フォト

おすすめ本

« 「チョコチップ・クッキーは見ていた」 | トップページ | 炭火焼きしまほっけ定食 »

「絆回廊 新宿鮫Ⅹ」

大沢有昌「絆回廊 新宿鮫Ⅹ」光文社

シリーズ10作目。
確か最初の1冊は読んでいたんですが…
ここまで続いていたのねと読んでみました。
さすがに読みやすく、どんどん展開します。

今回は、恋人の晶がやっているバンドに、麻薬使用の疑いがかかり、晶にも捜査の手が。
警部である鮫島が恋人と知られているのが、悪く作用するかも知れない。
早くも週刊誌記者からの取材依頼もありました。
そういう心配も抱えた中…

出所してきた大男が復讐のために銃を探している、という情報を聞き込みます。
麻薬の売人では古手の露崎を目撃したところ、そういう男がいたと鮫島に協力を申し出たのです。
警官を狙っていると聞いては、放っておけない。
過去の話を聞くため、隠退した暴力団組長を訪ねて、千葉に赴きます。
大男が何者なのかを探るうちに、逆に標的とされる鮫島。
中国に麻薬取引のコネがある暴力団が、何か関わっているらしい。
従来の暴力団とはやり方が違う「金石」という組織の存在も浮かび上がってきます。
組織犯罪対策課からは、触るなと警告されますが…
復讐の相手として狙われていたのは、鮫島を唯一信頼し守ってくれていた上司・桃井課長らしい。
鮫島は、かってない危地に追い込まれ…!?

一匹狼だったという伝説的な男・樫原茂。
刑期が延びて22年にもなったのも、刑務所内でも乱闘があったから。
どうにも破滅型だが、それなりに認める人も慕う人もいました。
新宿の片隅でバーを経営しながら、出所を待ち続けた人間の語りが時々入り、これが印象的です。
逮捕で引き裂かれた妻子とは?
登場人物が一堂に会する緊迫した展開に。
僅かな再会のひととき…

十分読めますが~これまでシリーズを読み続けていない理由もわかりました。
組織犯罪にそれほど興味がないからですね。

2010年からの連載で、2011年6月発行。
著者は1956年名古屋生まれ。79年デビュー。
91年「新宿鮫」で吉川英治文学賞と日本推理作家協会賞を受賞。
94年「無間人形 新宿鮫Ⅳ」で直木賞受賞。

« 「チョコチップ・クッキーは見ていた」 | トップページ | 炭火焼きしまほっけ定食 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「絆回廊 新宿鮫Ⅹ」:

« 「チョコチップ・クッキーは見ていた」 | トップページ | 炭火焼きしまほっけ定食 »

2019年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

カテゴリー

無料ブログはココログ

最近のトラックバック