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「ダイイング・アイ」

東野圭吾「ダイイング・アイ」光文社文庫

東野さんの異色作。
交通事故の加害者だった主人公・雨村慎介は、「茗荷」というバーのバーテン。
スピードの出し過ぎで自転車に乗った女性をはね、そこへ来た車に女性が轢かれてしまったのです。
執行猶予付きの判決で、職場に復帰して1年半がたちました。

ところが、ある夜、見知らぬ男に頭を殴られて昏倒。
襲ったのは事故の被害者・岸中美菜絵の夫・玲二だったのです。
頭の骨を折る大怪我でしたが、無事に退院。
慎介は、なぜか交通事故とその前後の記憶だけを、ほとんど失ったことに気づきます。

刑事に、犯人は被害者の夫と聞いて衝撃を受ける慎介。
しかも、被害者の夫は慎介を襲った後に、自室で亡くなっていたという。
気になって、当時のことを知る人に話を聞こうとすると、何故か妙な動きが‥
岸中の家の前まで行ってみると、会社の同僚が持ってきた私物を、友達と勘違いして渡されてしまいます。
マネキン作りが仕事だった岸中のデザイン帖には、亡き妻に似せたマネキンが‥

バーをふらりと訪れた黒い服の魅力的な女性。
慎介は一目で惹かれましたが‥
瑠璃子と名乗った女性のその正体は、まさか…
どこか見覚えのある顔立ち。
岸中の作った美菜絵なのか?

二転三転するスリルと、東野さんならではの読みやすさ。
最初に平和に暮らしていた女性の視点から、轢かれる恐怖が描かれ、さらにその波紋がどんどん広がっていく。
一瞬の不注意が大惨事を招く~交通事故の恐ろしさも考えさせます。

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