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「本日は大安なり」

辻村深月「本日は大安なり」角川書店

結婚式場で、挙式当日に巻き起きる出来事。
NHKでドラマ化されてましたね。

老舗のホテル・アールマティの中にある優雅な結婚式場。
ウェディングプランナーの山井多香子を中心に、つぎつぎに視点を変えて。
見ず知らずの人が4つの式場で互いを見かける様子なども入って、面白く描かれています。

何かと文句の多い不機嫌な花嫁・玲奈。
衣装を3点にすると時間が長くなりすぎるとか、結婚式や披露宴で問題になりがちな点が、具体的に取り上げられています。
調整に四苦八苦する多香子でした。
こういうときに悪いことは重なるもので、連絡ミスがあったりします。
じつは多香子には、玲奈を好きになれない理由があったのだが…
次第に気持ちが変わってくるような。
披露宴の時に、サブライズな演出に。

双子が互いに意識しまくっていたために起きる事件。
姉の鞠香と妹の妃美佳。
姉となった鞠香はしっかりするように期待されて、その通りに育っていきました。
甘やかされながらも陰になりがちな妃美佳は、明るい姉に対して強烈なコンプレックスを持ち、離れて生きようとしていたのです。
いざ結婚という時になって、どうしても自分でなければという人なのか、新郎を試そうと…?

男の子が叔母の結婚を心配して、なんとか中止させようとしたり。
母の妹を「りえちゃん」と呼び、懐いていた真空。
7つ年下でもっさりした彼氏が別な女性といる所を見て、悪い人なのではないかと不安になり…?

はては、とんでもない新郎もあったもので、浮気相手に実は結婚していると言うことも出来ず、当日を迎えてしまい…?!

大騒動がどう落着するか?
式場側の意識の持ち方や、プランナーの腕の見せ所もあり。
プランナー自身の披露宴にまつわる過去が…!
2年後のエピローグがあり、それぞれの未来へのスタートも微笑ましい。

平成23年2月大安の日に、発行されています。
著者は1980年生まれ。2004年メフィスト賞を受賞して、デビュー。
先頃、みごと直木賞を受賞しました!

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