう警告します。

にぎやかな村人達が登場して、右往左往。
秘密が暴かれつつ、何事もなかったように毎日の習慣通りに仕事に励むニューイングランドの気風も描かれます。
ユーモア溢れるこまごました描写と、フェイスの明るい雰囲気で、するする読めます。

アガサ賞最優秀処女長編賞を受賞した作品。
1990年発表、1996年翻訳発行。

パーカーガールズmomoko

121103_163725長袖を探していたら、こんな服もありました。
momokoの「海と太陽」さん
こと瑛美ちゃんに着て貰いましょう。
121103_163521momokoさんらしい~
カジュアルスタイルです。
パンツと靴は「早春のマリーナ」さんのもの。
リアルクローズですね☆

121103_164001後ろ姿です。
こまかい縫製がよく出来ています~。

121103_164136フードをかぶって、
裾を引っ張ってみました。
このほうが可愛い?
ちょっとシンプルだけど、おしゃれ~♪
…シンプルすぎるかな?
121103_164621もう一人、登場して貰いましょう。
ナチュラルデイズさんこと、
一実ちゃんです。
121103_165116
「こんちは~」
さて?

「小春日和」

金井美恵子「小春日和」河出文庫

「快適生活研究」を読んで、さかのぼって登場人物がだぶる作品を読んでいます。
金井さん、外れないですねー!

大学1年の桃子と、友達になった花子、桃子の叔母のちえこ。
3人の女性の出会いと~何気なくリアルな生活。

大学に入学した桃子は、母の妹のちえこの元で暮らすことになります。
東京の大学に通うのに、女の子を一人暮らしさせるわけにはいかないと、母が決めてしまったのです。
桃子の母のことを、コンサバという叔母。
母が保守的なのは事実で、家業の旅館を継いでいる長女だからか。桃子の弟が上京したら、一緒に住んで弟の面倒を見るものと決め込んでいるのだから。
ちえことは気が合う桃子ですが、やはり突然一緒に生活するのには気詰まりな面も出てきて当然でしょう。
厄介者なのではないかと距離感を考える桃子。

ちえこは作家で、友達には華やかな生活を想像されて、羨ましがられます。
更年期の上に中高年性ウツ症だからというおばさんは、ほとんどいつもゴロ寝しているのですが。
日常生活の中で唐突に締め切りに苦しむ様子が、傍目にもわかる時期があった後、彼女が書いた作品が載っています。
桃子との生活や最近の経験がどこかしら反映しているのが、また微妙に面白い。
ちえこも、自分が若かった頃を振り返ったり。

桃子の両親は離婚していて、父親は東京にいます。
フラワー・アーチストと同居しているということでしたが、電話では素人とは思われない声。会ってみたら男性だった…
などという世界が変わるような出来事もありつつ。…いや、でも別に世界は変わらない?

ちえこは1ヶ月か2ヶ月と言って海外旅行に出かけ、桃子の母は無責任だと怒ります。
桃子はすっかりゴロ寝にはまって、最初は家に引きこもる。
ちえこは意外にも、誰かと一緒らしい…

心地良い女の子の世界。
作者なりの「少女小説」を書こうとしたものらしく、少女小説の基本を押さえた部分と、わざと外した部分と。
親元を離れて叔母の元へ、って確かにあるパターンですね。
そして、親友が出来て!
中学生の男の子のように見える小柄な花子が、かわいい。
初めてのことにわくわくしたり、スランプのような時期もあり、ちょこっと成長する経験もあり。

おかしな経験を、あれこれ喋りまくる口調でどんどん描かれます。
「快適生活研究」ほど全編爆笑ものではないけれど。
共感と微苦笑と~時には吹き出します。
下宿して、友達とえんえん長話をしていた学生時代を思い出しました。
というか~ゴロ寝しながら読んだので、ちえこと桃子のゴロ寝にすっかりシンクロしておりましたよ。

著者は1947年、高崎生まれ。
67年、「愛の生活」で小説家デビュー。
この作品は88年、単行本化。

塩麹ポークソテー

120416_205426ちょっと前なんですが~
兄が作って持ってきてくれた料理です。
120416_205446お肉は塩麹に漬けておいたのを、
うちに来てから焼きました。
ご飯は私が炊いておいたもの。
付け合わせはポテトサラダと~
ゴボウの煮付けだったかな?
120416_205457お肉はまとめ買いして塩麹をまぶしておくと、
冷蔵庫で2週間ぐらい持ち、
冷凍より美味しいとのこと。
私は薄切れを買って、半分に塩麹をまぶしてます。
(半分は他の味)

120416_205509今回は、揚げたお魚まで☆
うちの兄は私よりも料理が上手なんです。
楽しんでるのがポイントでしょうかね。
兄嫁も料理は出来るんで~wink

「背後の足音」

ヘニング・マンケル「背後の足音」創元推理文庫

昨年夏翻訳発行の新作(読んだ時点では)。
スウェーデン南端イースタ警察のクルト・ヴァランダー警部のシリーズ、7作目。(もう8作目も出ました!)
前の事件から2年後。

リガに住む恋人バイバとは4年間断続的に付き合っていましたが、やはり国が違うために結婚は出来ないと断られてしまう。
一方、亡くなった父親の家は、売りに出すことになります。
ヴァランダーは体調が悪く、離れて暮らす娘のリンダとせっかく出かけても、あまり疲れている様子に驚かれたり。
さすがに病院へ行くと、血糖値が高いとわかり、動揺することに。

真面目な警官であるカール・スヴェードベリが連絡を寄越さずに休み、おかしいと気づいたヴァランダーは夜中に一人で彼の家へ。
死体を発見してしまいます。
誰とも深い付き合いのなかった彼が、唯一仲の良かった看護師の従妹イルヴァに、ヴァランダーを友達と言っていたと聞いて、驚きます。
スヴェードベリの意外な一面、そして不審な行動がしだいに明らかに…

若者3人が夏至の前夜、仮装パーティに集まったまま、旅行に行ったという葉書の後、行方不明に。
この事件をスヴェードベリは気にしていたらしい。
おりしも、3人は遺体で発見される。
現場の様子には不自然さがありました。
パーティに参加するはずだったもう一人の女の子イーサを訪ねたヴァランダー。
イーサの両親は裕福ですが、連絡しても旅行先から帰っても来ない冷たさ。孤独なイーサは、何か隠している?

犯人側の視点も少しだけありますが、正体や動機が全くわからないので、怖さがあります。
後ろから迫って来るかも知れないような。
相変わらず不健康なヴァランダーですが、事件には没頭。
のめりこみ&ひらめき型なので、読んでいる方も引きこまれていきます。

地道な捜査で、殺人者を追いつめていく所は、迫力。
犯人の方でも、次の標的や、警察を狙っているのだから、それが交錯していくスリルで、胸が苦しくなりそう。
犯人の人間像も、筋が通っているわけではないのが、またリアルな怖さがあります。
とうてい幸福とは言えないが、決して暴力的ではなかった人間がなぜ突然、凶行に走ったのか…

孤独がちなヴァランダーですが、思いがけない休暇を過ごすことに。
船でもはや住む人のいない島へ渡り、この国に人が暮らし始めた原点を思う。
最後に何とも良いシーンがあります。

北欧では、夏は「暖かくて快適」な季節で「暑くてしんどい」というのはないそう。
そのため夏至祭は、クリスマス以上に盛り上がるハッピーな時期なのだと。
後書きにそうあったので、あらためて事件の印象を認識しました。
1997年発表の作品、2011年7月翻訳発行。

オリオンさんとご対面

121027_224227momokoのオリオン座のソナタさんが
クラシカルロリータのワンピを着ている所へ~
おてんばGraduationさんがやって来ました。
「こんにちは~」
「あっ、こんにちは。春海さん?!」
春海ちゃんはうちのmomoko1号です。
121027_224649「春海です。
ちゃんと挨拶するの、初めてよね」
「ご挨拶が遅れましてっ…
よろしくお願いします」
121027_224953「やだ、固くならないで~気楽にね」
「あ、ありがとうございます~」
「敬語じゃなくて良いって。年同じぐらいかなあ?」
121027_225315「琴音さん、顔小ちゃい! なんか顔の大きさ、違う?」
「え、そんなはずは…」
「あ、髪型のせいね」
おてんばさんの髪は、上に盛り上げてありますからね。
121027_225707「琴音さんのヘアスタイル、素敵ねえ!」
「え~そんな。ありがとう」
121027_225823「あたしの髪、なんか、ほつれて来ちゃって」
「真っ黒で、すっごく綺麗ですよ~」
121027_225117「ありがと。仲良くやって行けそうね」
「嬉しい~」
仲良くなったようです☆

「ビブリア古書堂の事件手帖2」

三上延「ビブリア古書堂の事件手帖2 栞子さんと謎めく日常」メディアワークス文庫

好感度の高い小説で、ベストセラーになっています。
日常の謎系で、柔らかな語り口。

ビブリア古書堂は、北鎌倉にある老舗の古本屋。
店主は、まだ若い篠川栞子(しおりこ)さん。昨年亡くなった父の跡を継いだのです。
美人で博識なのですが内気で大人しく、客の相手も苦手そうな楚々とした女性。

語り手は、店員の俺こと五浦大輔。
入院中の栞子さんと知り合って夏から店番を始め、一度は辞めたのですが、また戻ってきたばかり。
年上の栞子さんに、憧れを抱いていますが、まだ恋愛まではいっていない微妙な関係。

プロローグとエピローグには、坂口三千代「クラクラ日記」
坂口安吾の奥さんが書いた手記だそうです。

第一話 アントニイ・バージェス「時計じかけのオレンジ」
中学生がこの問題作の感想文を書いた内容が、学校で問題になったという相談を持ちかけられます。
原作と映画は結末が違うとは、知りませんでした。

第二話 福田定一「サラリーマン 名言随筆」
見かけない名前だと思ったら、司馬遼太郎の本名だそう。
大輔の高校時代のGF・晶穂から依頼を受け、「宅買い」つまり出張買い取りに向かうことに。
本は父親の遺産なのですが、査定は晶穂にと遺言されていたらしい。

第三話 足塚不二雄「UTOPIA 最後の世界大戦」
何となく気になる名前だと思ったら足塚は手塚治虫にちなんだ名前。それで不二雄というと、正体はつまり…?
本の査定を頼みに来た男が、住所を途中まで書いて、いきなり帰ってしまった。
栞子は置いていかれた本から、客がどの家に住んでいるかを推理します。
そこで、意外な話となり…?

テーマになっている本は珍しい物が多く、かなり渋い!
桃源社刊国枝史郎「完本蔦葛木曽筏」って…

本のことになると途端に生き生きとする栞子さんが、謎を解決していきます。
明るい性格の妹・文香とは仲良しで、帰宅するなり~大手を広げて抱き合うのに大輔はびっくり。まあ他に人がいない環境の仲良し姉妹ならね。
栞子さんの母親は、家出して行方不明という環境。
最後の話で、いくらか謎の一部が見えてくる…?

語り手は、実は本が読めないという設定なのが、不思議なニュアンスを添えています。
だんだんトラウマが解決して、読めるようになるのかな…?
2011年10月発行。

いろいろとあった猫

寝ています~♪
120731_214054うちの猫・みゅんです。

120731_214104投げ出したあんよ。
ソックスの履き方が色々だったり。

120731_214152「ん?」

120731_214202ちょっと元気になったね。
「まあねー」

120731_214214「……色々あるけどね…」

120731_220050あ、なんか背中に哀愁が…
おっさんぽくなったかもsweat02

とりあえず、猫の体調は落ちついています。
寒くなると、すごく食べたがって、おねだり攻撃が大変~
何とか療法食を少しでも食べるように、
そして食事の感覚を出来るだけ開けるように~
猫が不幸にならない程度にガンバッテますwink

「ベベ・ベネット、モデルと張り合う」

ローズマリー・マーティン「ベベ・ベネット、モデルと張り合う」創元推理文庫

三部作の2作目。
キュートな女の子ベベのお仕事と、恋と、事件の解決を描きます。

ベベ・ベネットは、アメリカ南部で育ったお嬢さん。
秘書学校を出て、憧れのニューヨークで就職。
上司に恋してしまいますが、子ども扱いされます。
ベベの上司ブラッドリー・ウィリアムズは、暗い金髪に人を引きこむ青緑の瞳、連日デートの相手を変えるもて男。祖父の跡継ぎとして従兄弟と競争する立場でもありました。

ブラッドリーが、業界2位のモデルクラブの社長に抜擢されます。
ベベも秘書として赴任、秘書室長となります。
真面目で人が良いベベ、仕事はちゃんと出来るんですね。
一作目よりほんの少し大人になり、無邪気さより無鉄砲な行動力が目立ってきます。

トップモデルのスージーと、ブラッドリーが連日デートするようになり、ベベの気分は台無し。
スージーのメイク係グロリアは、スージーの性格に問題があると告げます。
元はトップだったローラは酒浸りになっていますが、汚い手でスージーにしてやられたらしい。

スージーが殺され、ブラッドリーに嫌疑が!
ベベがじっとしているはずはありません。
スージーが付き合っていたという男性を探るために接近、あらぬ誤解をまき散らしつつ、モデルのピンチヒッターまでやってのけます。

1964年、ケネディ大統領が暗殺された記憶も新しい時期。
ビートルズではジョン・レノンが好きなベベ。
レノンが、まだ最初の結婚をしている頃です。
60年代のミニの流行など、今回はモデル業界なだけに、ファッションもなお楽しい。
ルームメイトのダーリーンにロンドンで買ってきて貰った最新ファッションに身を固め、ブラッドリーの視線を釘付けに。
そのダーリーンには、新たな恋人が浮上?!
友達のためにも一役買うべべでした。

ベベとブラッドリーが近づきそうでいて、なかなかくっつかない、微妙なやりとりも、ほほお~と楽しめます。
2006年の作品、2009年に翻訳発行。

中国杯

3日夜、フリーでした。
真央ちゃん、高橋君、SPまずまずの滑り出し☆

町田君が好調で、優勝しましたよ!
高橋君が2位での、ワンツーという。

真央ちゃんは1位キープですいいっと優勝。
トリプルアクセルは封印。
直前まで迷い、演技中も影響を受けてしまうからだとか。確かにね。
バランスのいい演技になって、良かった~~!
足さばきが精確で見ていて、心地良かった。
ステップでうっとりするなんて、めったにないこと。

ロシア少女14歳、SPは1位で、すごかったです。
昨年のジュニアでも練習でも転倒がなく、いつも同じように演技出来てマシンと言われるほどだそうでしたが。
フリーでは、初めてのミス。さすがに重圧だったんでしょうねえ。

追記
男子結果
1位、町田樹         236.92
2位、高橋大輔      231.75
3位、セルゲイ・ボロノフ 217.61
4位、アダム・リッポン
5位、ケヴィン・レイノルズ
6位、Yi WANG
7位、JinjinGUAN

女子結果
1位、浅田真央        181.76
2位、ユリア・リプニツカヤ 177.92
3位、キーラ・コルピ        169.86
4位、長洲未来
5位、ZijunLI
6位、アメリー・ラコステ
7位、ヨシ・ヘルゲソン
8位、YingZHANG
9位、ソフィア・ビリュコワ

アイスダンスはペシャラ&ブルザ優勝、ボブロワ&ソロヴィエフ2位。
ペアはクィン・パン&ジアン・トン1位というのはえ~と…
2位に川口さん達!

スケート・カナダ

10月26~28日にやっていたスケート・カナダの結果から。

女子
1位、ケイトリン・オズモンド(カナダ)
地元の新星、艶やかで最初から人目を惹いていました。
細部まで完璧というのではないんだけど、生き生きしていてチャーミング。画面からはみ出しそうな勢いと大きさがありました。

2位、鈴木明子
やりましたね~。
SPは黒い衣装で、「キルビル」ユニークな演技がさすが大人でした。
ジャンプ無しでも鑑賞に堪えるぐらい。
フリーはシルクドソレイユの「オー」鳥をイメージした青い衣装で軽やかに。

3位、村上佳菜子
がんばった~!
伸びやかな演技が好きです。
両方揃えるのが昨シーズンは苦手でしたが、まとめてきました。
衣装も子ども過ぎず大人すぎず。
SPは薄い水色にグリーン系のヒラヒラがついたさわやかな衣装。
フリーはタンゴで、黒のUネックに赤い飾りが縦についた衣装で、スピーディに。

4位、エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)
昨シーズンはジャンプミスがゼロだったような…
ロシア期待の若手です。
フリーの衣装、前と同じ?

5位、エレーナ・ゲデバニシビリ(グルジア)
髪色を濃く戻し、SPはグレーの地味な衣装「シンドラーのリスト」の曲に合わせて。
フリーのミスが残念。ドンキだったかな。

6位、クセニア・マカロワ(ロシア)
もとは金髪じゃないのかな~黒っぽくしていました。
バンクーバーで光った若手だけど、ちょっと苦しんでいる?

7位、グレイシー・ゴールド(アメリカ)
金髪で笑顔がとても可愛らしい。
ジュニアから上がったばかり?

8位、アメリー・ラコスト(カナダ)
カナダ女王として参戦。
金髪のアップにしてイメージチェンジ。
SPは「奇跡の始まり」の曲で中東風の赤い衣装で色っぽく。

9位、キャロライン・ジャン(アメリカ)
前は柔軟性がすごかったんだけど。
成長期でちょっと苦労している?

10位、ポリーナ・シェレペン(ロシア)
初登場の若手。

男子
1位、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)
素敵でした。
羽生君と同じコーチ。どこか似ているような…

2位、パトリック・チャン(カナダ)
やや不調でもここです。

3位、織田信成(日本)
なかなか良かったです。

4位、フローラン・アモディオ(フランス)

5位、ロス・マイナー(アメリカ)

6位、デニス・テン(カザフスタン)
ちょっと顔が長くなって、大人っぽくなりました。

7位、エラジ・バルデ(カナダ)
カッコイイ。
8位、無良崇人
ジャンプが成功したときは、大きくて良いんだけどね。

9位、アルツール・ガチンスキー(ロシア)
曲に合わせた踊りの変化が上手い。
デビュー年は表彰台に乗っていたのにね。
ジャンプが決まれば良いんだけど、苦しんでいる様子。

10位、リアム・フィラス(カナダ)

アイスダンスは地元のバーチュー&モイヤーが優勝。
カペリーニ&ラノッテが2位。
ペアはサフチェンコ&ソルコビー。

フィギュアスケートGPアメリカ

グランプリ・シリーズ始まってます!
もう3週目…
簡単に、アメリカ杯の結果から、メモしておきます。
このときは、日本男子3名が表彰台独占でした。

SPで羽生結弦くんが歴代最高得点をマーク。
ルール変更のせいもありますが、シャープな演技でノーミス。4回転も決め、胸がすくようなジャンプでした。

フリーで巻き返した小塚くんが優勝。
SP、フリーとも4回転着氷して、曲も衣装も彼に合っていて、手堅い演技。

3位に初の表彰台の町田君。
嬉しかったでしょうねー!
バランスのいい演技には前から注目していました。

4位、コンスタンティン・メンショフ(ロシア)
プルシェンコの陰に隠れていた人なのかな。

5位、ジェレミー・アボット(アメリカ)
6位、ミハル・ブレジナ(チェコ)
7位、アーミン・マバヌーザデー(アメリカ)
8位、トマシュ・ベルネル(チェコ)
9位、ダグラス・ラザノ(アメリカ)
10位、アレクサンドル・マジョロフ?(スウェーデン)
読み方、よくわかりません…

女子は今井遥ちゃんだけで、SP出遅れましたが、フリーで頑張り、5位まであげました。

女子
1位、アシュリー・ワグナー(アメリカ)
安定してます。
複雑な振り付けをこなすドラマチックな演技で、ジャンプが好調だと、無敵に近くなりますね。

2位、クリスチナ・ガオ(アメリカ)
ハーバード大に進学したそうです。

3位、アデリナ・ソトニコワ(ロシア)
ジュニアでトップを走っていたロシア期待の選手。
シニアデビューの昨年はふるわなかったんですが、やはり上手いです。

4位、バレンチナ・マルケイ(イタリア)
迫力あります。

5位、今井遥
SP7位、フリー4位だったかな?
柔らかでなめらかなスケーティング。

6位、マエ・ベレニス・メイテ(フランス)

7位、アレーナ・レオノワ(ロシア)
すごく不本意な出来でしょうね。巻き返してくると思います。

8位、ヴィクトリア・ヘルゲソン(スウェーデン)

9位、レイチェル・フラット(アメリカ)
10位、サラ・ヘッケン(ドイツ)

アイスダンスはデイヴィス&ホワイト優勝。
ボブロワ&ソロヴィヨフ2位。
ペアはボロソザル&トランコフ。

黒ブラウスに白チュール

121028_182700黒ブラウスのmomokoさん。
白いチュールスカートに替えてみました。
ブーツも白で、軽快に☆

121028_183015動きたくなっちゃう?
…髪でウエストラインが見えないので、
反ってみました~coldsweats01
ゆるめのブーツは、ジェニーのです。

121028_183357秋らしい茶色のブーツに
替えましょう。
これは
momokoの
「コスモスの片思い」さんのです。


121028_183728これも
活動的な気分になりそう♪

121028_184040白チュールに
黒いブーツはどうかな?
すらりとした脚にフィットして♪
ミラクルパーティーガールさんのブーツです。

121028_184138春海ちゃんは
髪がストレートなので、
雰囲気合うかも☆

「偉大なる、しゅららぼん」

万城目学「偉大なる、しゅららぼん」集英社

琵琶湖が舞台の和風ファンタジー。
高校に入ったばかりの男の子を主人公に、万城目ワールドが展開します。

ある秘密を持った家系の日出涼介は、本当のことを人に話すわけにはいかないために、しょっちゅう小さなほらを吹いている子になります。
兄は一家の能力を生かして、マジシャンになっているという。

湖西で育った涼介は、高校は本家から通うことになりました。
岩走七万石の城下町。日出家が住んでいるのは、今は目立たない作りにはなっていますが、実は正真正銘のお城。
堀を渡し船で渡るという。
最初に出会った白い馬に乗った女性は長女の清子で、敷地を出ないで暮らしているらしい。

その弟が淡十郎で、同学年の従兄弟。太めだが傲慢な態度で、とりつくしまもない。
当主のことは淡九郎おじさんと呼びますが、正確には遠い親戚。
涼介には淡十郎と同じ、真っ赤な制服が用意されます。
学校へ行ってみてわかったのは、赤い服など着ているのは彼らだけだったということ。赤が好きだからという理由で、それを通している。この町でも高校でも、日出家はそんなことが出来る存在だったのです。

「パタ子さん」と従姉弟らに呼ばれているのは、長身でぱたぱた走り回って何かと家事をやっている女性。親戚で、実は次代の師範なのでした。
パタ子さんの指導のもと、不念堂で涼介の訓練が始まるが、なかなか上手くいきません。

同じクラスに棗広海という男子がいて、初日に涼介に殴りかかってきました。
涼介はそのとき、異様で不快な音を聞く。
長身でカッコイイ棗広海は、校長の娘にも好意を持たれている様子で、モテぶりが気にくわないと思う涼介。
棗の言うことが涼介には意味不明でしたが、日出家と棗家とは違う超能力を持ち、代々対立していたとわかります。
相殺してしまうため、不毛な争いになりがちだったのですが…

校長の速瀬は、岩走城のもともとの城主と同じ由緒ある名字。実は子孫だったのです。
ある日突然、校長が日出家に乗り込んできて、当主を昏倒させ、この城を明け渡して一族全員が県外に出て行くように言い渡します。
なぜか、校長はどちらの家系の能力も持ち合わせている様子。
パタ子さんは親族一同と相談し、引っ越しの準備も進めます。
これまで対立していた一派と協力すれば、あるいは…?
タイプの違う3人の男の子、それを上回る力を持つ姉。
姉の指導を受けつつ、琵琶湖の主に語りかければ…

面白かったです。
最初は性格悪いとしか思えない淡十郎も色々な面があって、なんか可愛くなってくるし。
行ってみたいような気になってきましたが、岩走は架空の町だそう。

万城目さんの作り上げるほら話空間は、好きですね~。
とぼけたテンポと、奇想天外さと。
登場人物はそんなに出来が良いわけではないんだけど、危機となれば力を合わせて、それなりに頑張る。
歴史を感じさせて、どことなく描写に品があるというか。
2010年から連載。2011年4月発行。

黒いスカートを合わせて

121028_184732黒ブラウスのおてんばさん。
ボトムスを黒いチュールスカートに変えてみました。

黒いブーツで、さっそうと☆

121028_185103座りポーズで。

春海ちゃんは、髪も黒いので~
ちょっと、真っ黒すぎるかな?

121027_223335靴をシンプルなパンプスに~

綺麗な脚を出したら、
ぐっと大人っぽくなった?

121027_223629実はやっと履いたんです、この靴…
たぶん、バービーさんの☆

121027_223654このブラウスに
このスカートは合いますよね~。

121027_223953横から撮ると、どうかしら♪
脚が生々しい…

121027_224012あ、
この角度、可愛い?

「スープ鍋につかった死体」

キャサリン・ホール・ペイジ「スープ鍋につかった死体」扶桑社ミステリー

前に何作か読んでいる作家さんですが、これは読んでいなかったので。
シリーズ第7弾というので最新作かと思ったら~3作目でした。

料理上手で、プロの仕出し屋さんになったフェイスが主人公。
夫のトムは、牧師さん。
エイルフォードの小さな村に、夫と幼い息子ベンと暮らしています。
出産後は仕事を休み、店は貸し出していました。
そろそろ仕事を再開するか、でも次の子どもも欲しいような…という気分の頃。

高級な終身介護施設「ハバード・ハウス」に伯母の友人が入居し、何か気になることがあると手紙に書いてきました。
様子を見にフェイスが出向くと、ボランティアと間違えられて歓迎され、すぐに調理場に案内されます。
インフルエンザの流行で、人手が足りなかったのです。
得意の腕をふるってスープを作ったところ、入居者がスープ皿に突っ伏して死んでいるのが発見されます。
(タイトルとは違ってスープ鍋は出てきません)

間の悪い思いをしつつも、潜入捜査を続けるフェイス。
開設者のローランド・ハバードは、医師でカリスマ性のある人物。
息子のドナルドも医師で、その妻は若作りの派手な女性。
娘のミュリエルはきまじめで、献身的に事業に尽くしています。
もう一人、家を出た息子がいるらしい。

夫のトムの所には、カイルという神学校の実習生が送り込まれてきます。
人をイライラさせる性格で、牧師には向いていないのですが。
カイルの母親は、ハバードハウスの関係者でした。

ハバード・ハウスで働く人の中に、エディ・ラッセルという男がいて、30歳ぐらいでハンサムで目立つが、次々に女性に言い寄っている様子。
フェイスは、キッパリはねつけますが。
台所を一手に預かっていた堂々たるミセス・ペンダーガストは、「あの坊やはお喋りでね」と軽くいなします。
大雪の夜、フェイスは家に戻れなくなってハウスに泊まりますが、フェイスが部屋を留守にした間に入ってきた人物が…

ニューヨーク生まれでお洒落なフェイス。
捜査にやってきた旧知のジョン・ダン警部は、大男で醜男だが、やはり都会から来たので服装は洗練されていたり。
噂がすぐに広まる田舎町。
コージーというには殺人が多すぎる気もしますが、なかなかしっかりした構成。
舞台は現代のアメリカだけど、ニューイングランドの保守的な町のせいか、どこかアガサ・クリスティぽい展開。

フェイスの生き生きした雰囲気が伝わり、美味しい料理もとうぜん出てきて、なかなか楽しめます。
訳文が、時々直訳調で硬すぎるのが読みづらくて、ちょっと残念。
1991年の作品。
2002年翻訳発行。

あれ?これも改行が変…!?

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