フォト

おすすめ本

« 9月の花 | トップページ | 「犯罪」 »

「RDG5 学園の一番長い日」

荻原規子「RDG5 レッドデータガール 学園の一番長い日」角川グループパブリッシング

前作に続いて~学園祭の後半。
ぐぐっと話が進みます。

鈴原和泉子は、熊野の神社で育った大人しい女の子。
姫神という超越的な存在が降りるのを抑えるため、長い髪は三つ編みにしています。
東京の高校に来て、新しい経験をし、真響という親友も出来ました。
ただこの高校は、特殊な能力を持つ生徒が集められていて、その中のトップを争って世界遺産をめざすという隠れた戦いがあるのです。

鳳城学園の学園祭。
戦国時代の衣装をつけての大がかりな催しで、準備だけでも大騒動に。
生徒会執行部は黒子の衣装で裏方に回るので、内気な泉水子も気が楽だったのですが。
中等部の女の子達に妙な出来事が起きていて、それで泣き出す子も出て、お姫様役が決まらなかった事情が判明。

他にもどことなく、おかしい気配が…
ホラーハウスで気分が悪くなる子が出たということで、相楽深行と様子を見に行きます。
相楽深行は幼なじみで、泉水子の血筋を守る山伏の家系で、修行をしている身。
泉水子には冷たい態度ですが。
奔放で強力な姫神と、人見知りで不器用な泉水子のギャップに閉口している様子。

泉水子は、ホラーハウス内で本物の幽霊らを見て、「姫」とすがりつかれます。
深行の父・雪政は、泉水子に同情する心があったからだと指摘。

泉水子はいつの間にか、敵?の高柳一条がしかけた術にはまり、好感を抱いて僅かな時間だけれど行動を共にします。
真響と対立する高柳は、泉水子の真の力には気づかないまま、味方に引き入れて利用しようとしたのです。
そのことに気づいてしまい、怒りを止められなくなる泉水子。
ついに自身が姫神だと悟ります。
ところが、真澄にずっと一緒にいて欲しいといわれ…?
深行に渡された携帯が、ここぞというときに活躍。

真響はお姫様役に担ぎ出され、戦いの旗頭に。
八王子城攻めに見立てた合戦ゲームの最中、事件が…?
学園での混乱の中、後輩に頼られるだけのことはある真響の良い面や、意外な限界もわかり、それも面白い。
少しずつ成長し、それぞれ今までとは違う段階から、物を見るんですね。
満足な読み応えでした。

« 9月の花 | トップページ | 「犯罪」 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/145558/55593651

この記事へのトラックバック一覧です: 「RDG5 学園の一番長い日」:

« 9月の花 | トップページ | 「犯罪」 »

2018年7月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

カテゴリー

無料ブログはココログ

最近のトラックバック