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「小さな貴婦人」

吉行理恵「小さな貴婦人」新潮文庫

芥川賞受賞作品。
当時読んだと思いますが、詳しいことはすっかり忘れたので~
再読してみました。

愛猫の雲を見送ってから、似た感じのぬいぐるみに出会った作者。
趣味的にやっているらしいお店で、見つけたのです。
オーナーが留守の時でしたが、手に入れることに。

オーナーが戻ってきたら、実は飾り物の非売品だったとわかります。
非売品というのは~店主の父が母に送った思い出ある品ということで、これも縁と心地良く認めて貰えました。
ところが、このぬいぐるみを「小さな貴婦人」と名付けて、店に通っては眺めていた人がいたのです。
それも旧知の女性詩人で、ユニークな人だから、言うことがまた面白い。
間の悪い思いをする著者ですが、店の人には「黙って持っていて」と言われます。

猫エッセイ風とも思える内容ですが、溺愛ぶりは前面には出てきません。
この時にはもう天国に行ってしまった雲。
その賢さと存在感は、所々にきらっと。
日常を細やかに描き、関わる人間の不思議なムードとひそやかなユーモアで読ませます。

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