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「鏡のラビリンス」

ジェイン・アン・クレンツ「鏡のラビリンス」二見文庫

人気ロマンス作家によるロマンチック・サスペンス。

レオノーラ・ハットンは図書館司書。
亡くなったメレディスの持ち物を整理するために、ウィング・コーヴの町を訪れます。
入江に霧が立ちこめる時には幻想的な雰囲気も漂う~大学を中心にした小さな町でした。
そこへ現れたのは、トーマス・ウォーカーと愛犬レンチ。
そして、トーマスの弟のデイク。
デイクは、その地にあるユーバンクス大学のコンピュータ・サイエンスの教授です。

トーマスは冷たい目をした大柄な男性で、一時メレディスとデートしていたが別れたという。
メレディスは、ベサニー・ウォーカー寄付基金から150万ドルを横領し、管理するデイクに疑いが掛かるようにし向けてあったのです。
トーマスはレオノーラが何か知っているか疑い、調査に協力するように強要してきます。
レオノーラはメレディスとは因縁があり、ただの友達というのではない。金髪の美女メレディスが、男を利用する詐欺師であることは知っていました。
やがて、亡くなったメレディスから、手紙が届く…
「これを読んでるってことは、私は死んだってことね」と。

ユーバンクス大学には、創立者ユーバンクスの自邸だったミラーハウスという由緒ある建物があり、骨董品の鏡と貴重な蔵書でいっぱいでした。
その整理のためという名目で、レオノーラは町に滞在することになります。
アレックス・ローズというやけにハンサムな男がローズに接近してきます。ストレス軽減コンサルタントだというのですが…?

トーマスは投資家ですが、古い家を買って自分の手で改装して売り出すことも半ば趣味でやっていました。
カラフルで居心地の良い家に、トーマスの意外な一面を知るレオノーラ。
工具の扱いが巧みで何でも出来る男性が恋人って、羨ましいかも?

デイクは、1年前に死んだ妻ベサニーが自殺とされたことを信じられず、取り憑かれたように調べ続けていました。
トーマスはどうかわからないと思いつつも、調査には協力し、弟を見守ってきたのです。
身なりもかまわなくなっているデイクが家に入れるのは、他にはヨガ教師のキャシーぐらい。

レオノーラとトーマス、デイクとキャシーという二組のカップルの付き合いが、だんだんと深まる~ロマンスの展開も。
レオノーラを遠くから見守る元気な祖母グロリアの存在も面白い。
グロリアはシニア向けのネット新聞をやっていて、その身の上相談に、キャシーがデイクの気を惹くためにはどうしたらいいか?相談を持ちかけたりするんです。

レオノーラも、やがてベサニーの死にも疑いを抱くようになります。
そして、危険が迫る…?!
骨董品の鏡を巡っては、ホラー&ゴシック的な雰囲気も。
かなり書き込まれているので、軽いロマンスだけを期待すると違うかも。
ミステリ読みには、これぐらいあった方がベターで、面白かったです。
2002年の作品。2005年翻訳発行。

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